
横浜市中区弥生町3-26 (携帯地図)
Tel:045-261-4307
予算:2000円〜(夜)
味 :★★★★☆
辛さ:★★☆(富士山)
量 :★★★
たかがカレー、されどカレー。
「横浜カリー アルペンジロー」のカレー、もといカリーを表現するなら、冒頭の言葉ほどしっくりくるものはない。どこまで頑張ってもカレーはカレーでしかない。それでも、できるかぎりを尽くして一流料理に仕立ててみせる。そんな思い入れがひしひしと伝わってくるのだ。
しかもアルペンジローの思い入れは、カリーにとどまらない。例えばライスには、わざわざお釜で炊く「かまめし」(250gで500円)を用意する。その姿勢、気に入った。だから僕もあえてお釜の写真から紹介しよう。

…と、ごはんだけで話題が続いてしまうけれど、そろそろカリーに移ろう。牛、豚、鶏、海の幸、野菜など具材の違いでメニューを充実させている。僕は、数量限定の「野菜カリー」(1580円)を注文した。ちなみに、ビーフよりも高い。いったいどんな野菜が出てくるのやら(^_^;)
カリーの到着、かまめしの炊きあがりとも結構な時間がかかる。何かしら前菜をつまんで、ゆったりと待ちたいところ。僕は「にぎやかな野菜サラダ」のSサイズ(600円)を頼んだ。Sサイズながらなかなかの量で、食べ応えがあった。
サラダを食べ終えてからもう少しだけ待つと、お釜を熱する火がついに消えた。このタイミングにぴったりと合わせる形で、野菜がてんこ盛りになったカリーの器をホール担当のおねえさんが持ってきてくれた。

ああ、ジーンとくる旨みがたまらない。
サラサラとしたソースながら、出汁が利いてカレーらしい旨みを存分に味わえる。すっきりとした辛さと、タマネギやチャツネによると思われる自然な甘みが特徴的だ。他店にもありそうだけど、実際にはなかなか出会わない。オリジナル性は高い。
ライスとの相性も抜群、というか塩だけで味わえるかまめしとの組み合わせ、おいしくないわけがない。
野菜はアスパラガス、インゲン、カリフラワー、ジャガイモ、トウモロコシ、ニンジン、マッシュルームなど。それぞれに丁寧な調理が施されていた。例えばニンジンなら素材の甘さを十分すぎるほど引き出してあり、ジャガイモはほどよく柔らかく、しかも形が全く崩れていないという、絶妙の熱の通し方だった。
量はさほど多くないはずだけど、食べ終わる頃にはすっかり満腹気分になっていた。たぶん、渾身の思いが詰まったカリーやライスだったからだろう。
ちなみにカレーの辛さは、店名のアルペンに習って山の高さで表している。僕は下から2番目の富士山にしたけれど、辛党のあなたはエベレストあたりからいかがでしょう?
是非辛口に登って見たいと思います。
僕が食べたときはお釜のごはんはなかったと思いますので、あの赤い飯盒のごはんのイメージが強いですね、ここの店は。
ぜひ再訪して、お釜で炊いたごはんを味わってみたいと思います。あとは未踏破の天国も(笑)。
かりん☆さんの場合はエベレストといわず、びっぐさんが仰っている「天国」から登り始めていいかもしれません。お店の方は止めに入りますけれど、きっと大丈夫でしょう(笑)
>びっぐさん
仰るとおり、文章量を減らすために割愛したのですが、赤い飯盒に盛られてくる通常のライスの方がよく知られていますよね。フォローありがとうございます。
以前とは多少メニュー体系が変わったと思います。よかったら再訪してみてください。
一度も行けてません・・・。
今年は結構横浜にいったはずなんですが。
特にこの野菜は圧巻ですね。
来年の目標にしたいと思うお店です。
20年の伝統を持つカリーそのものも食べ応えがあると思います。来年、samuraiさんのご感想を楽しみにしておきますね(笑)
インド料理だタイ料理だが好きなボクですが、やっぱり米食いのようでして、、、
おいしいご飯にあたると快哉を叫びたくなります。
なんだかんだ言っても、お米育ちの日本人ということですかね。僕も白飯だけをそのまま食べるのが好きで、「おかずも食べなさい」と親によく叱られていました(^_^;)