渋谷区恵比寿1-26-12 サンライズ・ヴィラ1F
(携帯地図)
Tel:03-3325-6228
予算:1000円(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★〜(カレー、ライスお代わり可)
恵比寿には、質の高い料理を楽しませてくれる小さなお店がいくつもある。しかも、ランチに限ってカレーを出すところも少なくない。
今回訪れたティアールも、そんなランチ限定でカレーを供する小さなお店の一つだ。夜は伝統的な様式のフレンチを出すお店ながら、お昼時にはお手軽なワンプレート料理を用意する。その選択肢の一つが週替わりのカレーで、お値段は1000円なり。
カウンター、テーブルの合計で12席しかなく、12時前に訪問できなければ外で待つことを覚悟しよう。12時30分頃に到着した僕は「待ち組」となった。もっとも、お店の方に携帯電話の番号を告げておけば、席が空いた段階で連絡をもらうこともできる。
首尾よく店内に入ることができたら、まずは澄み切った紺青色のカウンターに目を奪われる。レストランではあまり見かけない色合いだ。でも違和感はほとんどなく、お店の方のセンスの良さがうかがえる。このカウンターに席を確保した僕は早速、カレーを注文する。この週は「鶏肉と根菜のカレー」だった。
前菜のマカロニサラダを食べ終わるのを見計らったかのように、カレーとライス、ナンが載ったプレートが目の前にやってきた。なんと、カレー・ソースとライスはお代わりも可とのこと。男性にはうれしいサービスだね。いただきます。
うん、おうちのカレーの延長線上にあるタイプで、多くの人が安心して食べられるはず。この大事な基本を押さえつつ、フレンチのソースのソースのようにしっかりと出汁をとって品の良いおいしさに仕上げてある。
具の切り方にも配慮が感じられる。ニンジン、ダイコン、レンコンといった根菜類は小さく小さく、文字どおりの一口大に切ってあった。カレー・ソースに違和感なく溶け込む一方で、時折、素材の持ち味を主張する。
調子よく味わっていたら、みるみるうちにカレー・ソースがなくなった。でも今日は安心。お店の方が声をかけてくれたので、遠慮なくお代わりさせていただいた。
あえて注文を付けるとしても、ナンは付いてなくてもいいかな、くらいか。夜のフレンチもぜひ味わってみたい。そんな気持ちを抱かせる完成度の高いカレーだった。。
こちらのお店には伺ったことはないですが、先日、恵比寿の別のお店に初めて伺いました。
「モンタンベール」というお店です。
バス通りに面してキムカツさんの並びにオープンしたのを、バスの車中から眺めるだけの日々が続いていましたが、やっとの訪問です。
夜に伺いました。
ガラス張りのお店ですが、店内は適度に照明を落とし、手前にテーブル席、奥は二本の立派なカウンターが縦に伸びています。
その間に、天井まで伸びるガラス張り大きなワイセラー。
落ち着いた雰囲気のカジュアルダイニング、といった趣です。
メニューはビストロ風料理が10品ほど、カレーは欧風で6種類ほどでしょうか。
グラスワインをお願いし、香ばしくグリルされたスパイシーチキンを頂きながらしばらくぼんやりと時を過ごし、
見つければ必ず頼んでしまう帆立カレーを追加でお願いしました。ご飯少なめで。
ソースポットには、ヒモ付きの大振りな帆立が二つ。ルーはさらさらです。けれど、玉ねぎの甘みを強く利かせ、しっかりとフォンから形成されているコクのある味わいは、やはり欧風ならでは魅力ですね。
帰り際、奥の厨房からコック帽のご主人でしょうか。
わざわざ出ていらっしゃり、深々とお辞儀をされてしまい、ちょっと恐縮しながらお店をあとにしました。
良いお店なので、是非また伺いたいです。
ところで、GINZA CURRY HOUSE 1/3
という東銀座のお店をご存知ですか?
女性だけで営業されている、とても入り易いお店だったのですが、2月8日をもって閉店されるそうです。
また1件、大事なお店がなくなってしまいます。
モンタンベールの情報、ありがとうございます。1000軒以上のカフェを訪問されているOchiさんのブログで以前、拝見したのを覚えています(http://wwc.seesaa.net/article/61006620.html)。良さそうなお店ですね。
もう一つ、「GINZA CURRY HOUSE 1/3」の閉店情報もありがとうございます。僕の記憶が間違っていなければ、木場の「カレーハウス1/2」(http://love-curry.seesaa.net/article/36381946.html)の姉妹店です。
1/2を取り上げたので、1/3はしばらく後でいいかな、などと考えていました。思い立ったらすぐに訪問しないといけませんね。