港区芝公園4-2-8 (携帯地図)
Tel:03-5425-2900
予算:1200円〜
味 :★★★★(スパイシーポーク)
辛さ:★★★☆
量 :★★☆
東京タワーにできたカレー屋さん、じゃなかったカレー研究所。諸事情でオープンの日に訪れられなかったばかりに、いつ紹介したものか迷っていた。でも500店が見えてきたし、賞賛するメディアだけでなく酷評する一部週刊誌まで出てきたので、そろそろ取り上げておきたい。
このラボの特徴は、何はさておき設立に関わったスタッフの豪華さだろう。プロデュースしたのは「料理の鉄人」などで有名な放送作家の小山薫堂さん。メニューを「研究」して考案するのは、東京カリ〜番長の水野仁輔さん。アート・ディレクションはNTTドコモ「iD」などのデザインで知られる水野学さん。そしてインテリアはワンダーウォールの片山正通さんが手がけている。
そんな華やかなメンバーの手による研究室は、試験管に入ったスパイスが飾られるなど、さすがのオサレっぷりだ。“おのぼりさん”を狙っているらしい庶民的なお店が建ち並ぶ東京タワーの2Fで、かなり異質の存在と言える。まあ中に入ってみますか。
オープン当初のにぎわいは収まったらしく、すんなりと座れた。おや、カウンターにオサレ映像が流れる小さなディスプレイが備え付けられているのか。こういうのは初めて見たかもしれない。
研究成果が出るごとに追加したり入れ替えたりするというカレーは、僕が訪れた時点では4種類あった。そうだなぁ、「dancyu」7月号がおすすめとして取り上げていた「TCL009 スパイシーポークカレー」(1200円)にしてみようか。
しばらく待つと、やはりオサレなデザインが施されたお皿に、濃い茶色のソースと大きめにカットしてある豚バラ肉が目に付くカレーが盛られてやってきた。水野さんの研究成果、堪能させていただきます。
なるほど。美味しさをわかりやすく伝えているカレーと言えばいいかな。
カレー・ソースを口に含むと、すぐに濃厚な旨みとドライ・コリアンダーなどによるエッジの立ったスパイス感が広がる。一口めで「おっ」と思わせてくれるわけだ。大きめの豚肉は、スプーンで少し力を入れるとほぐれてくれ、食べやすくなる。
最初のインパクトに押されたまま、一気に食べ終わった。外食のカレーを食べ慣れている人に向いているカレーと言えそうだ。あ、それって僕が典型なのか(^_^;) 逆におうちのカレーが大好きという人の場合は、少し派手すぎると思うかもしれない。
量はやや少なめ。食の細い僕はともかく、一般の男性は東京タワーにちなんだ「タワー盛り」という名前の大盛りを注文した方がいいだろう。
この量で1200円という値付けは、やや高く感じるな。お客さんによっては、「内装やユニフォームにそんなに凝らなくていいから、もう少し安くしてよ」という反応が出そう。実際、某週刊誌が酷評していたのも、周囲とかけ離れたオサレぶりと、カレーの値頃感とのギャップが原因だったようだし。
家から近いので、全種食べました(笑)。
スパイシーポークと、オニオンチキンが、通向けかと思います。
値段に話題料が含まれているという感想も、一般と同意見です。
個人的には、スパイシーポークとオニオンチキンは、デリーのようにVery Hot、Very Very Hotと辛さの好みに応じることが出来れば、なお通向けになると思います。
水野さんのブログにお願いのコメントしたところ、検討中とのことで、今も待ち続けてます(笑)。
私も反応させてもらいますf(^^;)
といっても訪問してないのですが。
期待値が高すぎたのか、オープン初日に訪問した
カレーブロガー数人の反応は確かに芳しくなかった
ようです。
もう落ち着いたみたいですし、ぼちぼち足を向けてみても
良いかなぁと思っております。
水野さんのブログに食べた方の意見が通れば、一番
理想的でしょうね。
今後に期待したいです。
そして、いよいよカウントダウン!
あと5つですか!どこになるか非常に興味深いです。
楽しみにしています。
それでは、失礼しました。
期待しております!!
