横浜市中区山下町74-6 ロクマルビルB1
(携帯地図)
Tel:045-641-1496
予算:800円〜(昼)、2000円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★(パラク・パニールの場合)
量 :★★★★(コースの場合)
「横浜でインドカレー」と言ったら、真っ先に候補に上がるお店の一つは山下町のシタールだろう。カジュアルなインド料理店が増えた最近では、かえって珍しいくらい「正統派」のレストランである。
使い勝手の良いお店で、気分によって使い分けられる。ランチは800円からとお手ごろな価格で楽しめ、ホーム・パーティーなど向けにテイクアウトにも応じる。一方、ディナー・タイムはコース、アラカルトとも充実している。
今回は夜に訪問した。正統派のお店だし、コース料理を一つずつサーブしてもらうのが様(さま)になるかな。そう考えて「ヴェジタリアンセット」(2350円)を注文した。
このセットには、サラダ、サモサ(ジャガイモの揚げ包み)、野菜のパコラ(天ぷら)2種類、任意の野菜カレー1種とダル(豆のカレー)、ロティ(全粒粉のパン)、クルフィ(アイスクリーム)、チャイまたはコーヒーが付く。カレーは「パラク・パニール」(ほうれん草とチーズのカレー)を選んだ。
注文した料理は次々とやってきた。まずサラダ、続いてサモサとパコラが載った1皿が到着する。それらを平らげた直後には、ロティとダル、パラク・パニールが目の前にあった。はやっ。それにダルとパラク・パニールのお皿が大きい。それぞれ優に一人前あるじゃないですか、これ。
では、いただきます。うん、ともに奇をてらったところがない、正統派と呼ぶに相応しいインドカレーだ。
煮込みバターを使って調理しているというダルは、とろとろになったレンズ豆の食感が素晴らしい。煮くずれかかりながらも、スープ状にはなりきっていない絶妙のタイミングで仕上げてある。
一方のパラク・パニールは、一口めをスプーンですくった時の豊かな香りに驚いた。仕上げに投入するガラムマサラによるものだろうか? 一般に、ほうれん草のカレーは他店と差異化を図りにくいとされる。でもこの香り高さがあれば、十分なアピール・ポイントになっている。
ボリュームの多さの懸念は予想どおりだった。おいしかったものの、2皿分を食べ切るのには苦労した。
カレーを食べた後は、マンゴーの入ったクルフィとチャイでお口直し。お腹いっぱいだったはずなのに、気が付けばおいしく食べてしまっている自分がいた。
そのようですね。アイスは食べられました。もっと甘いものだったらダメだったかもしれませんが(^_^;)
海老カレーが絶品でしたが、サグもいいですよね。
ここと溝の口インダスのマンゴークルフィがお気に入りです。
コメントありがとうございます。
横浜のカレーをいっぱい食べ歩いてきたcurryvaderさんをして、一番おいしいと言わせるお店というわけですね〜。
おっしゃるとおり、クルフィもおいしかったです。
と思っていましたが、夜の方がこちらのお店をゆっくり楽しんでいただくことができそうですね。
是非行って見たいお店の1つです。
そうですね。内装も凝ったお店ですし、ディナーに訪問した方が満喫できるのではないかと思います。ご報告、楽しみにしていますね。
関内駅周辺には美味しいインド料理屋が複数あるのに、横浜駅となると、数年前にマハラジャが消えて以来しばらくは砂漠地帯でした。ところが、昨年11月頃、VIVREの地下のカフェテリアの中にフェスタ・ムンバイが出来ました。学校帰りの女子高生で賑わっていますよ。値段も手頃。
お久しぶりです。やはりシタールはおすすめのようですね。
横浜駅周辺のお店の情報も、ありがとうございます。仰るとおり、横浜駅近辺は、意外とカレーにありつきにくいんですよね。僕が思い当たるのはパブ様式の「ザ・タヴァーン」くらいだったので、参考になりました。
非常にわかりにくい場所にあり、知る人ぞ知る隠れ家的レストランです
メニュー数も豊富でサービスも行き届いており、素材の選択も信頼できるものです
味付けはやや辛目で日本向けアレンジはあるものの本場のスタンダードを外していない感じです
ただ、カレーベースにややトマト系が多いのが気になります
複数人で訪問し皿をシェアするとなると基本味の重複は避けられません
まあ、そこを割り引いても満足度は高いと思います
たしかに分かりやすい場所ではありませんね。みなとみらい線ができてからは、だいぶ行きやすくはなりましたが。
トマトベースのカレーが豊富との情報、参考になります。ありがとうございます。