葛飾区堀切4-57-14 (携帯地図)
Tel:03-3838-4151
予算:500円くらい〜
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
先日、元横濱カレーミュージアム名誉館長の小野員裕さんに久々にお目にかかった。40代後半とはとても思えない相変わらずの若々しさに驚いた。一方の小野さんは僕の年齢を聞き、「それほんと!? 38くらいだと思っていたよ」と仰天していた。すみません老けてまして(-_-;)
その日はカレーを食べずに飲んでばかり。でも、小野さんのユーモアに富んだグルメ話の数々は本当に楽しかった。お礼らしいことができないけれど、著書「カレー放浪記」で小野さんが紹介していたアルーを取り上げてみようかな。小野さんが万年筆の修理の寄り道がてら立ち寄ったお店で、心温まるエピソードを交えながら紹介している。
京成線の駅の改札を出たら、菖蒲園とは反対方向に歩こう。すぐにアルーが見付かるはずだ。その外観は、いかにも下町にありそうな安食堂といった感じ。早速、中に入ってみようか。
「いらっしゃいませ」 カウンター越しに人の良さそうなおばさまから声がかかった。小野さんが「ずいぶんと気の利くおばちゃん」と紹介していた方だとすぐに分かる。適当な席に腰掛け、メニューを見やる。なるほど、500円くらいから高くても800円くらいか。良心的だな。
小野さんはお店の名を冠したアルーカレーを紹介していた。僕は違うカレーにしてみるかな。ということで「野菜カレー」(525円)を注文した。小野さんの本のとおり、おばさまが辛さを尋ねてくれた。あまり得意ではないことを告げ、さらに辛さを和らげるための生卵(50円)を頼んでみた。
注文してからは、おばさまがカレーソースを入れた小鍋に火をかける姿を見て過ごした。ほぼ毎日作っているから当然なのだけど、その手慣れた調理姿には感心してしまう。おっと、できあがったみたいだ。
なるほど。おうちのカレーらしい見た目ながら、小麦粉などによるもっさり感がない。さらっとしたソースに仕上がっていて実に食べやすい。
「カレーの好みは人によっていろいろだから、みんながおいしいというカレーは作れない。うちは6〜7割くらいのお客さんが満足できるように作っているの」と、おばさま。潔い姿勢だ。実際、おうちのカレーが好きな人の多くが気に入るはず。
辛さは控えめで僕はひと安心。辛さが得意でないことにかなり配慮してくれたらしい。小野さんが食べた中辛は相当辛かったようなので、自信があるあなたはぜひ「辛くしてください」とオーダーしてみてください。
このカレーが卵を付けても575円で楽しめる。下町という環境があるにしても、十分にリーズナブルだと思う。
確か万年筆を直しに出かけられたときのお話でしたよね。
はい、そのお店です。7ページかけて紹介しているんですよね。ほかのお店は1ページ未満の場合もあるのに(^_^;)
自宅の近くにそんなカレー屋があるとは知りませんでした。早速行ってみます。
カレー屋の情報がいっぱいあって、いいブログですね!
はじめまして。小野さんに教えてもらわなければ、きっと僕も訪れなかっただろうなと思うカレー屋さんですよ。ご感想楽しみにしています。