港区六本木3-4-15 (携帯地図)
Tel:03-5563-0808
予算:850円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★
お昼時、カレーを求めて泉ガーデン周辺をさまよっているうちに、小料理屋さんの前を通りがかった。「カレーうどん」の文字が書いてある。へええ、こんな細道で営業しているとはね。派手なイメージが強い六本木界隈は意外と奥深い。入ってみますか。
店内は小料理屋さんらしい和風のたたずまい。10人も入るといっぱいという印象だ。小粋という言葉がぴったりの雰囲気の中、BGMにジャズが流れていた。このあたりは現代的だな(^_^;)
カウンター越しの壁に目をやると、「復活!特製 六本木のカレーうどん」という文字が書かれた紙が誇らしげに貼ってあった。背後の事情をよく知らないけれど、好評につき復活したということか。
ランチは潔くカレーうどん一本槍らしい。小鉢とご飯が付いて850円なり。麺の大盛りが100円増し、トッピングのとんかつを注文すると200円増しになる。僕はシンプルに普通盛り、トッピングなしで頼んだ。
しばらく待つと、綺麗なお盆が目の前に置かれた。その上には、カレーうどん、小鉢、小さめの器に盛られたご飯がそろっている。コーンの黄色や青菜の緑色のおかげで、カレーうどんが華やかに見える。では、いただきます。
ほう、わざわざ復活させただけあって、作り手の気合いを感じさせるカレーうどんだ。下手なうどん屋さんのものよりはずっとおいしい。
さらっとしたカレー南蛮タイプながら、出汁がたっぷりと取ってあるため、濃厚な旨味が感じられる。一味唐辛子も良く利いている。辛さが苦手な僕には十分すぎる。これだけ辛さに存在感があるカレーうどんは珍しい。
うどんは腰がしっかりしており、噛めば噛むほど持ち味が楽しめる。具は豚肉にコーン、青菜、天かす。それぞれソツのないおいしさだ。特にコーンや天かすは後載せ方式のため、最初のうちに食べれば素材ならではの食感も楽しめる。
うどんを食べ終わった後は、やや品を欠くけれど、ご飯をうどんつゆの中に入れてしまおう。雑炊のようになって、もう一度出汁の利いたカレーの味を堪能できるのだった。
この手のカレーは
裕次郎の愛した「吉法師かわい」しか思い浮かばなかったです。
とんかつトッピングって珍しいですね。
復活ってのも気になりますが。
この界隈は歩いたことがありませんでしたが、水野さんの本の「ラミーズ」というのも近そうですね。
そうでした、もう少し六本木寄りのところには「吉法師かわい」があるんですよね。全く思い浮かばず。思い出す機会になりました。ありがとうございます。
復活のエピソード、聞いてみれば良かったですね。今さらながらちょっと後悔。
>辛党のおっさんさん
僕も今回初めて歩き回りました。仰るとおり、ラミーズの並びです。