2011年06月05日

おすすめその736 ムスタング ハウス(東高円寺)

たっぷり野菜のカレーとほうれん草ナンMUSTANG HOUSE(ムスタング ハウス)

杉並区高円寺南1-7-1
東高円寺駅構内(改札外)

Tel:03-3315-7915

予算:500円〜(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆(普通の場合)
量 :★★★(ナンのお代わり可)


「このお店がうまいかどうか、確認したいんですよ」

最近になって知り合った食通の方から、東高円寺駅構内のカレー屋さんを紹介された。以前は別のお店が入っていたところかな。たまたま近くに用事ができたため、話題になったお店「ムスタング ハウス」にやってきた。ネパール人が切り盛りしている。

ムスタング ハウスの特徴は、立地とのギャップだろう。同店が構えるのは丸ノ内線・東高円寺駅の構内。相応に年季が入っている場所だ。にもかかわらず実に巧みな内装で、古くささを全く感じさせない造りになっていた。こぢんまりしたカフェだと言われても納得できるものがある。加えて本格的なカレーが食べられるなら申し分ないよね。

早速メニューを確認してみよう。おお、ランチタイムにしてはかなり充実しているね。カレー、サラダ、ナン、ドリンクのセットを8種類とカレーライスを用意している。しかもチーズナンとほうれん草ナンといったオプションもあった。

少し迷った末に、僕は「たっぷり野菜のカレー」のセット(800円)を選択した。併せてナンはほうれん草タイプに変更する。追加料金100円で試せるのだから、なかなか良心的といえる。ドリンクはラッシーを注文した。

入り口近くのカウンター席に座って注文の品が届くのが待つ。先にやってきたサラダをつつきつつ、お店の奥の方に目をやると、デロンギの業務用コーヒーメーカーが置いてある。これが使われているなら、コーヒーも相応の品質が期待できそうだね。

などと考えていると「お待たせしました」と日本人によく似たネパール人店員さんから声がかかった。うん、緑色のナンがきれいだね。続きを読む
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2010年08月16日

おすすめその727 フレンチカレースプーン(西荻窪)

フレンチカレーFRENCH CURRY SPOON
(フレンチカレースプーン)

杉並区松庵3-38-19広域

Tel:03-5941-6733

予算:890円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★☆


へえ、そんな理由で入れないことがあるんだ。思わず笑ってしまった。

おっちょこちょいの僕は、営業日や営業時間を確認せずにカレー屋さんにふらっと出かけることが多い。それで振られてしまうこともしょっちゅう。反省した今回は営業日と営業時間をしっかりと確認してから出かけた。

ところが、それでも1回目に振られてしまったのがここ、フレンチカレースプーンである。その理由は「冷蔵庫が故障したので、今日はランチの営業ができそうにありません」とのこと。念のため、周辺をぶらぶらしてから戻ってみたものの、状況は全く改善されていなかった。やむを得ずその日は諦めて、2日後に再訪したのだった。

おお、今日は開いている…けれど、行列ができているのか。うーむ、様々なルートから評判を聞くお店だけのことはあるね。5分ほど待ち、入店することができた。

オシャレな小物が並ぶフレンチカレースプーンの店内店内はカウンター席ばかりながら女性客が目立つ。理由はすぐに三つ浮かんだ。まず切り盛りするお店の男性2人がともにかっこよく、しかもそれぞれの外見のタイプが違うこと。二つ目に随所にセンスの良い小物を配置してあるなど、店内の居心地がよさそうなこと。そして何より三つ目には、店名の通りフレンチ志向の品の良いカレーや料理を提供してくれることだ。

などとどうでもいいことを考えてから、メニューを眺める。なるほど、カレーのほかにもフレンチらしくオードブル(前菜)やデザートも充実させているんだ。せっかくだからカレーと一緒に注文してみよう。前菜に「白い野菜のポタージュ」(180円)、カレーはスタンダードな「フレンチカレー」(890円)、デザートに「ブランマンジェ」(180円)をそれぞれ選んだ。

注文を終えるとほどなく、前菜の白い野菜のポタージュがやってくる。冷製で口当たり滑らか。それでいてポタージュらしい味がしっかりと出ている。フレンチらしさを感じられる一杯だね。量は少ないけれど、180円という値段からすれば当然か。少しずついろいろなものを味わいたい女子にぴったりな仕様と言えそうだ。

