中央区銀座3-5-16 (携帯地図)
Tel:03-3563-3206
予算:900円くらい〜1365円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★☆
戦後間もないころのプロ野球界に、「猛牛」というニックネームでならした好打者がいた。巨人の千葉茂さんである。千葉さんは行きつけの洋品店で用事を済ませると、近くの洋食屋のスイスによく立ち寄った。
彼がくだんの洋食屋でよく注文したメニューは、カレーとカツレツ。それぞれをいっぺんに平らげていた。しかしある日、時間の余裕がなかった千葉さんはこんな注文を出した。「カツにカレーをかけてくれ!」
こうしてスイスの名物「千葉さんのカツレツカレー」(1365円)が誕生した。今ではカツレツカレーのほかにも、「元祖カツカレー」などさまざまなバリエーションがある。でもやっぱり、考案者に敬意を表してカツレツカレーを注文するとしよう。
注文を終えたら、壁に貼ってある泉麻人氏のコラムでも読みながら待とう。銀座でそれなりの歴史を持った洋食屋さんだけど、雰囲気はいたって庶民的なので、僕でも安心して待っていられる。
おっと、カツレツカレーが到着だ。一枚のプレートに大きなカツが載っている。食べ応えがありそうだ。
ますは濃い焦茶色のカレー・ソースから味わってみよう。うん、年代物の味と言ったらいいかな。スパイス感が控えめで、軽く苦みを感じさせる。この味付けは京橋モルチェのカレーとも似ている。歴史のある洋食屋さんが昔の流行を受け継いできたということかな?
たっぷり盛りつけられたライス、カツレツのどちらとも違和感なく馴染む。このあたりはよく計算してあるのだろう。
一方、カツレツはカリッと仕上がった衣の中にいる、お肉が素晴らしい。正に肉厚という言葉がぴったりで、しかも柔らかい。元祖カツカレーなどの他のメニューよりも上質のお肉を使っているそうだ。
さすがはプロ野球のスター選手が食べるメニューだっただけあり、ボリュームもたっぷり。おかげで体重が心配になってくるのが難点かな。
「昔ながらの洋食を売りにしてる店は、要は向上心がなくろくな店がない」
というのが私の勝手な持論ですが、この店はそれを地でいってます。
味は作りたての盆カレーみたいで正直美味しくないし、高い割りに量も質も駄目でコスパ最悪、中年女性の店員は座ったまま勘定して礼も言わないし、私にとっては「超駄店」としかいいようがないです。
あのちょっとぼってる価格に「サービス料」が含まれてるとしたら、それは、「債務不履行」というものです。
食ってる途中で少し休んでたら、勝手に片されたこともあります。
それなりに高い金取って、少しもゆっくりさせずに回転率上げようという本末転倒
マスコミ操作だけは上手ですけどね
カツカレーの元祖は、戦前から浅草の河金で出してます。
その点でも看板に偽りありです。
厳しいご意見ですね。
味や量は人それぞれの考え方がありますので何とも言えません。
接客については少なくとも私は同じような目に遭っていません。ちょっとした仕事をこなす必要があったために長居しましたが、特におとがめはなく、水を2度ほどつぎ足してもいただきました。
まあ、よっぽど私の運が良かったのかもしれませんが。
看板に偽りありとのことですが、少なくとも現在は、カツカレーを東京で初めて作ったとはお店側も主張していないようです。「千葉さん考案」と触れ込んでいるぶんには、そこまで厳しく追及しなくともいいように私は思います。
どうしてもお店側に改善を求められるのでしたら、私の個人ブログなどに書き込むより、直接お店に注文を付けるか、もっと大手のメディアやサイトを利用された方が適切です。
最後に。できれば、今後はお店を気に入っている方も拙ブログを読んでくださっている可能性があることを心に留めて、書き込んでくだされば幸いです。
至らないところが多いことは自覚しています。それでも、できるだけ多くの方に楽しんでもらえるサイトにしたいと考えています。そのためにも、コメントがきっかけでサイトの雰囲気が悪くなるようなことは避けたいのです。
「グリル・スイス」は、やっぱり「グリル・スイス」ですよね。
老舗の洋食屋さんって、時々?な体験はありますが、長期に亘り営業しているって事だけでも、素晴らしい事だと思います。(飲食店を長く続けるのって、凄く大変ですから。)
子供の頃、お出掛けで行った、「洋食屋」サンに入るドキドキ感。そしてそこで食べた、カレーやオムライスの味わい。
ノスタルジーかもしれませんが、カレー(カツカレー)の魅力には、そんな側面がきっと有ると思います。
だから、この歳になって、はまっちゃってるんでしょうけど。。。
そうですね。子供の時代に味わった、懐かしのカレーライス。それを少し良い素材で再現してくれる洋食屋さん。そんな風に思いながら味わいたいお店ですよね。
渋谷のムルギーみたいな黒くて、ドロリとしてないのが特徴ですね。
千葉茂の方が肉が上質でしたか、
ケチって元祖にしたのですが、まあいっかw
はい、昔はこんなだったのかな?と想像を膨らませるのにいいですよね。
カツとカツレツについては、元祖と名乗っているのが紛らわしいかもしれませんねえ。
当時のカレーは、ライスとグラタン皿にカレーソースのみ。現在のように黒くなく茶色で、スパイスとにんにくが利いた他所に無い美味しいものでしたが、若し「グリル・スイス」が昔の
「スイス」なら、あの味を復活して欲しいと思います。
今の味覚に慣れた若い人に食べさせたいとおもうから。
念のため次回東京へ行ったら「グリル・スイス」へ寄ってみます。
の「スイス」なら、当時のカレーを復活して欲しい。 あのカレーは他所に無い独特のものでした。今は何処も似たり寄ったりで惹かれるものが無い。 昔の味をを知って居る者は
キット喜ぶ筈です。
コメントありがとうございます。当時を存じ上げませんが、グリルスイスは以前、風月堂の近くの銀座六丁目に構えていたそうですね。
「千葉さんの〜」ではなく「元祖カツカレー」であれば、また少し違うカレーソースなのかもしれません。ぜひ、ご訪問されてご確認くださればと思います。