ポカラ
品川区東大井5-7-13 (携帯地図)
Tel:03-3458-1096
予算:750円〜(昼)、1650円〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★☆
ポカラはネパール第3の都市。さほど大きな町ではないけれど、アジアを旅して回るバックパッカーなら一度は耳にする地名だ。景観の名所として、トレッキングの名所として、あるいは、“沈没”(長期旅行者が一つの町に大きな目的もなく長期滞在すること)の名所として。
僕もまとまった時間を作れたら訪れてみたい。それまでしばらくは、東京のポカラを楽しむことにしよう。大井町駅から大井町銀座商店街を東へ数分歩くと見付かるネパール・チベット料理店である。
昼、夜ともにお手頃な値段のセットを用意する。夜に訪問した今回は、「カレーセット」(1650円)を頼んだ。2種類のカレーに、ナンとライス、タンドリーチキン、サラダ、食後のドリンクが付くものだ。カレーは、ひき肉となす、野菜の2種類を選んだ。
セットが到着するまでの間は、ネパールらしい前菜でも頼んでもたせようか。そう考えて、「アルコ・アチャール」(ジャガイモの漬け物、400円)も注文した。アチャールと一緒に箸を持ってきてくれたので、ちょっと不思議に感じつつも箸でつまむ。うん、スパイスの利き具合がいい感じですな。
ところが、アチャールを平らげてもセットはまだ来なかった。どうやらバーになっている2Fに団体のお客さんがいたらしい。さすがに少し待ちくたびれたなと思い始めたところで、ようやくやってきた。朱色に塗られたトレイで来るのは少し珍しいな。いただきます。
どちらもネパールらしい穏やかな味付けのカレーだな。
ひき肉&なすは、辛さを抑え、さらに軽く甘みも加えたタイプ。クリーミーなカレーで、ひき肉らしいつぶの食感をほとんど感じない。ナスも小さくカットされて入っており、クセがなく食べられる。
一方の野菜カレーは、甘みがないこともあって、ひき肉&なすよりはスパイス感を楽しめるタイプ。といっても尖った辛さは全くない。エスニックの辛いカレーを食べ慣れてない方によさそうだ。具の野菜はジャガイモなどオーソドックスなものを使っていた。
ナンやタンドリーチキンは、そつのないでき。それらよりも僕が嬉しかったのは、付け合わせにムラコ・アチャール(大根の漬け物)が付いてきたこと。これが付けているかどうか一つで、ネパール料理を食べたという気分の盛り上がり方が違ってくるんだよね。