2006年10月27日

おすすめその424 ドンキー(都立大学)

野菜カレーDONKEY(喫茶ドンキー)

目黒区八雲1-7-19携帯地図

Tel:03-3723-7342

予算:900円〜1200円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


都立大学駅の周辺は、10分も歩けば閑静な住宅街が広がる。さらに歩くと自由が丘や学芸大学に出てしまうし、食べ歩き探検にはあまり適していない。貴重な存在と言えるのが目黒通りを渡った先の商店街にある喫茶店、ドンキーだ。入口には炭火焼きコーヒーとカレーをうたう幟が立っている。

中に入ると、「いらっしゃいませ」と細身のおばさまから声がかかった。このおばさまの趣味なのかな、カウンターの向こうには陶器のフランス人形?が見える。ハイソで落ち着いた街だけあって品の良い喫茶店らしいね。

おばさん2人組と「先生」と呼ばれるおじいさんが先客でいらした。話しぶりからして、みなご近所かつ常連の方らしい。メニューにはなさそうな家庭的な和食を食べていらっしゃる。怪訝(けげん)な表情が出てしまったのか、細身のおばさまが僕に言う。「いつも来ていただいているから、飽きないようにメニューにない料理を出しているの」。なるほど。

さて、常連ではない僕は「野菜カレー」(900円)を注文しよう。おばさまは目の前で野菜を切りそろえ、お湯を張った鍋に入れて火をかける。頃合いのよいところで、これらの野菜と準備してあったカレールーとをからめていく。

それから数分後、ライスや千切りキャベツ、福神漬けとともに大きなお皿に盛りつけが終わると、僕の目の前にやってきた。お味やいかに。

見た目どおり家庭的なカレーだなあ。安心して食べられる。

カレー・ソースは割と最近の時流に沿っていると思う。ハウス「こくまろカレー」に似た雰囲気のしっかりとしたコクがあり、軽い酸味がアクセントになっている。辛さは中辛かな。

割と特徴的なのは具。野菜が割と大きめにカットしてあって、特に玉ねぎの大きさが目に付く。そのほかの野菜は大根、ニンジン、サツマイモ、ジャガイモ、レンコン。サツマイモやレンコンは少し珍しいかな? カレーと一緒に煮込む時間が短いため、各食材の食感をそのまま楽しめる。

家庭的と言えば、一緒に付いてくるお味噌汁もそう。塩分、味付けが控えめなため、外食っぽさを感じない。常連さんたちもなごやかな方々のようだし、この界隈で一人暮らししていたら、家庭の味に飢えた時に通いたくなるかも。

(…常連さんたちが近くでたばこを吸わなければ、なおいいんだけどなぁ)

posted by たあぼう at 23:15 | Comment(11) | TrackBack(1) | 目黒区
この記事へのコメント
たあぼうさん、はじめまして!
ネットサーフィンしていたら、こちらに辿り着きました。カレー情報満載ですね〜。私もエスニック系のカレー大好きです!またちょこちょこ遊びに来させて頂きます。
P.S.私のサイトにリンクさせて頂いても宜しいでしょうか?
Posted by りんりん at 2006年10月28日 01:50
りんりんさん

はじめまして。りんりんさんが行かれたシターラをはじめ、いろいろなお店を巡らせていただいております。

リンクはご自由に。トラックバックもお気軽にどうぞ〜。

今後ともよろしくです。
Posted by たあぼう at 2006年10月28日 22:49
さつまいもは、あわないっしょwww
Posted by yukihana at 2006年11月29日 06:53
それが、意外や意外、めちゃくちゃおいしいんですよ
ゆきさん。

辛さの休憩に、といったかんじ♪
Posted by ともひこ at 2006年11月29日 06:56
野菜に肉と生タマゴを入れたミックスカレーもなかなかいいと思います。ほかにドンキー風オムライス等もお薦めです。
Posted by カレー好き男 at 2007年01月05日 20:40
カレー好き男さん

情報のフォローありがとうございます。ミックスカレーもよいですか。また都立大学を訪れるときには試してみたいです〜。
Posted by たあぼう at 2007年01月06日 13:08
たあぼうさんへ

 陶器のフランス人形は、ドンキー常連だった都立大学の卒業生達からの卒業記念の数々なんですよ。30年以上愛されつづけるお店の証ですね。。。
 裏メニューのカレーピラフやカレーうどんも美味しいですよ。
Posted by 翠月 at 2007年01月09日 21:34
翠月さん

陶器のフランス人形の秘密を明かしてくださり、ありがとうございます。都立大の卒業生からの記念品ですか。いいお話をうかがえました。

裏メニューのご紹介共々、感謝感謝です。
Posted by たあぼう at 2007年01月10日 01:26
このブログを読んで懐かしさでいっぱいになりました。私はドンキーができた当時、大学一年でしょっちゅう入り浸っていました。仕事に就いてから千葉の方に引越してしまい、都立大まで出向くこともなくなりましたが、いまだ健在とは驚きました。当時は現ミュージシャンの小田哲郎氏も高校生ながら時々来店していました。今度時間がとれたら四半世紀ぶりに訪問しょうかと思っています。
Posted by ハッシー at 2007年01月19日 16:04
小田哲郎は間違いで織田哲郎でした。すいません!
Posted by ハッシー at 2007年01月19日 16:08
ハッシーさん

翠月さんに続き、昔からの雰囲気がよく分かる貴重なコメントありがとうございます。織田哲郎さんも通っていたとは、しかも高校生で。高校の時分はまだはな垂れ小僧だった僕とは全く違う世界ですね(苦笑)

思い出の地、ぜひ訪れてみてください。
Posted by たあぼう at 2007年01月20日 11:09
コメントを書く
お名前:

メールアドレス(記入してもWeb上には表示しません):

WebサイトのURL:

コメント(必ず入力してください):

※半角英数字だけのコメントは投稿できません。

この記事へのトラックバック

カレーを初めて見た人達
Excerpt: 現在「カリー」と呼ばれる料理にヨーロッパ人が初めて出会ったのは16世紀の終わりか
Weblog: 食べてみたらおいしかった
Tracked: 2006-10-28 23:29

「こむぞう」に紹介していただきましたデザイン協力:マイクロフィッシュMapFan