港区虎ノ門2-7-9 第一岡名ビルB1 (携帯地図)
Tel:03-3502-8505
予算:1000円〜(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
以前のシノギでお世話になった方から面会したいとの連絡をいただいた。「軽く食事でもしながらお話ししますか」と持ちかけ、先方の仕事場からほど近い虎ノ門のお手頃フランス料理店、シャンティイにやってきた。
お店の名前は、フランス北部ピカルディー地方にある都市から採ったもの。ちなみに同市の観光名所であるシャンティイ城は、姫路城と姉妹城協定を結んでいる。
さて、なぜフレンチの店を訪問したかというと、ランチタイムに欧風カレーを出していると聞いたからだ。入口の前でランチのメニューを確認すると、あったあった。「ローストした地鶏の欧風カレー」(1000円)が。
実はこのお店、シノギでお世話になった方が通い慣れたお店でもあった。でもカレーを味わったことはなかったそうなので、一緒にカレーを注文した。前菜をつまんでからほどなくして、お目当ての一皿がやってきた。ライスに載った地鶏がおいしそうだ。
さりげなくフレンチの技巧を採り入れた、これぞ欧風カレーと言いたくなる一皿だ。
カレー・ソースを口に含んでもみよう。上品なコクと、ほどよいエピス(=スパイスのフランス語)の刺激がバランス良く広がってくる。よくある欧風カレーのように甘みを加えるようなことはせず、ソースの旨みで堂々と勝負している。
一方、ローストされた地鶏は、ほどよい弾力が印象に残った。この弾力を楽しみながら噛み続けると旨味が染み出てくる。そのまま味わっても十分においしい。でも、フレンチらしくソース、つまりカレーと絡めるともっとおいしくなった。
欲を言えば、もう少しカレー・ソースがたっぷりあった方が嬉しいな。フレンチのソースと考えるとこんなものかなと思えるけれど、ライスの量に比べると足りなくなりやすいと思う。
なお、シノギでお世話になった方によると、「虎ノ門界隈のお店のランチタイムは開店重視」。シャンティイもその傾向どおり、食べ終わったお皿を次々と片づけていく。少しせわしないけれど、気にしないでおこう。一息つきたい時は、近くのコーヒー・ショップに移動する。これが虎ノ門の昼の流儀だそうだ。
シャンティイは、やや気がつきにくい場所にありますからね。知らなくても無理ないと思います。
シノギは、検索するとわかると思いますが、ヤクザ言葉でいうところの資金獲得手段らしいです。私が朝遅く夜遅い“ヤクザな稼業”に従事しているので、この言葉を使わせていただいています。
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いえいえ、こちらこそ深読みさせてしまいすみませんでした。