こちらは僕も未訪の地。
各ブロガーさんの記事を見ると、期待値が高かっただけ評価が低くなってしまうというのも
仕方ない話だなぁとは思います。
そろそろ落ち着いてきたこととのことで
僕も行って来たいと思います。
辛さを上げるのは難しいところですよねえ。カレー通の方が東京タワーに頻繁に通うかというと、うーむ…となりますし。観光客の方々を主体とするなら、今くらいの方が無難のように思います。
水野さんがどんな次の一手を打つのか楽しみですね。
>USHIZOさん
初期ですとオペレーションが不慣れなところがあるでしょうし、さらにお客さんの期待値が高いと評価が厳しめになるかもしれませんね。
>samuraiさん
カレーそのものは今時の味でおいしかったと思いますよ。ぜひ足を向けてみてください。
私も先月行ってまいりました。
私は確か…011のオニオンチキンを食べと思います(うろ覚え;)
確かに辛さ・カレーの量、共にあと少しホシイ!!という感じでしたが、非常に美味しかったです♪
そして、"こういう"カレーが自分の好みだなぁと感じたりもしました。
行った日は修学旅行生がわらわらとタワーにいたのですが、カレーラボには一人として入って来ませんでした…
思わず「君達ランチするならファーストフードよりココにしなさい」と声をかけそうでした(笑)
日ごろ、カレーといえば「おうちのカレー」という友人も一緒だったのですが、非常に美味しい!と好評でした☆
仰るとおり、味はおいしいですよね。さすが水野さん、すごいなぁと僕も思いました。おうちのカレーが好きな方にも好評だったなら、なおさらすごいですねぇ。
修学旅行生にはお値段が少しつらいですかね(^_^;)
週末久しぶりにカレーラボへ伺いました。
皆様の様に、前評判の高さと期待感との開きにがっかりした前回を払拭してもらいたい気持ちでしたが、思いは叶いませんでした。
スパイシーポークプレミアムを注文しましたが、スパイス感はおとなしく、またプレミアムは味ではなく、お肉の量が異様にプレミアムなだけの内容に、嗜好性の低さを感じてしまいました。
とてもあんなにお肉ばかり食べる気にはなりません。
様々な方とコラボレーションしたことや、
色々な諸条件を満たすことが、妥協の産物を生んだのだとしたら、気の毒な限りです。
素直に水野さんの創りたいカレーを提供すれば、きっと皆様にも受け入れられると思うのですが。
どこかの路面店で、カウンター越しに水野さんの活躍を眺められれば最高でしょうね。
いつかそんな日が来ることを望んでしまいました。
「プレミアム」という注文形態ができたのですか? お肉がいっぱいになるとは、分かりやすいけれど…うーむと唸ってしまいますね(^_^;)
水野さんが実際に作るわけではないですから、オペレーションを考えるとメニューの幅を持たせるのも大変なんだろうな、とは思います。お店を営業するって簡単ではありませんね。
水野さんが実際にお店で作り出したら…きっとすごいでしょうね。ファンのとてつもない行列ができてそれはそれで大変そうです(笑)
決してお店の非難をするつもりはないんです。
全てはタイミングや条件なんでしょうね。
もしも、あのお店が水野さんプロデュースでなく、どこかの裏路地にひっそりと現れて、もの静かなおばさんが営んでいたら、きっとファンになってしまうと思います。
でも、水野さんが腕を振るわれるお店、実現したらきっと素晴らしいでしょうね。
今回の教訓として、私自身も、色眼鏡で判断しない懐の広さと判断力がまだまだ足りないなぁ、と反省してしまいました。ではまた、お便りいたします。
正直なところ、僕もその時の気分や期待度によって判断が左右されている部分があります。それを自覚して多少調整しているつもりではいます。でも1〜500近くまで、全くぶれなかったとはとても言えません。
お互い、ぶれがあることを心にとどめつつ感想を語りたいものですね。
先日は新宿御苑で、移転後初のけららさんに伺いました。
路面の開放的で明るい店内は、以前のお店が全く無関係かの様でした。
ご主人は前と同様に、音楽業界のお客様と音楽談義を交されていらっしゃいました。
注文は、チキンカレー、ひよこ豆のからいカレーを二種盛にしていただきました。
見るもの全てが新しいせいなのか、お味も新鮮に感じられました。
やっぱり諸条件は影響しますね(笑)
北インド風をベースとされているのでしょうか?
しっかりとしたお味付けと、粗く擦られたスパイスのバランスは相変わらず絶妙で、このお店の知名度の低さを改めて不思議に思います。
こちらのお店も、いつかお話聞かせてくださいね。
それでは。
けららは健在なんですね。なつかしい。
学生時代だったか、社会人になってすぐの頃に訪れて以来、とんとご無沙汰でした。
東京カレーラボのコメントありがとうございます。同店にはすっかりご無沙汰ですが、スパイシーポークは健在なんですね。参考になりました。