目黒区八雲1-7-19 (携帯地図)
Tel:03-3723-7342
予算:900円〜1200円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
都立大学駅の周辺は、10分も歩けば閑静な住宅街が広がる。さらに歩くと自由が丘や学芸大学に出てしまうし、食べ歩き探検にはあまり適していない。貴重な存在と言えるのが目黒通りを渡った先の商店街にある喫茶店、ドンキーだ。入口には炭火焼きコーヒーとカレーをうたう幟が立っている。
中に入ると、「いらっしゃいませ」と細身のおばさまから声がかかった。このおばさまの趣味なのかな、カウンターの向こうには陶器のフランス人形?が見える。ハイソで落ち着いた街だけあって品の良い喫茶店らしいね。
おばさん2人組と「先生」と呼ばれるおじいさんが先客でいらした。話しぶりからして、みなご近所かつ常連の方らしい。メニューにはなさそうな家庭的な和食を食べていらっしゃる。怪訝(けげん)な表情が出てしまったのか、細身のおばさまが僕に言う。「いつも来ていただいているから、飽きないようにメニューにない料理を出しているの」。なるほど。
さて、常連ではない僕は「野菜カレー」(900円)を注文しよう。おばさまは目の前で野菜を切りそろえ、お湯を張った鍋に入れて火をかける。頃合いのよいところで、これらの野菜と準備してあったカレールーとをからめていく。
それから数分後、ライスや千切りキャベツ、福神漬けとともに大きなお皿に盛りつけが終わると、僕の目の前にやってきた。お味やいかに。
見た目どおり家庭的なカレーだなあ。安心して食べられる。
カレー・ソースは割と最近の時流に沿っていると思う。ハウス「こくまろカレー」に似た雰囲気のしっかりとしたコクがあり、軽い酸味がアクセントになっている。辛さは中辛かな。
割と特徴的なのは具。野菜が割と大きめにカットしてあって、特に玉ねぎの大きさが目に付く。そのほかの野菜は大根、ニンジン、サツマイモ、ジャガイモ、レンコン。サツマイモやレンコンは少し珍しいかな? カレーと一緒に煮込む時間が短いため、各食材の食感をそのまま楽しめる。
家庭的と言えば、一緒に付いてくるお味噌汁もそう。塩分、味付けが控えめなため、外食っぽさを感じない。常連さんたちもなごやかな方々のようだし、この界隈で一人暮らししていたら、家庭の味に飢えた時に通いたくなるかも。
(…常連さんたちが近くでたばこを吸わなければ、なおいいんだけどなぁ)
ネットサーフィンしていたら、こちらに辿り着きました。カレー情報満載ですね〜。私もエスニック系のカレー大好きです!またちょこちょこ遊びに来させて頂きます。
P.S.私のサイトにリンクさせて頂いても宜しいでしょうか?
はじめまして。りんりんさんが行かれたシターラをはじめ、いろいろなお店を巡らせていただいております。
リンクはご自由に。トラックバックもお気軽にどうぞ〜。
今後ともよろしくです。
ゆきさん。
辛さの休憩に、といったかんじ♪
情報のフォローありがとうございます。ミックスカレーもよいですか。また都立大学を訪れるときには試してみたいです〜。
陶器のフランス人形は、ドンキー常連だった都立大学の卒業生達からの卒業記念の数々なんですよ。30年以上愛されつづけるお店の証ですね。。。
裏メニューのカレーピラフやカレーうどんも美味しいですよ。
陶器のフランス人形の秘密を明かしてくださり、ありがとうございます。都立大の卒業生からの記念品ですか。いいお話をうかがえました。
裏メニューのご紹介共々、感謝感謝です。
翠月さんに続き、昔からの雰囲気がよく分かる貴重なコメントありがとうございます。織田哲郎さんも通っていたとは、しかも高校生で。高校の時分はまだはな垂れ小僧だった僕とは全く違う世界ですね(苦笑)
思い出の地、ぜひ訪れてみてください。