台東区蔵前2-2-6 (携帯地図)
Tel:03-3863-5150
予算:1090円〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★
カレーが美味しいだけなら、ここを凌ぐところを挙げられるだろう。それでもここBLISSはかなりよいお店だと思う。これほど開放感があって、なかなかのカレーが食べられるお店には、めったに出会わないから。
もう少し詳しく説明すると、BLISSはインド料理主体のダイニング・バーという少し変わった業態のお店。ただし、店の内外ともインド料理店の雰囲気を微塵(みじん)も感じさせない。特に店内は白を基調とした明るい内装で天井も高く、どちらかと言えば海岸沿いのオシャレなお店といった風情だ。
それもそのはず、お店のオーナーさんはサーフ・ショップも営んでいらしているそう。そのセンスを随所に生かしているようだ。ほかの店員さんたちもみな明るくはきはきとしていていて、晴れ渡ったビーチにいるかのような眩しさを感じた。
とは言え、料理が今ひとつだったら魅力も半減してしまうところ。でもその心配は杞憂だった。少なくとも、最近のおすすめメニューとして掲げる「ヘルシースープカリー」(880円)と「サフランライス」(400円)を注文した限りでは。
燦々と輝くサフランライスをスプーンですくい、スープに浸して食べてみた。なかなか良いできばえだ。
骨付きチキンが真っ先に目に付くところは、札幌スープカレーを意識していることがうかがえる。でも味付けはインド料理を巧みに取り入れているようだ。その味わいは、インド料理店で時折見かける野菜スープに近い。唐辛子の辛さはほどほどに抑え、胡椒によるスパイス感を強調している。
サフランライスの上品さにも触れておきたい。インド料理よりもむしろスペイン料理のパエリアを思い起こさせるようなタイプなのだった。
今回はインド料理らしい料理は頼まなかったけれど、スープカレーがこの味なら期待してよさそう。その雰囲気とは裏腹に、意外な本格ぶりを実現できているわけは、東京東部のカレー、エスニック情報で群を抜く「毎日カレーとタイ料理」のエスニカンさんが明らかにしてくださっている。オーナーのお姉さんが西荻窪と神保町に店を構えるガネーシャガルを運営。そのノウハウを仕込んでいるんだそうだ。
もちろん、この界隈では少し珍しいオシャレなバーとして利用しても、なかなかよさそう。珍しいお酒があるかは分からないけれど、アイラ・モルトの定番である「ボウモア」あたりまではそろっていた。
ご紹介ありがとうございます。
「ブリス」さんは見かけは、「大丈夫かなぁ?」実食後は「ツボを知ってらっしゃる〜」ですね。
たあぼうさんとは接点がありそうで、好きなシャンルや味わいが異なるせいか(※辛党です)、ありませんでした。これを機会によろしくお願いいたいます。
そして「500」「1000」の金字塔(※死語?)に向けて頑張って下さい。陰ながら応援しております。
コメントありがとうございます。エスニカンさんのブログには以前からROMとして参加していましたが、ようやくやり取りができました。感激です〜。
そうですね。僕は辛さに弱いし、タイ料理の造詣が浅いし、縄張りが山手線の西側といった感じで、接点が意外となかったんですよね。おかげでエスニカンさんのブログで勉強させていただいてました。
ともあれ接点を得られたBLISSには感謝しないとですね(笑)
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
〉辛さに弱いし、タイ料理の造詣が〜
いえいえ、「カレー」は辛くても、辛くなくても「カレー」。別の視点で同じ店を見るのも楽しいものです。
タイ料理はあまりにも現地と違うものが多くて、なんだかくやしかったり、さびしかったり〜。ちょっと深みにハマったようです。
それと確か(※記憶が違っていたらごめんなさい)、きっかけはシンガのインド人街でしたよね?。私もまったく同じなんですよ。「バナナリーフアポロ」!から、今の私が始まった次第です。
よくごらんいただいていますね、ありがとうございます。
そもそものきっかけは別なんですが、シンガポールはカレー駆け出しの頃に初めて訪れた外国。その後のカレー生活に多大な影響がありました。
エスニカンさん同様、バナナリーフアポロのミールスを食べました。当時はミールスだという意識もなかったなぁ。
意外なところで共通点がありますね〜。
昨日ランチで久々に行ってきました。
相変わらずのにぎわい。女性に混じって、意外にご年配も多いのが店の概観のギャップでしょうか。
オーナーさんがいらしたので、たあぼうさんのご紹介の話をしましたら「ありがたかったです」と、とても感謝しておりました。
ご報告までに〜。
若い女性だけでなく、幅広い年齢層に受け入れられているんですか。接客姿勢など、見た目以外の部分が高く評価されているんでしょうね。
やや、ご紹介いただいてしまうとは。ありがとうございます。ちょっと恥ずかしいです(汗)