武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 レインボービルB1
(携帯地図)
Tel:0422-22-3999
予算:820円〜(昼)、1600円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★
パトワールは、東京で息の長いパキスタン料理店の一つ。以前は渋谷や銀座にもお店を出していたが、現在は吉祥寺と新宿の2店で営業している。また、いつの間にか銀座のガンダーラが姉妹店となっていた。パキスタン人同士でお店の譲渡でもあったのかな。
今回取り上げる吉祥寺店は、伊勢丹の近くという利便性の高い場所にある。北インド/パキスタン系のカレーが豊富で、味もソツがない。インド系のカレーをあまり食べたことがない方にも安心して利用できるお店だろう。
おすすめは、「チキン・クーライ」(1560円)という名前の鍋料理。他店ではあまり見かけない。スペルから勝手に類推すると、パキスタン北西部のクーライ地方の料理なのかな。これに、パトワール地方のナンという「ログニ・ナン」(420円)を組み合わせることにした。
店内の中央に厨房があり、四辺をカウンター席が囲んでいる。カウンター席に座れば調理をかいま見られるわけだ。チキン・クーライの場合、シェフはチキンとフレッシュトマトを強火で炒めつつ、チリパウダーを加えていた。仕上げにはガラムマサラらしきものを投入していた。
ほどなくして、赤々とした色が印象的な一皿が僕の前にやってきた。いただきます。
一般的なごちそう系のインドカレーとは、一線を画している料理だ。味付けや香辛料の使い方がシンプルで、だからこそトマトの酸味とチリの辛さが舌に真っ直に伝わってくる。
具のチキンも傾向は同じ。鶏肉らしい旨みを、コショウなどの香辛料によってシンプルに引き立ててある。シンプルかつ美味しいところが素晴らしい。一皿を通して、料理に力強さのようなものが感じられた。
チキン・クーライと組み合わせたログニ・ナンも、食べ応えがあった。乳と卵をふんだんに入れたナン生地に、白ごまを載せて焼き上げたもので、インド料理でよく見られるナンと違い、かた〜く焼き上げられている。ほのかに甘いため、単独でもおいしく食べられた。
ログニ・ナンのかたさや丸い形状は、ウズベキスタンや中国の新疆ウイグル自治区で味わったナンを彷彿(ほうふつ)とさせた。パキスタンがインドと中央アジアの間にあることを実感できる一品と言っていいだろう。
パトワール、私大好きなんです♪
高校時代、ここで食べたカレーに感動して、インド・パキスタン系のカレーが好きになりました。
吉祥寺は色んなカレー屋がありますが、私はこのお店が一番好きです。
たあぼうさんの評価も高かったので、ちょっと嬉しくて書き込みしちゃいました^^
久しぶりにパトワール食べに行こうかしら・・・。
お久しぶりです。パトワールがきっかけのお店でしたか〜。僕も遠い昔の学生時代、当時存在していた渋谷店で、「パキスタンのカレーもおいしいんだ」と思いました。
お忙しそうですが、機会があったらぜひ再訪してみてください。
>リンさん
新宿店は少しアクセスが良くない場所にあるので、吉祥寺店を取り上げてみました。飲み放題付きのバイキングとは通いがいがありますね。
仰るとおり、パキスタンの震災や政情不安については考えさせられるものがあります。今回の選挙が良い方向に転換するきっかけになればと思わずにいられません。
気になる話題でしたのでコメントさせてください
先日ガンダーラに行って姉妹店や系列店の事を尋ねたら、ガンダーラは1店舗だけだと言っていましたよ
わからんですな
ご確認ありがとうございます。そうですか。私の日本語のやり取りが、うまくできていなかったんですかねえ。パトワールに日本人の店員さんがいると話が早いのですが…。