2008年04月07日

おすすめその599 ニルヴァーナ ニューヨーク(六本木・乃木坂)

キューブカットのラム肉カレー 南インドスタイルNIRVANA NEW YORK(ニルヴァーナ ニューヨーク)

港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン
携帯地図

Tel:03-5647-8305

予算:2000円〜(昼)、7000円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


M・R・Sという企業をご存じですか? その名前は聞いたことがなくても、「タイスキ」を定着させたコカレストランや、丸ビルのマンゴツリー東京の運営会社と聞けば、ピンと来る方も多いんじゃないかな。

東京ミッドタウンのニルヴァーナ ニューヨークも、M・R・Sが営むレストランの一つだ。他のM・R・S系のお店と同様に、スタイリッシュなフロアでエスニック料理を提供する。ランチタイムはテラスの青々とした芝生を眺めながら、ビュッフェを楽しめる。照明をぐっと落としたディナーは、創作的なインド料理をゆったり味わえるスペースとなる。

アペタイザー6種盛り合わせ料理への期待感を増大させるストーリー・テリングの巧みさも、いかにもM・R・Sらしい。「ニューヨークの伝説のインド料理レストランが東京に復活」などと聞かされれば、一度は味わってみたくなるよね。オープンしてから1年近く経過した現在でも、ディナー・タイムがかなりのにぎわいを見せているのも納得だ。

夜にお友達と訪れた今回は、アラカルトで注文した。が、どれもメニューの名前がやたら長くて覚えられない。正確ではないことをお許しください。まず、「アペタイザー6種盛り合わせ」(2500円)と「鴨のローストとリンゴ、くるみのサラダ インディアンチャツネのドレッシング」(1600円)を頼んだ。

鴨のローストとリンゴ、くるみのサラダ インディアンチャツネのドレッシング前者は、ガラスの器に美しく盛り付けられた6品。これがニューヨーク・スタイルというわけですか。インド料理をベースに欧風のアレンジが加えられていたり、その逆があったりとなかなか楽しめる。中でも海老のマリネが印象に残った。

後者のサラダは、名前のとおりの具材に、インド風のドレッシングがかかっているものだった。といっても強烈にスパイシーなものではなくて、やっぱりフレンチかイタリアンの感覚に近い。鴨のローストは弾力があっておいしかったな。

ベジタブル&マッシュルームビリヤニおなかを慣らしたところで、カレーに移ろう。インド風炊き込みご飯の「ベジタブル&マッシュルームビリヤニ」(2200円)と、シェフのおすすめという「ラム肉カレー 南インドスタイル」(すみません、値段を忘れてしまいました。2000円台だったような…)を注文した。南インドスタイルとのカレーなら、ライスが合うかな。そう考えてバスマティ・ライス(高級香り米)を頼んだ。

前菜と一緒に先に注文しておいたビリヤニからご到着だ。それでは、いただきます。

サフランを加えてパラッと炊きあげたライスを自分の皿に盛り付ける。それを運ぶと口にスパイスとハーブの香りが上品に漂う。「あぁ、ごちそうを食べているんだな」と幸せな気分に浸れる。

ただし、ボリュームには少し注意が必要かもしれない。容器の見た目の印象からすると、意外なほどぎっしり詰まっていた。これだけで結構おなかに溜まった。次のカレーを食べきるのが大変だ(^_^;)

そんな腹具合でも、ラム肉のカレーはおいしいと感じられた。北インド系カレーのようなこってり感はないものの、十分にリッチな旨みを感じさせる。程良いスパイシーさもあって、ラムのおいしさを上手く引き出していた。おすすめだけのことはあるね。

クルフィ(アイスクリーム最後にお口直しとして、クルフィ(インド風アイスクリーム)を注文してみた。これもごらんのとおり、凝ったデザインでやってきた。かなり固くて食べるのには苦労したものの、味は上品で好みに近かった。