ポタージュを平らげると、それからしばらく待つことになった。これはお客さんの入り状況に左右されるようだ。先客の注文に応じるのに時間がかかっていたようで、僕用のカレーを盛り付ける手際は素晴らしかった。

というわけで、お待ちかねのフレンチカレーがやってきた。どのあたりがフレンチなんだろう?続きを読む
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2010年08月14日

おすすめその726 CAFE オーケストラ(西荻窪)

ポークビンダルーCAFE オーケストラ

杉並区西荻南2-20-5広域

Tel:03-3333-3772

予算:850円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


西荻窪周辺はこの数年の間に、カレーのおいしいお店がとみに充実したらしい。そんな話を何人かの方から教わりながら、なかなか訪問機会に恵まれなかった。シノギがお盆休みになったため、ようやく足を向けることができた。

今回取り上げる「CAFE オーケストラ」も、その「とみに充実」させたお店のひとつ。オープンしてから1年余りになるそう。お店の中に入ると、昔ながらの喫茶店という雰囲気をしていた。居抜きなのかな?

そんな雰囲気から判断すると、懐かしさを感じさせるカレーライスを提供しているのかなと思うところ。でも、いかにも西荻窪っぽい、サブカルの香りを漂わせる細身の男性二人が作るカレーは、インド料理をベースにしたものだ。しかも全くベースが異なるものを常に4〜5種類も用意しているのだから、お店のインドカレーに対する気合いがうかがえる。

例えば僕が注文した「ポークビンダルー」(1050円)は、西インド・ゴア地方のカレーだ。真っ当なインド料理店であれば珍しくはないものの、喫茶店で用意しているのは相当に珍しいと思う。

今回は午後2時前に訪れた。比較的空いている時間ということもあり、カウンター席に座った僕の前で、お店の方が仕込みを始めた。うぉー、涙が止まらない(x_x) 必死に目を開いて見れば、2kgものタマネギを大きな鍋に投入し、炒めているのだった。いやはや、目が痛いわけだ。

まあ、貴重なシーンを見られたと感心しておこうか。などと自分を慰めていたら、お待ちかねのカレーがやってきた。おお、プチトマトの赤、ターメリックライスの黄色、コリアンダーの緑と彩りが鮮やかだこと。しかもパパード(豆せんべい)まで付いて本格的だね。続きを読む
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2009年01月12日

おすすめその656 ミラン(東高円寺)

Aセット(アンダーパニールドピアザ)MILAN(ミラン)杉並店

杉並区和田3-54-9携帯地図

Tel:03-3311-7518

予算:1200円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★(アンダーパニールドピアザ)
量 :★★★☆


5年以上前の東高円寺は、カレーが食べられるお店が限られた。しかし現在はありがたくも、駅周辺に数軒のインド・ネパール料理店を見つけられる。青梅街道沿いから環七通りにぶつかる手前にあるミランも、最近できたお店の一つだ。

この東高円寺のお店は2号店に当たり、1号店は中野にある。インド・ネパール料理を掲げているものの、残念ながら2号店にはネパールらしいメニューは見当たらない。ただし、北インド系のカレーの選択肢は割と豊富なので、インドカレーを食べる気持ちで訪れよう。

ディナータイムでお手頃なのは「Aセット」(1500円)というメニューだ。好みのカレー1種類に、ナンとミニライス、タンドリーチキン、サラダ、さらにソフトドリンクも付く。一人で味わう場合は、これで十分に満足できそうだよね。

かくいう僕はAセットを注文し、カレーは「アンダーパニールドピアザ」(卵とチーズとタマネギのカレー)を選択。またドリンクはマンゴラッシーをくださいと告げた。

店員さんは手際よくマンゴラッシーを運んでくれる。それからさほど待たされることもなく、カレーほか一式がそろってやってきた。おお、お値段からすると大ぶりなタンドリーチキンじゃないですか。食べ応えがありそうだ。続きを読む
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2008年12月25日

おすすめその652 家帝 YETI(方南町)

つけカレーうどん家帝〜YEITI〜 方南町店

杉並区方南2-13-11 山小屋ビル1F
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予算:700円〜(カレー単品)
味 :★★★
辛さ:★★★
量 :★★★☆


丸の内線支線の終点・方南町にある居酒屋さん「家帝」。なんとも珍妙な名前だが、ヒマラヤの雪男・イエティに引っかけている。もうちょっと上手い当て字を作れるような気がするなぁ(^_^;) まあいいか。

