(シャヒダワット)
千代田区神田錦町2-2-11 (携帯地図)
Tel:03-3293-5897
予算:2000円くらい〜(夜)
味 :★★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★〜
今回はカレーの代わりに壺焼きのビリヤニ(インド風炊き込みご飯)の写真から紹介してみようかな。東京電機大の神田キャンパスの近くにあるインド料理店、シャヒダワットのものだ。店名は「宮廷のパーティー」を表すそう。
ビリヤニを前面に出したのは、貴重なメニューだから。日本では北インドの宮廷料理っぽいメニューをそろえるインド料理店が多い割に、ビリヤニはあまり見かけない。あっても「ターメリック・ライスをささっとカレー味で仕上げました」的な料理だったりする。これはこれで好きなんだけど(^_^;)
シャヒダワットのビリヤニは、調理時間に40分かける本格的なもの。長粒米と正真正銘のサフランをぜいたくに使い、専用の壺で調理してくれるんである。だから、お店の席に付いたら真っ先に注文しよう。それからアラカルトを選び、じっくり待つわけだ。
ということで、友人と訪れた僕は、「骨付きチキンのビリヤニ」(2000円)を注文した。それから、ジャガイモのタンドール焼きなど3品と、「プラウン・タワ・マサラ」(トマト・ベースのエビのカレー、1400円)、それにナン(400円)を1枚頼んだ。
これまた他店ではなかなか見かけないアラカルトの品々を十分に堪能した後に、お待ちかねのビリヤニとカレー、ナンがやってきた。いただく前からおいしいだろうことは分かっているけれど、さてさて。うん、ビリヤニもカレーも期待どおり、あるいはそれ以上のおいしさだ。
ビリヤニをいただくと、カレー的な味・香りとともに、実に品の良いサフランの香りが広がっていく。ライスの適度なパラパラ感と味付けにも、うっとりしてしまう。
一方のエビのカレーは、宮廷料理らしくクリーミーなタイプ。トマト・ベースの酸味とココナッツの香りを巧みに利かせている。おかげで濃厚にもかかわらず、くどさを感じずに済むわけだ。
アラカルト、ビリヤニ、カレーのどれを取っても太鼓判を押していいお店だと思う。シェフがネパール出身のため、モモ(ネパール餃子)などのネパール料理もいくつかあった。今度来るときにはこちらも楽しんでみたいな。
チキンは、トマトの酸味が効いていて、ここならではの味ですね。甘味とスパイシーなカレーを期待していると違います。そして野菜。まず野菜の甘味がきて、トマトの酸味が追いかけてきます。一押しです!こんどはディナータイムにゆっくり行きたいです。
いつも情報ありがとうございます。ランチタイムも楽しめるようですね。次回はぜひディナータイムにビリヤニをおためしください。
本当に全てが素晴らしいお店でした。
昨年〜今年の
ベスト10の3位に選ばれたさすが!!と思えるお店でした。
今年も後2ヶ月ですね。このベスト10のお店をまわってみたいと思ってます。
お気に召したようで良かったです。シャヒダワットは、ビリヤニが突出して有名になりましたが、カレーやネパール料理も充実しているんですよね。
僕のベスト10については、参考にしていただけるのはうれしいですが、あまり過信なさらぬようお願いいたしますm(_ _)m あくまでその年に僕が出会った新しいお店の中だけですし。
新年最初のカレー屋さんです。
以前からビリヤニが気になっていましたが、やっとの初訪問でした。
年始休み明けの週末にランチで伺いましたが、ディナーのみのビリヤニをお願いできるか尋ねたところ、お時間いただきますが、と前置きの上、快くお受けくださいました。
喜んでマトンをお願いし、ライタも追加すると、おそらく店主の女性の方でしょうか?
ライタよりもチュカウニ?だったかしら、ライタよりもお勧めします、とのことでしたのでお願いしてみました。
アラカルトには付かないサービスされたサラダをいただきながら暫く待つと、
タンドール用の専用壷に入ったビリヤニが到着です。
壷を拝見すると、たくさん炊いた方が美味しい、というお話も納得です。
具材とお米が層になっているので、良くかき混ぜるらしく、混ぜていただいている様子は、なんだか石焼ビビンバの様な感じでした(笑)。
お皿に盛られたビリヤニからは、鮮烈なサフランの香りが立ち上ってきます。
口にすると、よりはっきりとサフランが感じられ、マトンも下処理が丁寧なのでしょうか、独特の臭みは皆無です。
とにかく上品なお味に感動です。
追加したチュカウニ。ヨーグルトにターメリックと焦がしたメティで風味付けをし、刻んだジャガイモを加えたものだそうです。
こちらをかけてもう一口。
サフランの高貴な香りに奥深さと、きりっとした酸味が加わり、さらに味わい深くなります。
そして、ホールのカルダモンとクローブが良いアクセントになっています。
いつも量が多いビリヤニですが、前夜からお食事を控えていたため、しっかり完食してしまいました。
食後、店主の方からチャイまでサービスしていただき、少しお話させていただきました。
北インドのカレーは、お店ごとの味の違いが分かりにくく、ビリヤニなどを加えているのもお店に特徴付けをしたかったとのことです。
確かに夜のメニューを見せていただくと、興味深いお品が多かったです。
さすがに、最近の雑誌掲載によるビリヤニへの反響には、嬉しい悲鳴の様でした。
何しろ、それまでほぼ皆無だった、ビリヤニだけ注文されるお客様が急増したのですから。
私もご多分に漏れずですが(笑)
次回はぜひ夜に伺います、とお約束をしてお店をあとにしました。
それでは、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ビリヤニの詳細なリポート、ありがとうございます。そうそう、シャヒダワットはチュカウニを薦めてくださるんですよね。さすが、ビリヤニの差異化は徹底しています。
単品でビリヤニを注文する人が増えているのですか〜。ちょっと複雑ですね(-_-;) そのほかのアラカルトもなかなかおいしかっただけに。
ともあれ、僕はそこまでビリヤニが流行るとは思いませんでした。「dancyu」の影響力の賜物ですね。脱帽です。
訂正ありがとうございます。
ビリヤニはダンチューの影響力も大きいですが、媒体としてはネット情報の与える反応もかなり大きいのではないでしょうか。
最近は、受信者が与えられる情報を鵜呑みにし過ぎる傾向があるように思います。さらには、無償で受け取っている情報にも関わらず、自分の思いと異なる内容については発信者を非難するようなことまで。
公的な情報公開は別ですが、
個人提供でいただいた情報は、あくまでも第三者の主観ですし、最後は自分で判断することが情報を受けとる側の責任、義務であると感じています。
そうしないと、情報の波に自分の主体性や個性さえも埋没しかねないですもの。
私はそう思います。
コメントありがとうございます。仰るとおり、あくまで一つの情報として受け止め、ご自身との相性を考えながら判断する、そんな姿勢で読んでくださる方が増えるといいなと思っています。
デジタル全盛の時代ではありますが、「信用できるかできないか」といったデジタル的な考え方ではなく、「○%くらい信用してもいいかな」くらいのアナログ的な考え方を身に付けたいものですね。自戒を込めつつ。