横浜市中区山下町80 (携帯地図)
Tel:045-662-4693
予算:1050円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
「トルコやウズベキスタンを旅行して印象に残った場所は?」と聞かれたら、僕の答えのひとつはチャイハネだ。チャイを飲みつつ、地元の人たちと気軽に片言の会話を交わせる場所である。直訳なら喫茶店、意訳するなら寄合茶屋といったところか。
そんな思い出深い「チャイハネ」という文字が、横浜の中華街で目に飛び込んできた。へええ、民芸品店なんだ。以前から全国各地に展開しているようだけど、民芸品に疎い僕にとっては初めて見るお店だった。
興味を駆られて近付くと、今度は「カレー」の文字が目に入ってきた(^_^;) お店の4Fにカフェを併設していて、その名物がカレーということらしい。カフェの名前は「チャイハネ カフェ」。直訳したら「喫茶店喫茶店」。カレーがあるなら訪問してみますか。
階段を上って4Fにたどり着くと、木の自然な色合いを生かした雰囲気のよい空間が広がっていた。日が当たる席を確保した僕は、「本日のカレー」(1050円)と、「ケニアチャイ」(588円)を注文した。この日のカレーは、豆のカレーだった。
ところが、作り置き分がすべて売り切れてしまったため、追加分を作っている最中とのこと。うーむ、仕方あるまい。ケニアチャイを先に飲みながら、カレーを待つ変則的な順番になった。
お茶請けの菓子をつまみつつ、ミルク分の多いチャイをゆっくり飲み終える。まだカレーは来ない。本を読み始める。なかなか来ない。だいぶ読み進んだところで、ついにやってきた。きれいに盛りつけてあるね。
では、いただきます。やや酸味の強いカレー・ソースが特徴のインド風カレーだね。
ひよこ豆など3種類の豆を適度に煮込んであり、カレーと絡めることでおいしく食べられる。豆はもちろん、カレー・ソースも野菜主体の健康に配慮した作り方なのだろう。見た目よりも軽い印象を受けた。
辛さはそこそこ。インド風カレーと分類したものの、おうちのカレー好きという方でも馴染みやすい味だと思う。実際、僕の後に訪れた親子連れのお客さんを見ると、お子さんが「豆のカレーは初めて」と言いつつも、気に入った様子だった。