Rojak(ロジャック)
港区六本木6-10-1 (携帯地図)
Tel:03-3409-6764
予算:1200円(昼)、
ひと通り飲み食いして4000円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★☆(トマト)〜★★★☆(海老)
量 :★★☆
オサレ家具ショップ「IDEE」が運営するオーガニック・エスニック料理店。アジア系家具を扱うIDEE Pacificの地下にあって、いかにも隠れ家っぽい雰囲気を演出している。こういう露骨な隠れ家っぽさ(なんか矛盾している)はあまり好きではないけれど、それでもここのカレーが僕は好きだ。
開店時刻の12時に早速お店の中へ入る。木を主体とした家具に温かく電球色の光が照らしている。壁の近くには南洋をイメージした植物が飾ってある。うーん、オサレ家具を扱うお店だけあってカッコいい。何年か前からあまりレイアウトを変えていないけれど、いっこうに古びた印象を受けない。
さて、カレーである。ランチタイムはターリー(定食)形式(1200円)を採用していて、2種類のカレーが楽しめる。今日は「アンチョビトマトカレー」と「海老のココナッツグリーンカレー」とのこと。アンチョビ…なかなか面白そうだ。また、ライス、タイ米のターメリック・ライス、ピタパンから選べる。珍しいだろうとピタパンにしてみた。
ここは注文してから出てくるまで結構時間がかかる。待ち時間に周りのお客さんたちを観察する。えーと、近所のアパレル系店員とおぼしきキレイなお姉さんたちに、いかにもお金を持っていそうなご夫婦。それと、髪の毛がつんつん立っていて、目のためには使わないメガネを頭の上に身に付けている野郎ども――。
ありゃ、サラリーマンっぽい僕が完全に浮いている。
少し居心地の悪い思いをしていたら、カレーがやってきた。相変わらずきれいな盛り付けだ。でも、カッコだけでないからいいんだよね、ここは。
まずアンチョビトマトカレーから。これはインドのトマトを使った野菜カレーを基本にしつつ、イタリア料理のようなアレンジを加えてあるもの。アンチョビとトマトはさすが相性がいい。でも、時折ホールのブラック・カルダモンが口の中に一緒に入ってきて、鮮烈な香りが広がると、「あーインドカレーだ」という気分になる。不思議な感覚だ。
次に、海老のココナッツグリーンカレー。これはココナッツの甘みと青唐辛子の強烈な辛さをよいバランスでまとめたタイ風カレーだ。食べ進むほど青唐辛子の辛さが舌に蓄積されていくけれど、ほどほどの量で抑えてあるので食べやすい。日本人の好みが別れるというか、僕が苦手な香りもなくてありがたい。もっとも、生のパクチー(コリアンダー)の香りが苦手なあなたは注意が必要だろう。
食後のジャスミン・ティーも美味しくて、今日も満足満足。あ、でもピタパンは評価が分かれるかなぁ。ピタパンの中にカレーを詰め込んで食べることに慣れていないせいか、どうも上手に食べられなかった。
なお、店内はこんな感じ。