
文京区本郷6-1-14 (携帯地図)
Tel:03-3811-1808
予算:950円
味 :★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★
東京大学の正門の向かいに構える喫茶ルオーは、古き良き喫茶店のイメージを今にとどめる老舗だ。以前からカレーライスが有名だが、閉店時間が20時と早い。朝遅く夜遅いヤクザな稼業に携わる身では、なかなか訪問できなかった。
今回訪問できたのは、体調不良のために18時30分での“早退”を余儀なくされた日のこと。突然思い立って寄り道した。「夕食を食べないわけにいかないし」と、誰にというわけでもなく言い訳しつつ(^_^;)
お店は2階建てになっている。今回は1階に頃合い良くテーブルが一つ空いていた。その席に案内してもらった僕は早速、「セイロン風カレーライス」(950円)を注文した。一緒に付く食後の飲み物はコーヒーを頼んだ。
座った席の前には、見るからに頭の良さそうな女性が座っていて、たばこを片手に難しそうな本を読んでいた。一方、後ろからは大学の先生らしき年輩の方々の会話が聞こえる。お店の方とも会話を交えているから、常連さんなんだろう。
などとボーッとした頭で考えていると、お店の方がカレーライスを持ってきてくれた。セイロン、つまりスリランカを名乗ってはいるものの、ご覧のとおりおうちのカレー風の一皿。味わってみますか。
うん、やはり懐かしさを感じさせる、文字通りのカレーライスだ。
カレー・ソースには軽いとろみが付いている。小麦粉を丁寧に加えて作るという自家製ルーを基に仕上げているからだろう。コショウのスパイス感も特徴的で、食べ進むにつれて尾を引くような辛さが舌に残る。
主な具は豚肉とジャガイモ。ジャガイモは適度なほくほく感があり、コショウで熱くなっている舌で味わうと、柔らかな甘みを感じる。最後まで安心して食べられるカレーライスだった。
また、食後のコーヒーとお茶請けの菓子が上品でおいしい。さりげなく流れるクラシックのBGMに耳を傾けながらいただくと、心が癒されること請け合いだ。
が、しかし、今日は体調が悪くて余裕がない。早く帰ろうっと。
総合図書館でリサーチをしたあとは、あの味がたまらなく優しく感じます。
さすが、ホーム・グラウンドの一つだけのことはあって、通っていらっしゃいますね。
研究で脳をたっぷり働かせた後に、懐かしのカレーを食べる。格好の休憩時間になりそうだと僕にも想像できます。
それでも、訪問機会を伺うご姿勢は、真似出来ませんw
ルオーは、結構気に入ってまずので、TBをお許し下さい。
ナイルさんの本で紹介されてから、暇があるときは行ってます、雰囲気が良いですね。
辛さも丁度良く徐々にくる辛さですね。
昔はここから散歩して御徒町のデリーのはしごをしたこともありました。
ここいらは散歩できる範囲でカレー屋が沢山あっていいです。
トラックバックはお気軽にどうぞ〜。激辛カレーばかりでなく、優しい味わいにも愛を向けられているんですね。
>まささん
そうですね。古き良き喫茶店というイメージを今に保つ貴重なお店ですよね。
湯島までは2駅くらいの感覚でしょうか。仰るとおり、お散歩にちょうどいいかもと思いました。
そうですか。本当だとすれば確かにあまり見たくない光景ではありますね。
調味料を使ってもいいけれど、うまく騙してほしいものです…などと申しますと、昨今の偽装を擁護するのかと、ひんしゅくを買うかもしれませんが(^_^;)
コメントありがとうございます。調味料の件は、私が確認していませんので何とも分からない状況です。ま、気に入っていらっしゃるお店でしたら、あまり気にしないのが得策かと(^_^;)