
港区三田3-4-14 (携帯地図)
Tel:03-5440-5565
予算:715円〜1000円(昼)
味 :★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★☆
暇はあるけれどお金のない学生時代、カレーの食べ歩きは財政をひっ迫させる原因の一つになった。例えばインド料理店に顔を出せば、ランチでだいたい1000円くらい。交通費までかかった時には「痛すぎる…」と思ったものだ。
そんな時代、よく顔を出していた大学への通学路に彗星のごとくジンナー三田店が誕生した。ランチが680円から、タンドリー・チキンを含む一番リッチなメニューで950円(ともに税抜き)という料金は、僕を通わせるのに十分な力を持っていた。
野暮用で懐かしの界隈に顔を出したら、ジンナー三田店が健在だった。小さなビルの狭い2階という立地も、ぎゅぎゅう詰めにお客さんを押し込んだ店内も昔と同じ。ちょっと感激した。
席を確保してメニューを見ると、料金もほぼ同じじゃないの。いちおうお金を稼いでいる今ならリッチなメニューでも大丈夫だけれど、お腹の調子が悪い。自重して2種類のカレーが付くBランチ(820円)を選んだ。
やってきたターリーも昔の記憶とあまり変わらない。懐かしさを覚えつつ、料理を頬張った。
カレーは野菜、チキンの2種類。ともにスパイス感は控えめで、むしろほのかに甘みを感じる。誰もが安心して食べられる穏やかな味と言える。もう少しスパイシーの方がいいと思うけれど、そこは値段相応といったところかな。
ナンの焼き具合はソツがない。「少し小麦粉をけちっていて薄目かなぁ」と思うけれど、気軽にランチに赴きたいと考えるお客さんにとっては、これくらいの軽さの方がむしろよさそう。ギー(澄ましバター)をたっぷり塗った厚手のナンをお昼に食べたりすると、仕事に差し支えるもんね。
コスト・パフォーマンスの高いインドカレー店という点は、昔と全く変わりなかった。三田界隈も少しは学生向けのお店ができたけれど、頑張って学生が通える値段のままで営業し続けていってほしいな。
ちなみに、コメント欄でUSHIZOさんが指摘してくださったとおり、新宿に支店がある。ディナー・タイムのお値段もリーズナブルだ。
2006年8月6日追記:
当初「北インド」に分類していたけれど、店名からするとパキスタン料理の可能性があると思っていた。ゆさんがコメント欄に情報を寄せてくださったため、「パキスタン」に分類し直します。
本郷や高田馬場と比較してしまいますが、学生向けのカレーの有名店がほとんどないのが不思議です。
先日、ジンナーの側を赤羽根橋方面に歩いてみましたが、交番の少し手前に「N&S」とう国道沿いにカレーの看板を出している路地裏の喫茶店を発見したのみでした。
もう少し行くと、逆側にショナルバングラですよね〜。
追記前のコメント食い付きですみません。
私は新宿店に訪問しましたが、夜の新宿では非常に良心的な
価格だと思いました。
ボンベイの至近距離でも何年もやっていけてるのは
コストパフォーマンスの高さの賜物でしょう。
ここのフィッシュティッカは大好きです。
久しぶりにまた行きたくなりましたよ。
それでは、失礼しました。
三田界隈は、確かにカレー店少ないですね。
山食のカレーがインパクト強すぎるのでしょうか。
おや、藤沢にもお店があるのですか。存じませんでした〜。
>masayaさん
確かに少ないですね。授業の合間にカレーを食べようなどと考える学生さんが少ないんですかね。ラーメン屋さんは超有名店が近くにあるのに…
喫茶店の存在、知りませんでした。情報ありがとうございます。
>USHIZOさん
新宿にできてからもう数年経つのですか。それも知りませんでした…。新宿店もやっぱりリーズナブルなんですね。
>ゆいちろうさん
山食!!
あの存在感は圧倒的ですね〜。しかし、あの「男のカレー」とは別のラインアップが育ってもいいのに、あまり育ちませんねえ。
ゆいちろうさんは、あの界隈でカレー食べたくなったらどうしてました?
外出先でおいしいカレーにありつきたいと思った時、たあぼうさんのブログにお世話になっています、よろしくお願いします。
情報ありがとうございます。パキスタンに分類し直させていただきました。