2006年07月28日

おすすめその391 バロッサ(向原・東池袋)

カレーセット(ライス・サラダ付)BAROSSA(バロッサ)

豊島区東池袋2-39-15携帯地図

Tel:03-5979-1505

予算:1000円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


オーストラリアワインを数多くそろえたレストラン。ワインとイタリアンなどの洋食を楽しむお店なのに、なぜかメニューに数種類のカレーを用意している。それもなかなかの自信作らしい。入口付近で大々的に宣伝しているほどだ。

さて、入口は洗練された雰囲気が漂うけれど、臆せずに中に入ってみよう。ご近所にお住まいと思われるご家族連れ――品は良さそう――がなごやかに楽しんでいる様子がうかがえ、すぐ気が楽になれる。

カレーはサラダと一緒になったセット(1000円)形式でやっている。本来は4種類あるらしい。ただし、僕が訪れたときは良質の肉が確保できないとの理由で1種類が中止。残る3種から、白身魚と野菜のカレーを選んだ。

ディナータイムにカレーだけでは申し訳ない気がしたので、「ミネストローネ」(580円)を先にいただいた。酸味が控えめながら、旨みは十分すぎるほど。しかも具だくさんなのが嬉しい。

僕がミネストローネを食べ終わる頃を見計らうように、カレーがやってきた。う、安物カメラでは撮影が難しいぞ。照明を落とした店内のため、カメラのISO感度を最高値の400に上げても、シャッター速度が1.3秒…。手ぶれを起こさず撮影できないことに落胆したものの、気を取り直していただきます。

不思議なカレーだこと。

ライスにあっという間に染み込んでいくサラサラのカレー・ソース。表面にはスパイスを含んだ赤い油が浮いている。これを口に含むとココナッツの香りがふわっと広がる。一連の特徴はタイカレーに似ているような。でも、純然たるタイカレーとは明らかに違う。お店独自の味なんだよなあ。

具は、下ごしらえを施した白身魚のほか、ジャガイモやパプリカ、オクラなど。それぞれ、カレーの味が染み込み、素材そのものの味とほどよいところでバランスが取れていた。

ディナータイムでこれを1000円で味わえるのは、なかなかお得と言っていいはず。ご近所の方が通う気分もよくわかるレストランだった。

最寄り駅は都電の向原とやや不便。池袋方面からであれば、春日通りの東池袋3丁目の交差点を通過。次の信号の手前、電気保安協会のビル付近で左の路地に入ると見つかる。

「探せば良いお店がいろいろあるもので」と、通ぶってみたくなる場所だ。でも正直に告白すると、小野員裕さんの「カレー放浪記」を読むまで存じませんでした、はい。

posted by たあぼう at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 豊島区(池袋)
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