港区麻布十番2-12-8 (携帯地図)
Tel:03-3452-2922
予算:1575円
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★
EDOYAは1954年に創業した老舗の洋食屋さん。こぢんまりとした店内は、品の良さそうなオトナな方々で昼夜を問わず賑わっている。オムライスやハンバーグ、ビーフシチューなどに定評がある。
それらの看板メニューに隠れているものの、実は「ビーフカレー」(1575円)も出している。決して「とりあえず用意しました」型のメニューではない。なにしろ、ビーフシチューと同じおいしい牛肉を具に使っているのだから。
カウンター席に座ると、シェフたちが注文を一つ一つ丁寧にさばく姿をたっぷりと見られる。丁寧な分、混雑時には多少の待ち時間を覚悟しなければならない。代わりにその調理姿勢を見ることで、「これなら味に期待できる」と気分が盛り上がるはず。
4皿分のオムライスとハンバーグ1個をさばき終えると、ついにカレーの調理が始まった。圧巻なのはやはり牛肉だ。ひとめでおいしそうと分かる肉を、丁寧に一口サイズに切りそろえていく。それから数分、カレーがやってきた。
まずはカレー・ソースを一口すくってライスへ盛り付ける。おおっ、濃厚だなあ。
ボトッという音がするかと思うほどの、水分少なめのよく煮込まれたカレー・ソースである。口の中でも濃い旨みが広がる。ただし、しつこさはあまり感じない。軽い酸味と塩分で緩和しているからだろう。続いて期待の牛肉を口へと運ぶ。
うん、これは期待どおり。とても柔らかく、脂身がとろけていくんじゃないかと思えるほど。僕は脂っこいのが割と苦手なのに、これだけ質が高い脂身は、おいしいと思わざるを得ないんだなあ。
さすがに1575円はちょいと高いと感じる。とは言え、牛肉は一食の価値があった。
遅くなりましたが、目と鼻の先の「ひさぎ」の平日ランチカレーは廃止になったのかも知れません。
麻布十番界隈は近所のくせに、たあぼうさんの情報にお世話になりっ放しでございます。
入口にはカレーと書いていませんから、普通は意識しないと思います。
僕自身、メニューにあるのを見付けるまでドキドキしていました。「お高い別の洋食を注文することになっちゃうかも」という感じで(^_^;)