千代田区神田須田町1-13 (携帯地図)
Tel:03-3251-1556
予算:900円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
「やぶそば」と双璧をなす神田の有名なおそば屋さんである。トプカ淡路町本店の並びにあって、歴史を感じさせるに十分な和風建築のたたずまいなのですぐ分かるはず。千代田区の「景観まちづくり重要物件」にも指定されており、観光客が多く訪れる。
午後4時前という中途半端な時間に訪れたにもかかわらず、外観と同様に年季の入った店内はなかなかの賑わいを見せていた。やっぱり観光客が多いからだろう。かろうじて空いていた隅っこの座席に案内してもらった。
席に着くと早速、「カレー南蛮」(900円)をおそばで注文した。あ、もしあなたが江戸っ子を気取るなら、僕のような注文の仕方はもってのほかだ。まずは板わさと日本酒を頼まないとね。実際、後から訪れて僕と相席になったご夫婦はそうしていた。野暮ですみません(-_-;)
ほどなくして、お店のおばさまが店の奧からカレー南蛮を持ってこちらに向かってきた。楽しみ楽しみ。
まずはつゆを一口。うん、いかにも江戸風らしいやや濃いめの味付けにカレー風味が程良く折り重なっている。とろみは少し軽め、辛さは適度という印象を受けた。ただ、まつやの主要顧客が年輩層にはやや辛めなのかな。
すべて手打ちというおそばは、つなぎには鶏卵を使っているそうだ。クセが少なく、そばつゆの味をより楽しむタイプと言えるかも。そばならではの味を楽しみたいという方には少し不満が残るかもしれない。主な具は鶏肉とねぎ。オーソドックスで安心して食べられる。
そうそう、食後にはぜひ、そば湯を足してそばつゆを飲みたい。カレー風味がなかなか乙なもんだと思えるはず。
でもカレー好きでお蕎麦好きなので、つい同じような頼み方をしてしまいます。
お蕎麦屋さんのカレーも意外と奥が深いと最近思っています。
おや、粋な雰囲気が似合うMIYOSHIさんもですか。ちょっと意外ですが、でも安心もしました(笑) 形式にこだわらない方が楽しめますもんね。
おそば屋さんのカレー、奥が深いですよね。まだまだカレー好きが知らない味がいっぱいあるのでは? と思わずにいられません。