練馬区栄町39-1 (携帯地図)
Tel:03-3994-6097
予算:1000円
味 :★★★★
辛さ:★★★★☆
量 :★★★
江古田駅北口は、日大芸術学部と武蔵野音楽大学があるアートな一帯。庶民的なお店ばかり並んでいるように見えるけれど、実はセンスある人の心をくすぐるお店がところどころで見付かる。
Poor Houseもそんな「心をくすぐる」喫茶店だ。店内は鉱物や化石といった不思議な雑貨?が目に付く。さらに「趣味はちょっとうるさいのよ」と言う人が気に入りそうなマンガも目に入ってきた。
お店の奧のカウンター席に確保した僕は、早速メニューを開いた。もっとも、頼むものは最初から決まっている。「カレー(極辛)」(1000円)である。え? 辛さが苦手なくせに極辛を頼むのかって? …それしか選択肢がないんですよ(^_^;)
ほどなくして、緒川たまき的な雰囲気を漂わせた店員さんがカウンター越しに尋ねてきた。「ライスにごまを振ってもよろしいですか?」 ええ、構いませんよ。すると白ごまがたっぷりかかったライスに、春菊、チーズ、赤々としたカレーが目の前にやってきたのだった。
付け合わせのチーズをライスの上にささっと広げたら、サラサラのカレーをいただくとしよう。
うわっ、きたきた。
「極辛」の名に恥じぬ唐辛子系の辛さが、ビリビリと舌を刺激してくれる。ごまの香ばしさ、あるいはライスの上で軽くとろけたチーズのコクをもってしても、ほとんど和らぐことはない。
ただしこのカレー、辛さだけではない。ホール状のクローブがいくつも入っており、その芳しい香りが食欲をかきたててくれる。さらにカレーに入ったゆで卵が独特だ。小さく小さく刻んであり、サラサラのソースに食感を加えている。よく考えられているな。
辛さにふーふー言いながらも、最後までおいしく食べられた。
しかし、最後に失敗をやらかした。食後にうっかり温かい紅茶を注文してしまったのだ。おかげでカレーがなくなってからもしばらく、目を白黒させて辛さ・熱さと格闘する羽目になったのだった。
最近新聞で三谷幸喜さんもこのお店について書いていました(カレーについてではありませでしたが)。学生時代によく通っていたそうです。
たあぼうさんのレビューも楽しみにしてます。
コメントありがとうございます。三谷さんは日芸ですもんね。やっぱりそういう方が通っていらしたんだあ、と納得のお店でした。
緒川たまき的な、も、メチャ気になりますw。
近いうちに、行きたいと思います!
緒川たまきの方がもっと気になりますw。
私も一度こちらのカレーを頂いたことがあります。
辛口が好きな私でも「お〜辛い!」と、鼻をすすりながら食べました(笑)。たあぼうさん、よく完食できましたね(笑)。
スパイシーで、専門店に負けない美味しいカレーですよね。
他にも行きたいカレー屋さんがたくさんあるので
なかなか再訪できませんが、また夏の暑〜い頃にでも
食べに行きたいです。
あー、「緒川たまき似」ではなく、あくまで「緒川たまき的な雰囲気」ですので念のため(笑)
髪の毛が短めで、アートな雰囲気を漂わせている女性なら「緒川たまき的な雰囲気」です、僕の中では。
>はなはなマロンさん
辛党でも認める辛さなんですね。いやあ、空きっ腹で訪れたもので、お腹に大ダメージを与えてしまったのでは…と不安になりました(^_^;)
唐辛子系の辛さが強いのに、美味いのは理由がありそうですね。
しかも、サラサラのスパイシーカレーにチーズがマッチというのは、想像が膨らみます。
学生のころによく食べに行きました。
カレー以外のメニューもとてもおいしかったです。
辛党のおっさんさんにとっては、よくある辛さといったところかもしれませんねえ。とは言え、文化のかほりもあるよいお店ですので、ぜひお試しください。
>名もなきコメント主さん
20年前に通われていらっしゃいましたか〜。当時もカレーはあったんですね。粗食が看板メニューでしたか?
雰囲気のよさが評価されてか、バンドのPV製作のロケ地にもなったそうなんですよ。
辛さに強いdolphinkickさんでも、辛いと感じられたんですね。いやほんと僕にはつらかったです。