62-64 Kinnerton Street, London
Tel:+44-20-7235-4444
予算:20ポンド(約4800円)〜
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★☆
ロンドン最後のインド料理はゴージャスにと思い、高級住宅地のナイツブリッジ近くにあるSaloosへ。ところが、どうせカレーだろうと紹介文を読まずに適当に注文した料理がカレーではなかった…(-_-;) お恥ずかしい話だけど、おまけということで取り上げさせていただきます。
白塗りの瀟洒な外観に少し緊張しながら扉を開くと、人の気配がしない。バー・カウンター風の玄関の脇に階段がある。これを上がった2階(英国風に言えば1階)がレストランになっていた。
身なりを整えたインド人店員さんにうやうやしく案内され、席に着く。先客はほとんど白人、それもお金を持っていそうな年輩の方が目立つ。多民族化が著しいロンドンをながめてきた僕には新鮮な光景だった。
食前酒代わりにハウスワイン(3.5ポンド)を注文してから、食事メニューを開いた。うーん、覚悟していたとは言え、なかなか高いな(^_^;) カチュンバー(インド風サラダ、3ポンド)を頼んで、カレーはお店のおすすめメニューから知らない名前のものを選んでみるかな…。
この思いつきが間違いのもとだった。実はお店のおすすめメニューには様々な料理が混在していた。そうと知らず、悪いことに説明書きも読まなかった僕は「Chicken Taimuri」(12.5ポンド)という料理をカレーと思い込んで注文。併せてナンを頼んだ。おかしな注文だったろうけれど、店員さんは何も言わずに応じてくれた。
コペルトらしきパパード(1.5ポンド)を食べつつ、ワインを飲みつつ、カチュンバーと来るはずもないカレーの到着を待った。しばらくして、カチュンバーと一緒に目の前に置かれた料理を見て、椅子からずり落ちそうになった。しまったぁぁぁぁぁぁ…
でも、動揺していてもしかなたい。分量からしてさらにカレーを食べるるのは難しいし、Chicken Taimuriをいただくとしますか。見た目は唐揚げか天ぷらのようだけど、どんなものかな?
おや、衣は意外にもふんわりとしている。柔らかいパンを食べているかのようだ。適当な大きさに切った鶏肉を噛むと。素材がよいらしく、弾力がありながらも柔らかい。それに軽い甘みと酸味を持った、独特の旨みが広がる。初めて食べる味付けだ。
あらためてメニューを持ってきてもらい、説明文を読む。ふむふむ、お店特製の調味料やバターで作ったソースがポイントだそう。カレーを食べ損なったけど、いい経験にはなったかな。
このほかの料理もみておこうか。単独で食べることになったナンは真ん丸な形をしており、ふわっとしたタイプだった。カチュンバーは細かく切ってあるもので、レモンの酸味で爽やかにいただける。水分が豊富で、チキンやナンの合間に食べるのにちょうど良かった。