千代田区丸の内3-1-1 国際ビルB1F
(携帯地図)
Tel:03-5208-5011
予算:780円くらい〜(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★
他の方のブログを参考に訪れた2軒目のお店は、丸の内の国際ビルヂング地下の飲食店フロア「クニギワ」に入っている「バルテリア curva」(クルバ)。エスニカンさんの「毎日カレーとタイ料理」や、辛党さんの「辛くできますか」を拝見した。
国際ビルの階段を下りるとすぐ目に付く場所にあるクルバは、クニギワの仕掛け役であるバルニバービの直営店。プロデューサーが一番いい場所を取っているわけですな…(^_^;)
もっともこの程度の皮肉は、バルニバービの佐藤裕久社長には歯牙にもかけられないだろう。とにかくパワフルな方で、経歴が奮っている。
大学で二度留年して退学し、アパレル会社に潜り込む。配属先の厳しい環境にめげずに頭角を現し、24歳で社長に就任する。と思ったら取引先の倒産に巻き込まれて会社を手放す羽目に。膨大な借金だけが残ったものの歯を食いしばり、南船場でカフェを立ち上げて大成功。そして、フード・ビジネスを一気に拡大させたそうな。
こんなトップがいる会社が営むお店という先入観のためだろうか、クルバからはオサレさだけでなく、強い熱気まで感じられた。さらにカレーのメニューにも、「プロヴァンス」などの横文字がいっぱい並んでいて、英語が苦手な僕は気圧され気味になってしまった(^_^;)
そんな中に、横文字が少なくてほっとできるメニューが一つあった。「幻の銀座きひろカレー」(850円)である。シェフがかつて銀座で営んでいた「きひろ」というお店で出していた、個性的なカレーを再現したものだ。きひろに頻繁に訪れていたエスニカンさんたちの要望がかない、1日10食限定ながら常設メニューに入ったようだ。
注文してから少し待つと、注文したカレーがやってきた。外見もきひろ時代のそれとよく似ている。きひろファンの方なら嬉しいだろうね。いただきます。
評判どおり、個性的かつ品の良い味わいのカレーだ。
カレー・ソースは小麦粉を加えずに仕上げているサラサラなタイプ。野菜や果物から出していると思われる、自然かつ軽い甘みに特徴があるな…
などと思っていると、今度は「僕らを忘れるな」と言わんばかりにスパイスたちが一斉に主張し出す。ほどなくして旨みとシャープな辛さによる合奏が始まった。
この合奏、それぞれのパートが個性を主張しながらも、最後までバランスが崩れなかった。感心しながら食べているうちに、気が付けばお皿からカレー・ソースとライスがなくなっていた。
あぁ、以前きひろカレー限定ウィークの土曜に訪問して、
思いきり空振りましたm(_ _;)m
結果的にグルガオンに行けたので良かったのですが。
ここは今年リベンジしなければいけないお店ですハイ。
それでは、失礼しました。
こちらの欧風とも和風とも言いがたい
オリジナルの味は、独特ですね!
自然の味わいもさることながら、
その後にくるスパイシーさがいいですね。
常設メニューになってすごくよかったです!
ふられたのは残念でしたね。新宿周辺に力を入れるUSHIZOさんには、やや訪れにくい場所かもしれませんが、再訪がかなうといいですね。
銀座一丁目のグルガオン(http://love-curry.seesaa.net/article/842841.html)も、人気がありますよね。拙ブログのページビュー・ランキングの常連になっています。
>samuraiさん
仰るとおり、シェフならではの個性的な味わいのカレーを作り上げていますね。カレー好きが感銘を受けやすいカレーだと思いました。
自分としては、スパイスの感じが、西洋の肉料理も昔から好きだった者に親しみのあるソースの感じなんですよね。
作り方だけでなく、スパイスが明らかにデリーなどと違う気がしますね。
クルバさん、初めて伺いました。
先ずは、お店の作りに目が行きました。
場所がそぐえば良いと思いますが、あの場所ではなかなか微妙なデザインかも・・・。
夜に伺うと、全然違う印象なのかしら?
カレーは、仰る通りに非常にまとまりのある上品なお味ですね。
どこかで食べた記憶のあるお味ですが、思い出せずに悩んでいる間にお皿が空になっていました(笑)
この辺りのオフィスビルの地下では、1件だけ昔訪れたカレー屋さんがあります。
有楽町ビルの地下にある「マーブル」というお店です。
私の印象では、築地の中栄さんに良く似たお味だった記憶があります。
メニューにもインドカレーがありましたし、キャベツの千切りも乗っていました。
でも、私はいつもラムカレーをいただいていました。
まだご健在なのでしょうか?
(※大鍋で作っていたときはさらに上の旨さでした。これは火力や付きっきりで鍋をみていたことなのではないかーと思います)
仰るとおり、洋食のソースの作り方に近いのでしょうね。カレー・ソースと呼ぶのがしっくりくる印象を受けました。味の傾向は違いますが、ラ・ソース古賀に通じるものを感じました。
>dolphinkickさん
確かに入っているビルの印象を考えても、お店の造りには少し浮いた印象を受けるかもしれませんね。
マーブルは健在のはずです。お昼時はサラリーマンで賑わっていますよ。僕は半年ほど前に訪れて、ご指摘のインドカレーをいただきました。どんな感想を書いたものか悩ましかったので、まだ紹介はしていません。
>エスニカンさん
思わず握手されるとはすごいですね。感激ぶりがよく分かるエピソードです(笑) ぜひまた訪れてください。
思い入れのある一皿に再会できること、何よりの喜びですよね。お気持ち、よく分かります。これからもぜひ通ってくださいませ。
先日、たあぼうさんの記事にリンクをさせていただいて、
TBを送ってみたのですが、何度送っても入らないようです。
前にもこんなことがありましたね。
こちらのお店にはきひろカレー以外にこんな背景があった
とは知りませんでした。
それにしても、本当に完成度が高いカレーですよね。
curvaに行かれましたか。そして、リンクありがとうございます。
トラックバックの件、すみません。うーん、記事中リンクのある・なしにかかわらず、トラックバックは基本的に受け入れているのですが…。スパム・トラックバックのIPアドレスを禁止したら、たまたま超神田っ子さんに当たってしまったのでしょうか??