
新宿区西早稲田1-9-6 (携帯地図)
Tel:03-5272-5949
予算:780円〜(昼)、880円〜(昼以降)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★
勝手に始めたカフェ4連投企画の最後を飾るのは、早稲田大学のほど近くにある喫茶店の「あらら・からら」。耳慣れないお店の名前は、お釈迦さまの師匠の一人であるアララ・カラマから採っているようだ。
店内のテーブルや椅子、それに木彫りの犬の置物などが、アンティークな雰囲気を醸し出している。17年前に開いたお店とは思えない“味”は、お年を召したご主人のなせる業(わざ)だろうか。
実はご主人、「糸操り人形」の名士である。思うところあって、名誉ある地位を投げ打って独立。なおも芸術活動に励む傍ら、あらら・かららを開いたそう。
そんな同店の名物は、ご主人の手さばきを生かして作る「あらから風カレーライス」である。具の違いによってバリエーションがいくつかある。僕は、「野菜」(880円、ランチタイムであれば100円引き)を中辛で注文した。
ご主人が丁寧に作るため、待ち時間はそこそこ見ておいた方がよい。しばらくすると、じゃがいも、ニンジン、ピーマンの彩りが華やかなカレーと、丁寧に盛り付けられたライスがやってくる。いただきます。
なるほど。お店の雰囲気と同様に、ならではの“味”をじっくりと楽しめるカレーだね。
カレー・ソースを味わう。はじめのうちはトマト系のかすかな酸味が感じられる。食べ進むにつれて、まろみのあるコクが広がる。さらにコショウによるスパイス感が、次第に増していく。食べ終わるまでに、味の変化を何通りも楽しめる一品だ。
具の野菜は別に調理したうえで、後からカレー・ソースに載せている。じゃがいも、ニンジン、ピーマンのいずれも持ち味をしっかりと生かしていた。食べやすいようにという配慮だろうか、薄くスライスしてあったのも印象的だった。他店では見かけない。
カレーが気に入ったこともあり、食後に別に「ブレンドコーヒー」(450円)を頼んだ。やや小さめのカップに注がれたコーヒーは、香りと苦みがたっぷり。これもまた充実した一杯だった。
一度行って美味しいと思ったのを覚えています。この記事を見てまた行きたくなりました(完全にミーハーですね)。
未訪店も2軒あったので、今後の参考にさせていただきます。
ここのカレーは自分の好みっぽいし、お手頃な値段も、学生街ならではといった感じでいいですね。
是非足を運んでみたいと思います。
カフェ4連投企画、お疲れさまでした。
早稲田ならではの味のあるお店ですね。
ご主人が糸操り人形の名士というのに、かなり惹かれました。
映画「ストリングス」を観てから訪問してみたいと思います。
それでは、失礼しました。
意外な経歴ですよね。名誉ある地位を投げ打っていなければ、この喫茶店はなかったかもしれないわけで。僕も足繁く通いたくなりました。
>Ochiさん
ありがとうございます。記事更新がすっかり遅れてしまいました。お恥ずかしい限りです。
また何かのタイミングでカフェカレー企画、やりましょうか?
>USHIZOさん
はい。早稲田大学の方に怒られてしまいそうですが、「学生街にはもったいない」と思うほどの「味」がありました。
ということで、記事に取り上げられたこともあり、
この間の木曜日の夜に行ってみたのですが、
お休みだったのかやっていませんでした…。
残念でしたが、近辺に新しく出来たQuneというカフェでドライカレーを食べました。
ドライ?と思うほど水っぽく、普通のカレーのようでしたが、けっこうおいしかったです(^^)
「「学生街にはもったいない」と思うほどの「味」がありました」
とのことなので、このカレーはぜひ食べてみたいと思います。
新しいカフェの情報ありがとうございます。ドライとは言いにくいドライカレーですか。気になります。いつか訪れてみたいものです。
昨日のお昼にやっと、あらから風カレーライスをいただくことができましたよ!
私はチキンの中辛を食べたのですが、とても美味しかったです。
お店の内装がかわいらしくて、雰囲気がよく、とても気に入りました。
ご主人もかわいらしい方(同行者いわく「妖精っぽい」)で、パイプを燻らしていたのですが、
それがまたお店の雰囲気にぴったりで、思わずにんまりとしてしまいました(^^)
コメントありがとうございます。なるほど、妖精っぽいですか。たしかにファンタジーの世界に登場するキャラクターの雰囲気を備えている気がしますね。