横須賀市若松町1-9 (携帯地図)
Tel:046-825-8837
予算:500円〜1000円くらい
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★
すっかり「海軍カレーの街」というイメージが定着した横須賀市。「明治期の海軍」という歴史を感じさせるエピソードを、上手に町おこしに生かしている。でも実は、最初に海軍カレーの街を名乗ってからまだ9年しか経過していない。ごく最近の取り組みといってもいいくらいだ。
そんな市や商工会議所のキャンペーンとは関係なく、35年以上にわたって営業してきたカレー屋さんがある。カリーすなっくベンガルである。横須賀中央駅から徒歩数分、昔の日本人が思い浮かべるステレオタイプなインド人(?)のイラスト、ベンガルくんが目印だ。
インド東部の地域を指すベンガルを店名に使っているものの、出てくるカレーは昔ながらのおうち風。切り盛りしているのも、日本人のおばさまたちばかりだ。気軽に食べてもらいたいというお店のコンセプトが分かりやすく伝わってくる。
メニューはというと、具の組み合わせだけで20種類以上のバリエーションを用意する。それぞれ辛さの調整も可能だから、何日も通っても飽きる心配が少なそうだ(^_^;) 僕は「トマト・チキンカリー」を中辛で注文した。お値段は850円なり。
お昼時の店内はかなり混雑する。お店のおばさまたちが一生懸命こなしても、後から後からお客さんが来ていた。そんな調子のため、僕の注文の品も、しばらく待たされた。急ぎの時は具1種類の「スタンダードカリー」の枠から選んだ方がよいそうだ。
気長に待っていたら、ついにカレーがやってきた。なるほど、隣の席の人のものと比べると、カレー・ソースが赤いな。トマトをたっぷり使っていることがうかがえる。
うん、お母さんが作ってくれそうな、手作り感たっぷりのカレーだ。
味付けは日本のカレーらしいオーソドックスなもの。小麦粉をたっぷり使うおうちのカレーのようなもっさり感がなく、さっぱりめに仕上げているな、という印象を受けた。メニュー名のとおり、トマトの酸味がほどよく感じられることが利いている。
具はチキンのほか、インゲンがやや多めに入っていた。どちらも際立った個性はないけれど、トマトの味が強めのカレー・ソースとの相性は悪くない。安心して食べられた。
お客さんの回転は早め。それでも、おばさんたちの応対のおかげか、ほっとさせる雰囲気がお店全体を包んでいた。近くにあったら、きっと普段使いで立ち寄ることの多いお店だろうなぁ。
うわ、ベンガルに行かれたんですか!
あのベンガルくんの看板はインパクトありますよね。
確かに横須賀はカレーの街と言われていますが、今ひとつ
ピンと来ないんですよね。うーん…。
海軍カレーってのが家庭で作るカレーっぽいから
でしょうか。
横須賀まで出掛けるだけの魅力が、ちょっと私には…m(_ _;)m
でもこちらはかなり良いお店でした。
それでは、失礼しました。
おお、USHIZOさんもご訪問済みでしたか〜。
まあ、僕らのようなカレー食べ歩き好きにはピンと来なくても仕方ないかなと思います。なにしろ、町おこしイベントが始まってから10年経過していないですし(^_^;) だから僕もついつい、海軍カレー以外のお店を取り上げてしまいました。
でも、ふだんカレーを外食することなど考えない人たちにとっては、市の取り組みは効果があったのかなとも思います。そうした人たちを相手にする限り、おうちのカレーっぽい方が受け入れられやすいでしょうし。
横須賀では他に「志んどう」というお店のカツカレーを
いただきました。
数年前のぴあMookのカレー本で見たのがきっかけです。
ちなみに、故hideが横須賀出身でキーマタイプの
ドライカレーを好んで食していたとか。
hideミュージアム(もう取り壊してしまいました)の
1階の喫茶スペースでそのカレーがふるまわれていた
そうです。
時期的に横須賀のお店って、そのタイミングなのかと
ヨメさま(hideの大ファン)が言ってましたf(^^;)
それでは、失礼しました。
ははは、正直に申しますと、今回のは何かのタイミングを意識したものではありません(意識していればかっこいいんですけどね)。
最近、日本各地に出張が続いたので、その流れとして取り上げた次第です。