品川区西五反田1-7-1 (携帯地図)
Tel:03-5436-9677
予算:7000円くらい(カレー単品は1200円)
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★
かつて駒沢に、ラ・プリムールというフレンチのお店があった。そこで密かに人気があった料理の一つがなんとカレー。ところがラ・プリムールは忽然と姿を消してしまい、幻のメニューと化してしまった。
それから少し時間が流れ、2005年末頃に「BRUTUS」などのメディアが「ラ・プリムールの高橋祐二氏が焼鳥屋さん『炭火焼鳥たかはし』に転身した」と紹介していた。さらに尊敬する編集者のYさんが早速訪れて絶賛。カレーも健在だというじゃないですか。
これは試さないといかんと思い立ち、僕もそれから少ししてからお昼に訪問してみた。ガーン、カレーは夜だけだった。いや、炭火焼きの親子丼はおいしかったのだけど。
そんな経験から、はや1年数カ月。ついにディナーに訪れることにした。午後5時、金子迦哩と同じビルの2階へ上がり、曇りガラスの扉を開く。お、一番乗りか。
今回はグルメ方面のお師匠様に同行していただいた。お師匠様の見立てのお酒を飲みつつ、高橋氏に転身を決断させた「ぎたろう軍鶏」の焼鳥をいただく。最初はおまかせ5串でレバーやつくねなどを食べる。さすがのおいしさだ。特にレバーあたりが象徴的で、肉感がたっぷりとあるのに柔らかいのが嬉しい。フレンチ出身だけあって、サイドメニューのピクルスなども手が込んでいた。
このほかにも、鳥わさやスープを調子よく注文していたら、だんだん満腹になってきた。そろそろ締めに鶏挽き肉のキーマカレー(1200円)と行きますか。やってきたカレーのソースには明るい茶色の鶏挽き肉がいっぱい。写真撮影は原則禁止とのことなので(ほかにお客さんがいなければよさそう)、お見せできないのが残念。では、いただきます。
うーん、カルダモンがよく利いていること!
日本的な優しい味わいを出しつつ、同時にスパイスの香りをふんだんに楽しませてくれるカレーだ。中でも粗く削ったカルダモンの爽やかな香りが目立つ。その香りのおかげで満腹になりかけていても食が進んでしまう。もちろん鶏挽き肉の旨味の力もあるのだけど。
スパイス感が十分ながら、唐辛子系の辛さは控えめ。このバランス感覚、辛いのが苦手な僕にとってはぴったりだった。
カレーを食べ終わってもお腹に余裕があるというあなたは、デザートのプリンをぜひ食べておきたい。プリンの弾力と、その上にかかった大人向きのビター・スイートなカラメル・ソースは一食の価値が十分にある。
こんな調子でひととおり食べて、ボトル1本を空けると一人7000〜8000円ほど。まあ正直なところ、なかなか気軽に行けるお店じゃないかな(^_^;) 少し懐に余裕ができた時にまた訪れてみたい。
今度いっしょにいこう
はい、どれもおいしかったです! ほんとにご一緒いただけるならぜひ。YANABOさんのご都合が付く日に呼びだしてくださいませ。
そうそう、知人女子数人がYANABOさんファンですよ〜。うらやましいです(笑)
でも焼き鳥風味の親子丼ってのが初めてだったので面白かったです。
お昼の親子丼、それはそれでおいしいですよね?
頑張って夜に訪れてみてください。少しばかり高く付きますが。