107 Great Russell Street, London
Tel:+44-20-7580-5230
予算:7.5ポンド(約1800円)〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★
東インド、北西インドのお店と回ってきたことだし、南インドも訪れておこう。そう思い立って、大英博物館の近くにあるMalabar Junctionを訪れた。「ザガット・サーベイ」のロンドン版に掲載されているなど、そこそこ知名度があるようだ。
ランチタイムには5ポンド以下の割安なターリー(定食)を用意していた。でもせっかくだから、いかにも南インドらしい料理を食べておこうか。そこで、ドーサ(お米のクレープ)を注文しようとメニューを眺めた。へえ、なかなかバラエティに富んでいるじゃないですか。
例えば「Ghee Roast」、「Prawn Masala」、「Rava」(小麦粉を使うタイプ)などなど。全部で7〜8種類はあったかな。僕は「Prawn Masala Dosa」(8.5ポンド)を選んだ。
一緒にラッシーを注文した。日本では甘いラッシーしかないお店が多いけれど、こちらでは先に味付けを聞かれる。「塩味とプレーンと甘いの、どれがよろしいですか?」といった具合だ。塩味にしておこうかな。
インドで飲んだものよりはサラッとしたラッシーを調子よく飲んでいると、パパード(豆せんべい)が出てきた。それを食べ終わってから少しすると、お皿一杯に広がるドーサのご到着だ。トマト風味のチャツネとココナッツ・チャツネ、もちろんサンバルも付いてくる。いただきます。
おお、具がぎっしり詰まっている。
パリパリのクレープの中には、ジャガイモにタマネギ、そして期待した以上にエビが沢山いらっしゃった。少し食べ進めばエビ、また少し食べ進めばエビ、といった具合に顔を覗かせてくる。軽食の域を超えたリッチささえ感じられるドーサだ。
エビの身はかなり締まっていて、日本で食べる適度なプリプリ感と比べるとやや引き締まり過ぎの感もある。ただ、知識不足のため、これがお店ならではなのか、英国風か、あるいは本場風かは分からない。
サンバルと2種類のチャツネもおいしかった。特にトマト風味のチャツネが気に入った。軽い酸味と辛さでドーサを味わうのは、これまであまり経験がなかったことなので。