大阪市中央区南船場3-7-28 (携帯地図)
Tel:06-6241-6515
予算:785円〜(昼)、2000円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★〜★★★☆
量 :★★★☆
何の因果か、シノギのせいでクリスマスイブに大阪に出張らなければならなくなった。そこで、大阪に帰省していた「まろまろ記」のまろまろさんを呼び出した。こうして野郎二人による寂しい食事会と相成った(苦笑)
集まったお店は、心斎橋のインド料理店「ナマステ」。一見ではごくありふれたインド料理店に見える。でも、オーナーがインド中南部のハイデラバード出身だけあって、ところどころに南の香りを漂わせている。
例えば前菜のメニューには、豆のドーナツ「ヴァダ」(850円、拙ブログでは主にワダと表記しています)がある。カレーに目を転じると、ハイデラバード地方のスパイシーなチキンカレー「チキンハイデラバディ」(1300円)などが目に入る。
これらは当然のように注文するとして、ついでにメニューにないものも聞くだけ聞いてみようか。「ハイデラバディビリヤニ(ハイデラバード風炊き込みご飯)はある?」と聞くと、「あるよ、1500円」とオーナー。おや、あっさり。さらに、「ドーサ(お米のクレープ)もできるよ」と、聞いていない料理まで教えてくれた。
まろまろさんが「なぜメニューに載せてないの?」と、至極もっともな質問をオーナーに投げかけた。するとオーナーは、お店の奥から別の冊子を持ってきた。その冊子には、ドーサやビリヤニの姿がある。どうも日本人の注文が少ないうえ、調理に時間がかかるため、紹介を控えているらしい。
今回はドーサを見送り、ビリヤニとオーナーおすすめの表メニューである「アルピャーズサブジ」(1100円)というカレーを頼んだ。カレーと合わせるパンは、普通のナンを1枚と、これまた裏メニューのプーリ(揚げパン)を注文することに。
とまあ、なにやら予想以上に充実した晩餐となった。それぞれ味わってみますか。
まずはワダから。サンバル(野菜と豆のスープ)やココナッツの入ったチャツネを付けて味わおう。うん、さっくりと揚がっているね。中には香草などを少し加えてあって、噛むとふわっと口の中から香りが広がる。
お次はハイデラバディビリヤニ。30分ほど待ってから出てきた。うん、ちゃんと長粒米を使っているね。ほどよいスパイシー感で、ソツのないおいしさだ。ただ、もう少しパラッとしている方が僕は好みだな。
そして、二つのカレーをいただこう。チキンハイデラバディは、予想していたほどは辛くなかった。チリなどによる辛さや香りを感じさせつつも、主張は控えめという印象。日本人向きに調整してくれたのかな? もう一つのアルピャーズサブジは、ジャガイモとタマネギの香味炒めで、こちらもまた食べやすかった。
すっかり満腹になったところで、「チャイ飲む?」とオーナーから声がかかった。この際だから聞いてみるか。「マドラスコーヒー(南インド風のコーヒー)はできる?」 やっぱりオーナーは力強くうなずいた。じゃそれで。裏メニューはまだまだいっぱいありそうだな(^_^;)
どの料理も総じて安定感があったと思う。何より裏メニューを聞く楽しみがあるし、いろんなシチュエーションで使えるお店と言える。まろまろさん、お付き合いくださり、ありがとうございました。
おかげさまで普段なら絶対に頼むことのない裏メニューの数々を堪能させていただきました。
隠しメニューの割には、たあぼうさんの質問に大プッシュで応えて来たオーナーの姿が微笑ましかったです。
おぉ!ここは。
今年の大阪出張で、ティラガに訪問した時に大阪本社の
方からお薦めで聞いていたお店です。
まさかこんな素晴らしいお店だとは!
次回出張時の楽しみが増えました。
ありがとうございます!
それでは、失礼しました。
あんなに裏メニューがあるとは思いませんでした。次に訪れるときには、もっとディープな南インドの料理を頼んでみてもいいかもと思いました。オーナーがますますヒートアップしてくれるかも、なんて(^_^;)
>USHIZOさん
本社の方のおすすめのお店でしたか。たしかに、タンドール料理も定番をひととおりそろえていましたし、楽しみがいがあるインド料理店のようです。
次回の出張時のご訪問記、楽しみにしていますね。
11月に出張で心斎橋に宿泊し、色々と検索したつもりだったんですが、選択に失敗しボンベイキッチンという中級の北インド料理店に行きました。
ハイダラバディと名のつくカレーは辛いですよね。
きっと、頼めば本場の辛さにしてくれるんでしょうね〜。行きたかった〜。
南はヘルシーさでブームですが、辛いもの好き向きのものも探したくて、ハイダラバディに注目していました。
年始に大阪に行くつもりですので、
時間があったら行ってみます。
ティラガも行きたいんですよね〜!
サービス精神旺盛なインド料理店だったようですね。それはそれで楽しい経験だったのではないでしょうか? ハイデラバーディのカレーを辛党さんが紹介されること、楽しみにしています。
>ピエ〜ルさん
ご旅行ですか? いいですね。インド料理をいろいろ楽しんできてください。お店側の休暇にはお気を付けて。