世田谷区世田谷4-3-17-101 (携帯地図)
Tel:03-3425-2975
予算:850円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★
駅前の商店街の小さなアーケードを抜けたところに古家が見える。遠目からはとても現役で商売をやっているようには見えない佇まいだ。実はそこが贋作インドカリーを掲げるカレー屋さん、マシバシイネツルカモの場所。存在は昨年6月の「dancyu」で知った。
引き戸を開けて中に入った。店内は飾り気が少なく、テーブルや椅子も古家になじむ年季の入ったものが並んでいる。それでいて殺風景ではなくアートな雰囲気が漂う。女性店主さんのセンスのなせる業(わざ)なんだろうか。
と感心しながらメニューを見た。カレーは週替わりの「今週のカレー」(ひよこ豆と大根とひき肉のカレー、850円)と、「ドライカレー」の2択。こざっぱりしているな。じゃ、今週のカレーをくださいな。あと、食後にチャイ(400円)を。
控えめに灯る照明を頼りに本を読みながら待つ。厨房から店主さんがてきぱきと調理する音が聞こえてくる。その音がやんでほどなく、カレーはやってきた。ライスの上にちょこんと載ったキャベツと、それを取り巻くひよこ豆と大根とひき肉のカレーの海。見た目にも綺麗だこと。
食感を楽しめるカレーだ。
刻んだキャベツのシャキシャキ感、ひよこ豆のほくほく感、そして大根の意外なほどしっかりとした歯ごたえ。この三つの食感が、口の中でリズムを作り出す。食べている間に一度も単調さを感じさせることがない。
一方、カレー・ソースからは香辛料の力を引き出したキレのある辛さが楽しめる。それでいて決して辛すぎないという絶妙なバランスを保っている。いたずらに辛いカレーが苦手な僕は嬉しかった。
見た目の美しさも含め、お店の造りと同様にアートの心にあふれた一品。正に本物と見まごう美味しさの贋作インドカリーなのだった。
なお、食後のチャイはシナモンやショウガが利き、ミルク分が濃いめという僕好みの味。最初から甘みを加えてあるので、さらに砂糖を1個加えるとインド並みに甘いチャイになる。
優しいながらもしっかりしたスパイス使いが、
女性らしさを感じさせながら、
しっかりとカレーを感じさせます。
家から近いので、ちょくちょく行ってます。
メニューが2種類というのも潔くていいですね。
毎週通っても飽きがこないんですよねぇ。
感想を楽しみにしています。
ここばっかなんですが、実際かなりツボです
去年の新規開拓の中では
一番の当たりだったかも、です
感想楽しみにしてますねー
見た目の気に入ってしまいました。女性的ではあってもそれだけでは終わっていないという見立て、仰るとおりだと思います。
>Lakuさん
はい、ようやく行けました。売り切れじまいが怖くてなかなか足が向きませんでしたが。
>ミスドさん
あの界隈にお住まいですか。雰囲気がよくてうらやましいです。それにしても、世田谷界隈は意外なほどカレー屋さん充実していますね。