中央区日本橋1-12-10 (携帯地図)
Tel:03-3271-2465
予算:650円〜(1階の場合)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★
50円のボルシチで有名な洋食屋さん。1階はレトロかつ庶民的な雰囲気の食堂で、オムライスやスパゲッティ、それにもちろんカレーなどが楽しめる。2階はかなり高級らしいのだけど、入ったことがない。
さて、今日は「カレーライス」(650円)をあえてパスして、「ドライカレー」(1550円)を注文した。正直なところカレーライスはそんなにおいしいとは思わなくて、ボルシチを食べたい時に一緒に注文するくらい。
一方、ドライカレーはカレーライスの2.5倍近い値段のため、なかなか食べる勇気が湧かなかった。でも値段ほど違うのか、一度は試さないといけないだろう。と、勝手に使命感を燃やして注文したのだ。それとボルシチも忘れずに。
先にやってきたボルシチをいただいて待つ。トマトの酸味がよく利いたスープに、ジャガイモやキャベツ、にんじんなどが入っている。少し塩気はきつい気がするけれど、勢いよく飲めてしまう。いつ食べても、この50円はやっぱり嬉しいな。
あっという間にボルシチを平らげてしまい、さらに何分か待つ。なかなか手間がかかるんだな。期待感が増してきたところに、厨房から「ドライいきまーす」の声。できあがったらしい。昔ながらの洋食屋さんらしいレトロな服をまとった店員さんが、ドライカレーを持ってきてくれた。
食べてみると、いかにも日本的なドライカレーの味が口の中に広がる。でも仕上げのレベルの高さはさすがだ。日本のお米を使っているのにパラッとしている。最初のうちは辛くないのに、削り立てのコショウをぜいたく使っているのかな。辛さが尾を引くように徐々に口の中に広がっていく。
具の仕込みも細かい。例えば挽き肉は細かい粒になっていて、お米と一体化してしまっているよう。にんじんやピーマンなども存在感を失わない大きさまでみじん切りにしてあって野菜が苦手な人でも食べやすいはず。やはり薄切りしてあるマッシュルームがほどよくアクセントになっている。
なるほど手の込んだドライカレーだ。650円のカレーライスとはものが違う。ただ、やっぱり1550円は高いかなぁ。大人が少しぜいたくな気分に浸りたい時にいただくドライカレーなんだろう。
9月26日追記:
よっしさんの「男心と秋の空、女心と冬の風」からトラックバックをいただきました。満足されたようで何よりです〜。
今日のランチでドライカレー+コールスロー食べてきました。
勤務先が八重洲北口なので徒歩圏内です。
美味しいですね。
いい意味で過不足のないというか、個性を主張しすぎずバランスよくまとまっている。
昔懐かしい感じで、かつ、古くはないというか。
確かに価格は高いですが、他の料理も概ね高めですね^^;
こうやって書いているとまた行きたくなる。(次回はボルシチ?!あるいは他の料理になるかもしれません…)
そんな感じです。
それでは。
返信が遅くなってすみません。久々にシノギで追いつめられていました…(涙)
素晴らしい表現ですね。そうなんですよね、懐かしいのに新しさも感じる、そんなドライカレーでした(^-^)