群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1053 (携帯地図)
Tel:0279-86-4141
予算:1200円
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★
長野の親戚の集まりに参加した帰り道、少し寄り道して群馬県を経由するルートをたどることに。その途上、固まった溶岩が並ぶ不思議な光景で有名な、鬼押出し園を訪れた。
「観光地だし…」とさほど食事に気を遣うつもりもなく、園内の食堂スペース「鬼めしセンター」の2階に踏み入れた。いかにもな食券販売機が置いてある。そばでも食べようか…とメニューを見ると、「溶岩カレー」(1200円)の文字が。なんじゃこりゃ?
確認すると、溶岩そのものが入っているわけではなく、溶岩をイメージしたカレーなんだという。しかも、有名な嬬恋村の高原野菜をふんだんに使っているんだそうだ。観光地の名物をイメージ化しつつ、地物野菜を使うというコンセプト。いいじゃない。
セルフサービスで冷たくおいしい水を飲んでいると、あっという間にカレーがやってきた。なるほど、確かに溶岩に似て黒い。イカスミを使っているらしい。野菜もゴロゴロと載っていて見ごたえがあるね。
カレーとしての完成度もなかなかのものだ。業務用のこってりカレー・ソースを想像していたらさにあらず。イカスミとの相性を配慮したのか、割とサラッとしたソースなのだった。香りも控えめで、むしろイカスミの香りが立っている印象を受けた。
一方、存在感がたっぷりなのは野菜たちである。ジャガイモ、ナス、ブロッコリー、レンコン、カボチャ、それと付け合わせのキャベツ。どれも野菜の持ち味がしっかりとしていて、健康的な気分になれること間違いなし。
このカレー、鬼押出し園ではあまり大々的にアピールしてなさそうだけど、もっと評判になっていいように思う。あなたが鬼押出し園を訪れることがあったら、ぜひ味見してみてください。