中央区京橋3-9-9 (携帯地図)
Tel:03-3567-6767
予算:900円〜1500円くらい
味 :★★★☆
辛さ:★★☆(焼きチーズカレー)
量 :★★★
ここは、本当はカレーが出ない夜にこそ訪れるべき場所だと思う。お店のご主人がその気になると、100年物など秘蔵のレコードを聞かせてくれるからだ。それも大正末期のプレーヤーや、50年物の米アルテック・ランシング製スピーカーで。音色を聞けば、誇張抜きで1950年以前の世界が目の前に現れたように感じる。
そんなオーディオ好きを惹きつけてやまないであろう場所が、ランチタイムには可愛らしい名前のカレー屋さんとなっている。メディアこそCDになってしまうけれど、BGMはやはりアルテックのスピーカーが奏でてくれる。
さて、メニューを見るといずれも欧風カレーらしい。僕は「焼きチーズカレー」(1300円)を注文した。説明文によると、20種類のスパイスを混ぜ合わせているんだそうで。辛さは中辛にしておいた。
焼きカレーは時間が掛かるけれど、アルテックの特徴である伸びやかな中域の音色に聞き惚れていればあっという間。ほら、アツアツの証拠である音を立てている焼きカレーがもう目の前にやってきた。
きれいにお焦げができたチーズの表面をスプーンで割り、一口食べてみた。
おや、意外とさっぱりしている。
見た目に濃厚な焼きカレーなので、濃厚な味を想像しつつ口に入れてみたのだけど、良い意味で裏切られたな。スパイスも突出しないように配合しているらしく、とがったところがない。全体に上品な仕上げ方と言える。
チーズの香ばしさをアクセントにしつつ、すいすいと食べ進める。主な具は牛肉で、ほかにナスも目に付いた。
安心して食べられた半面、味のメリハリが少なく感じる人もいるだろうな。通好みのカレーかもしれない。
最後に。このお店はマイミクさんにご紹介いただきました。ありがとうございます。
すごく独特の雰囲気のお店ですよね。
ご紹介、ありがとうございました。またお礼のコメントがなかなか書けずにすみませんでした。
いやあ、あの音色には痺れました。10万円そこそこで購入したプレーヤーやアンプで聴くのが悲しくなってきましたよ(^_^;)