
港区東新橋1-5-2 汐留シティーセンター2F
(携帯地図)
Tel:03-5537-2215
予算:1000円〜1500円くらい(ランチ)
味 :★★★☆
辛さ:★★〜★★★
量 :★★★
汐留でカレーを食べるのは意外と悩ましい。いや、元夢民こと炒伽哩など、支店クラスのお店はちゃんとある。ただ、汐留ならではというお店が思い当たらない。少し歩くとすぐ新橋や銀座になってしまうせいもある。
そういう意味では、インド料理店のボンベイクラブは貴重な存在かもしれない。有名チェーンのマハラジャ・グループの一員ではあるけれど、ボンベイクラブを名乗っているのはここだけだからだ。
お店のコンセプトは「ニューヨーク・スタイル」。要は高級料理店のスタイルで、上品にインド料理を楽しみましょうということらしい。ちゃんとニューヨークからシェフを招いたそうだ。店内はアール・デコ調の落ち着いた雰囲気にまとめてあって、いわゆるインド料理店らしさは感じられない。
今回はランチタイムに訪れた。カレーやグリルの違いによって何種類かのセットが用意されている。僕はその中から、「Chef's Lunch」(1150円)というのを注文した。2種類のカレー(ほうれん草チーズ、エビ)にライス、サラダ、デザートが付くものだ。
注文からしばらく待つと、オサレな正方形のプレートにこぎれいに盛り付けられたセットがやってくる。南青山ほかのシターラや、新丸の内ビルのラージ、東京ミッドタウンのニルヴァーナといったオサレ店と似た様式だね。では、いただきます。
見た目と同様に、上品な味付けを意識しているんだろう。他のマハラジャ・グループのビュッフェ形式とは一線を画している。
ほうれん草チーズカレーはマイルドなタイプだ。味付けやスパイス使いは控えめにして、素材の持ち味を出そうとしているようだ。そのおかげだろうか、淡泊な味わいのパニール(インド風カッテージ・チーズ)からも旨みが伝わってくる気がした。
一方、エビのカレーは西インドのゴアによく見られるものを採用する。ココナッツの香りが立っていて、そこにピリッとチリを利かせてある。シターラや銀座のオールド・デリーが似たカレーを出している。それらのお店と比べると、甘みとタマリンドの酸味が控えめかな。
ナンとバスマティ・ライスはともに標準的なでき。メニューには書いていなかった、マライ・ティッカが付いてきたのがちょっと嬉しかった。
驚きは少ないけれど、よくまとまっているセットだった。上品な味付けのインドカレーが好みのあなたなら、覚えておいて損はないと思う。
ディナーは、ビーフのヴィンダルーなどもあり、ニューヨークスタイルというものなるほどですね。
マハラジャ・グループの他店よりも、真っ当に作っている感じがしました。まあ気のせいかもしれませんが(^_^;)
ディナーの情報ありがとうございます。ビーフのヴィンダルーとは、なかなか凝っていますね。ニューヨークでは定番なのかな? ニューヨークに再訪してみたくなりました。