ラ・ソース古賀
中央区銀座6-13-7 (携帯地図)
Tel:03-6226-0671
予算:1250円〜
味 :★★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★☆
代々木上原のフランス料理店「コム・シェ・ヴ」のディナーには、「ソース・キュリー」という裏メニューがある。キュリーはフランス語で、アルファベットで記すと「CURRY」。そう、カレーなのだ。
このキュリーを専門に扱うお店を、コム・シェ・ヴの古賀義英氏が銀座東武ホテル裏手に7月21日にオープンした。それがラ・ソース古賀である。
店内は、黄色を基調としていてオシャレながら、格式張ってはいない。性別・年代を問わず入りやすい雰囲気だ。コム・シェ・ヴの「くつろげる空間でフレンチを」というコンセプトを踏襲したのだろう。
13時30分ごろの店内は空いていた。適当な席に座った僕は、早速「ソース・キュリー」(1250円)を注文する。すると店員さんに、「ソースだけなのでトッピングはいかがですか?」と尋ねられた。見れば牛ほほ肉などのトッピングが300円〜500円増しで並んでいる。
なかなか高いなぁと思いつつ、季節の野菜3種(400円)をトッピングすることにした。「これだけ取るんなら、かなり美味しくないと納得しないよ」と内心で思いつつ。
それからしばらく経ってからの僕の反応は、「十分に納得しました!!」だった。
さらさらソース状のカレーを口に含んでみよう。すると、舌の上を何層も重なった旨みが踊り出す。牛のすね肉と十数種の野菜から旨みを抽出したブイヨンで作っている旨みだそうだ。軽く爽やかな酸味を感じるのは、良質なワインによるものかな。
旨みがたっぷりあるのにしつこさは全く感じない。というか食べ進んでソースがなくなっていくのが惜しい。もっと飲んでいたい、そんな気分になっていた。
前菜のラタトゥイユも素晴らしかった。トマト・ベースの味付けとさりげなくかかった粉チーズによって、パプリカやニンニクなどの旨みをふんだんに引き出している一品。こういうさりげない一品がよくできていると、お見逸れしましたって気分になってしまう。
1650円は高い。それでも、食べれば納得してしまう。一度は経験して損はない。あ、いま訪れると250円引きのサービス券がもらえてしまうので、二度行きたくなるかも (^_^;)
なおソース・キュリーのほかに、カレー風味のブイヤベース・ソースである「ソース・ブイヤー」がある。こちらはトッピングなしで楽しめるようだ。
ソース・ブイヤーの情報が有用と思ったため、コメントを残させていただきました。
トラックバックもありがとうございます。
この店のカレーには驚かされました。美味しいこともさることながら、カレーというものに対する発想の違いと言うか何と言うか。
只今カレーの食べ歩きをしておりますが、店を決める際にはいろいろと参考にさせて頂いております。
新しい記事を楽しみにしてます。
「フレンチの技法を採り入れるとこうなるんだ」と食べる側に発見をさせてくれるカレー、もといキュリーですよね。
ラ・ソース古賀の記事の最後で、こちらのブログを紹介させて頂きました。
ご連絡が遅くなってしまって、申し訳ありません。
いえいえ、ご紹介とコメント、ありがとうございます。
ラ・ソース古賀ファンの者です。
自分の表現力ではうまく伝えられないので
こちらを紹介させていただきます:
http://taidan.seesaa.net/article/5818511.html
(伊藤章良とさとなおの「うまい店対談」)
夜はメニューが2つ増えて
「ソース・ブランシュ」「ソース・アッシュ」が数量限定で注文できます。
http://www.lasaucekoga.jp/contents/shopmenu.html
僕もラ・ソース古賀のカレー、じゃなくてキュリー、好きですよ。
リンクを張ってくださった、さとなおさんのサイトより早くネタにしたのが、ちょっと自慢です (^-^)
でも、後からさとなおさんが日経BP社のサイトで書いた記事の方が、検索では上位に引っかかってしまうんですよね(泣)
なんと、閉店してしまっていたのですか。銀座といえども、ちょっとお高く感じられたのでしょうか。
以前のように、代々木上原の「コム・シェ・ヴ」でしかソース・キュリーは楽しめなくなったということですね。
残念ですが、情報提供、ありがとうございました。