中央区銀座5-6-13 西五番街ビル3F
(携帯地図)
予算:2625円〜(昼)
味 :★★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
kanseiは、旬の野菜の持ち味を最大限に生かしたフランス料理で評判のお店。「Chevaliers du Taste-Fromage」(フランスチーズ鑑評騎士)という名誉ある称号を持つ、坂田幹靖氏がシェフを務める。
…なあんて書くと、「カレー屋さんブログのくせになんのこっちゃ?」と思われるかもしれない。実は、こんなお店にもカレーがあるんである。しかも、旬の野菜を使った見た目にも華やかなカレーだから嬉しくなる。
今回はマダム率90%(いや、若い女性もいたか)といった風情のランチタイムに訪問した。僕が注文したのは2625円〜のお手軽ランチ用コースである。スープ、サラダ、メインに、パン、デザート、食後の飲み物などが付く。ほかに5500円〜、7500円〜といったコースもあるけれど、店員さんは心得たもの。勧めてこなかった(^_^;)
メインの選択肢は幅広く、7種類もある。とはいえ肝心のカレーは1種類「こだわりのトマトカレー」だけ。迷う心配はなかった。
カレーが到着する前に、kanseiが使う野菜の質の高さを実感しておこう。例えば神代豆という枝豆を使ったスープを飲めば、「豆の味ってここまで濃厚なのか」と驚かされる。続いてやってくるボリュームたっぷりのサラダも素晴らしい。ドレッシングをかけなくとも、野菜の味だけで楽しめる。
こんな野菜体験をした直後に、こだわりのトマトカレーはやってくる。見るからに完熟らしいトマトが丸ごと一個分、十穀米の上に載っている。そして周囲をオレンジ色のカレー・ソースの海が取り巻いている。うーん、美しい。
まずは一口、カレー・ソースを味わってみよう。おお、トマトの強い酸味に適度なスパイス感。さらにフォンによる奥行きたっぷりの旨みが加わってくる。いやぁ、参りました。
次に十穀米の上に載った完熟トマトを食べてみる。こちらはフルーツかと思うほど抜群に甘く、おいしい。皮が丁寧にむかれていて食べやすいことにも、今さらながらに気が付いた。
ソースとしてのトマトと、そのまま食べるトマトがここまで違う表情を見せてくれるとは…。店員さんに思わず「トマトが素晴らしいですね」と話しかけてしまった。すると店員さんはにっこり笑って教えてくれた。
「先月は静岡産を使っていましたが、今月は北海道産を使っています」。時期によって最良の素材を選び抜いているからこそ、このおいしさが出せるというわけか。
食後のデザートや、コーヒーと共にやってくるお茶請けもおいしかった。特にお茶請けは一見の価値あり。あえて詳しく書かないので、ぜひ訪れてみてください。
トマ子だったら大好物です〜。そして私、フレンチ大好物。マダムなファッションをキメキメで頑張って行こうかなー。むん。メモメモ。w
ははは。梅干しに見えなくもありませんね。写真撮影の腕前が悪いということでお許しを。
カレーに限らず野菜をおいしく食べられるフレンチですから、ぜひキメキメで訪れてみてください〜。