中央区新川1-9-9 (携帯地図)
Tel:03-5541-3188
予算:800円〜
味 :★★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
5月某日、カレー評論家の小野員裕さんから「あそこは絶対行った方がいいよ」と推薦をいただいたカレー屋さん。営業は平日だけ、しかも閉店時間が早いという難所だったが、ようやく訪れることができた。
お店の前にたどり着くと、換気扇からスパイスの香りが吹き付けてきた。うん、いい香り。これだけで、おいしいカレー屋さんだと確信する。店内に入ろう。すると、個性的な帽子をかぶった店主さんから、「いらっしゃいませ」と声がかかる。以前はIT企業の取締役だったそう。西新橋の「カレー屋Nagafuchi」の先代さんと似た経歴だな。
店内はカウンター席が主体で、アットホームな雰囲気をしている。お午後1時前という時間帯は、カウンター席が数席空いている程度。僕はその空いている席の一つに腰掛け、壁に貼ってあるメニューを眺めた。日替わりで4種類ほどを用意してある。
僕が選んだのは、「牛キーマカレー」(800円)。僕のように辛さに弱くても、安心して食べられると聞いていたからだ。併せて食後用にチャイ(200円)も注文した。先にやってくるキャベツに、お店特製ドレッシングをかけて食べ終わったころに、タイミングよくカレーがやってきた。
お、これは意外なタイプのキーマカレーだ。ジューシーで、しかも全くしつこくない。香りも上品に立っていて、舌の肥えた大人のためのカレーという印象だ。
粗挽きの牛肉を煮込む。その煮汁を無駄にせず、スープとして活用しているとのこと。工夫はこれだけではない、牛肉の脂肪分はほとんど取り除き、一方でベースのルーに果汁を加えてあるそう。これらのおかげで、カレーの味に奥行きが出て、しかもさっぱり仕上がるわけだ。
19種類使っているというスパイスの配合も、店主さんのオリジナルだそう。いや、お見事というほかない。
食後のチャイもおいしかったのだけど、チャイ用の砂糖について特に触れておきたい。カリーシュダでは、スティック・タイプの砂糖を2種類用意している。6gのものが店主さんのおすすめ。でも、カロリーが気になる方向けに3gのタイプも用意しているとのこと。こんなところにも、店主さんの心遣いが現れているよね。
カリーシュダさん、良いお店ですよね
落ち着いたスタンスの中に、
ご主人の本当にカレー作りがお好きなんだぁ、
というこだわりが感じられます。
私はなんとなく、国立の香鈴亭を思い出してしまいます。
お話に出たナガフチ、先日大変久しぶりに伺いました。
そろそろ新しいご主人の個性が全面に出始めていらっしゃるかな、と思っていましたが、
見事に良い意味で裏切られました。
オリジナルカレーを頂きましたが、
むしろ、永淵さんのカレーに近づいているように私には感じられました。
永淵さんの笑顔が思い出され、
懐かしくもあり、感傷的な一皿となりました。
香鈴亭(http://love-curry.seesaa.net/article/27341071.html)を思い出されましたか。確かに、スパイス使いへの思い入れは通じるものがありますね。香鈴亭はガツンと来るのに対し、カリーシュダはもっと柔らかい印象を受けました。
続いてNagafuchi。2代目店長の星野さんは、先代の味を知らないまま、レシピだけを頼りに試行錯誤して作ってきたんですよね。そのお人柄がよくわかります。
参考URL
http://www.curry-nagafuchi.com/blog/2006/02/nagafuchi.html
いつも楽しくROMってます。
カリーシュダが取り上げられたので初めてコメントします。
職場が近いのでデリーなんかとよく交互に行くのですが、こだわりの割りに飾らないところがすごく好きです。HPには前職の難しいことが書いてあるんですけど、お店ではカリー屋の一店主的な振る舞いと、スパイスをふんだんに使いながら甘みにこだわったカレーがすごく好きです。
初めてのコメントありがとうございます。
僕が訪れたときは前職の取引先の方がお客さんに入らしたようで「(グループウエアの)Notesが……」といった話をしていました。それ以外のときは、ムロTさんの仰るように、ごく普通のカレー屋のおじさんという感じでした。
新川デリー(http://love-curry.seesaa.net/article/25636099.html)とカリーシュダを使い分けられるのは羨ましいです。
他にお客さんがいない早めの時間帯だったので、
ご主人に色々とお話をうかがわせていただき、そのお話もカレーの味にいいスパイスになりました♪
ご主人とたっぷり会話されたんですか〜。きっと、いろいろ含蓄あるお話が聞けたのでしょうね。インド風としては優しい味だったのではないでしょうか。