世田谷区奥沢3-31-10 (携帯地図)
Tel:03-5754-1785
予算:840円〜
味 :★★★☆(カレーとして)
辛さ:★★☆
量 :★★★
正直なところ、迎茶をカレー屋さんとして紹介するのは気が引ける。中国や台湾の高級茶を楽しめるカフェだからだ。でもメニューに「薬膳カレー」(840円)があることだし、何よりよいお店だから、取り上げてみたい。
迎茶は、奥沢駅から自由通りを南下して約2分のところにある。扉を開いて中に入ると、カウンター越しに美しい茶器が並んでいるのが見えるはず。カウンターでは落ち着かないというあなたは、奥の階段を上がって2Fのテーブル席を確保しよう。
ランチタイムは点心のセットまたは薬膳カレーの2択。ともにミニサラダと中国茶が付く。僕はもちろんカレーを注文した。メニューの説明書きによれば、スパイスとハーブを合計で47種類(!)使っており、さらにキトサンなどを加えてあるそうだ。
その謳い文句からすると、日本薬膳のレトルトまたは同等品かな? 店主の貞重知子さんに自家製かどうかを尋ねたところ、「外から取り寄せたら、おいしかったのでメニューに加えた」とのご回答があった。なるほど。では、いただくとしますか。
見た目には、さらっとしたプレーンのカレー・ソースだ。口に含むと、日本的なカレーらしい味わいと、小麦粉とは違う粉っぽさが感じられた。この粉っぽさはキトサンの粉末だろうか、それともカレー・ソースに溶け込んだ他の具材なんだろうか?
そんな疑問を感じながら食べ進んでいくと、次第に体全体がぽかぽかとしてくる。スパイスかハーブ類の効能なんだろう。決して辛さが目立つカレーではなく、このぽかぽか効果が得られるのは面白いね。
レトルトだとしても、この水準ができてしまう。カレーってやっぱりすごい食べ物だよなあ。
さて、カレーを食べ終わると前述のとおり中国茶が付いてくる。でも懐に余裕があるあなたは、セットのお茶とは別に単品のお茶もぜひ味わってほしい。ともすれば中国や台湾でも飲みにくい、高級なお茶がいっぱいあるからだ。
例えば、僕が注文した「蜜蘭香単叢 濃香」(1300円)は、広東省の高級な烏龍茶の一種。名前のとおり、お茶からフルーティな香りが漂ってくる一品だ。1300円は高く感じるかもしれないけれど、何煎も楽しめる。時間がある時に訪れれば、十分に満足できるはず。
見た目はごく普通のカレーなんですが、
ハーブの味が濃縮されているすばらしい
カレーなんですね。それにしても中央の
福神漬けがなんともいえないほどかわいいですね^^
うちの近所のお茶専門店が、最近カレーうどんを始めました。
なんですかね、お茶とカレーは親和性が高いんでしょうか。
そうですね、食べやすいカレーだと思いました。
>samuraiさん
どうなんでしょうね。まだまだお茶とカレーの組み合わせは少数派のような気がしていますが。カレーうどんの記事、楽しみにしております。