このように、最後のデザートまで一貫してスタイリッシュな料理を楽しませてくれるお店だった。正直、インド料理を食べている気分にはなりにくかったかな(^_^;) 「せっかくレストランで食事するなら、他所高くても洗練された雰囲気がいいな」と考えるあなたには、表参道のシターラとともにおすすめしたい。

なお、ランチもまだ相応に混雑しているもよう。オープン当初のような1時間待ちの心配はいらないようだけど、できるだけ早めに入店するにこしたことはなさそう。
ランチはビュッフェ形式



2009年2月追記:
横浜のルミネに姉妹店ニルヴァーナ・スパイスカフェがある。こちらは初心者におすすめの南インド料理専門店だ。
posted by たあぼう at 23:00 | Comment(8) | TrackBack(1) | 〃(六本木/西麻布)
この記事へのコメント
こんばんは。

あれ?ここが599軒目なんですか??
600がまったく読めなくなってしまいました。
ここはひとつ、素直にワクテカしておきます。

なかなかミッドタウンに行く余裕がないんですが、
朝イチでビュッフェに行ってみたいと思っています。

それでは、失礼しました。
Posted by USHIZO at 2008年04月08日 00:12
こちらも未訪ですので、行ってみたいと思います。
こちらが599軒目としますと、600軒目はもう少し高級なところにすでに決まっているのでようね。
まだ一度も当てたことがありませんので、今回こそw
密かにあそこかあそこでしょうかw
Posted by おっさん at 2008年04月08日 12:39
そういえば、まだここは紹介されていなかったんですね。ここが599軒目とすると、600軒目はどこって感じですね。

ちなみに、空いていました?オープンしたての頃は、予約してやっとという感じでした。

ちなみに僕は、ここはビリヤニがお気に入りです。
Posted by てる at 2008年04月09日 00:01
こんにちは!

カレー味の評価とするどい視点がいいですね。
私もカレーが好きなので見入ってしまいました!
ラ・ソース古賀のカレーがベスト3に入っているのもいいですね。
こちらのサイトで紹介されているラ・ソース古賀「コム・シェ・ヴ」のカレーを販売を開始しました。
こちらのサイトかhttp://beselect.jp/food/
ヤフオクで販売しています。

よかったらご紹介いただければ幸いです。

宣伝もかねて申し訳ないです。



Posted by ニャンコ先生 at 2008年04月10日 18:04
>USHIZOさん

600軒目の候補の一つにしていました。でも、気まぐれで600軒目は別のお店にしようかなと考え直した次第です。ビュッフェはテラスの景色が楽しめるのがいいですね。

>おっさんさん

ニルヴァーナも僕にとっては十分に高級でしたよ(^_^;) それでも、そんな予想をしていただいてしまうと、「高級店を選ばないといけないかな」という気分になってきますね。

>てるさん

まだまだ混んでいましたね。昨年の夏場に一度訪れた時よりは、若干空いたかなという気はするものの。てるさんもお気に入りのビリヤニもおいしかったですね。

>ニャンコ先生

ははは、さほど鋭い視点ではありません。カレーが好きな点では、それなりの自信もありますが(^_^;)

ちょっとお手数かけますが、ラ・ソース古賀の情報は、なるべくラ・ソース古賀の記事ページ(http://love-curry.seesaa.net/article/5620041.html)に書き込んでくださればと思います。今後はよろしくです。
Posted by たあぼう at 2008年04月14日 23:00
おぉ〜、ここが599店目ですか!
600軒目がとても気になりますね!!

いや〜、600軒目の力の入った記事を期待してます!
Posted by samurai at 2008年04月15日 00:47
samuraiさん

いつもコメント、ありがとうございます。600軒め、ご期待に添える水準だったでしょうか(^_^;)
Posted by たあぼう at 2008年04月15日 22:40
電波ソーラー腕時計
Posted by 時計店 at 2013年07月30日 16:14
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