店名にイエティを冠していることが象徴するように、家帝のオーナーはネパールの方。おかげで酒肴とネパール系のカレーを同時に楽しめるお店だ。良心的な値付けのため、特に週末の夜には賑わっている。ふらっと訪れた僕など、席が空くのをしばらく待たなければならなかったほど。

居酒屋が主体でネパールらしいメニューはさほど多くないけれど、カレーはバリエーションが充実している。チキンや野菜などの定番のほか、牛すじといった居酒屋らしいものもある。ネパール系のカレーをベースにしながら、日本人が馴染みやすいように大胆にアレンジしているそうだ。

そんな中で僕の目にとまったのは「つけカレーうどん」(800円)。つけカレーうどんだけでも珍しい。さらにネパール風とくれば、東京でもそうそう他店で食べられないのではないかと考えたからだ。このほかに「マトンシェクワ」(680円)と「マンゴラッシー」(250円)も併せて注文した。

注文してから料理が来るまでには、結構な時間待つことになった。客席が満杯のため、厨房がてんてこ舞いになっているらしい。ちょいと待ちくたびれたところに、なるほど日本的なうどんと、つけだれがやってきた。締め用の小サイズのご飯が付いてくるところが機微を心得ているね。いただきます。続きを読む
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2008年10月12日

おすすめその635 ニュー高円寺インディア(高円寺)

ハリウッドセット(チキンアラビックバルタ、ナブラタンコルマ)ニュー高円寺インディア

杉並区高円寺北3-22-8携帯地図

Tel:03-3338-7983

予算:1800円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★☆


“おひとりさま”女性でも入りやすい雰囲気だった高円寺インディアが残念ながら閉店してしまい、跡地に新しいインド料理店が入った。名前は「ニュー高円寺インディア」。新しいオーナーは以前のお店とは無関係。にもかかわらず、こう名乗ったのは前のお店のファンへの心意気なのだろう。粋(いき)だよね。

ニュー高円寺インディアも、女性に使い勝手が良さそうだ。夜のメニューを例に取ると、全体的にボリュームが控えめで価格も少し抑えめという印象を受ける。カレー単品であれば800円台が中心だ。インドカレーを食べたいけれど、カロリーが気になるといった人に向いている。

僕は、2種類のカレーに、ナンとライス、サラダ、チキン・ティッカ、デザートなどがセットになった「ハリウッドセット」(1480円)を注文した。なぜハリウッド?と疑問に感じたものの、ホール担当のインド系女性店員さんは日本語が堪能ではなかったので、聞けずじまい。僕に英語力があれば…(^_^;)

チキン・ティッカカレーは好きなものを組み合わせられる。僕はチキンとトマトソースをベースにしているという「チキンアラビックバルタ」とマイルドな野菜カレー「ナブラタンコルマ」を選んだ。飲み物も聞かれたので「ラッシー」(310円)を一緒に注文した。

注文後、まずはパパード(豆せんべい)がやってくる。これを食べ終わると、センスの良いお皿にちょこんと載ったチキン・ティッカ1個とサラダだ。このティッカ、スパイス感はなかなかのもの。それだけに、もう少し食べたい気分になる(^_^;) まあ、たっぷり食べたい場合は2000円以上のセットを頼むべきなのだけど。

あっという間にティッカをおなかに収めると、カレーの到着だ。これまた可愛らしい器に盛られてやってくる。おいしそうだね。続きを読む
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2008年08月13日

おすすめその619 SANTY(南阿佐ヶ谷)

シーフード・ターリーSANTY(サンティ)南阿佐ヶ谷店

杉並区阿佐谷南1-15-6 第2熊倉ビル2F
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Tel:03-3318-3678

予算:2000円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★★
量 :★★★


丸の内線全駅制覇を目指して、南阿佐ヶ谷のインド料理店「サンティ」にやってきた。丸の内線の駅のほぼ真上にあり、空いている日には店員さんが客引きをしている。姿を見かけたら、ドリンクサービス券をもらってから店に入ろう。

サンティの特徴は、セット・メニューの品ぞろえがなかなか豊富なこと。中でも、シーフード系のターリー(定食、2000円くらい)が珍しい。多くのインド料理店では、ターリーはベジとノンベジの2種類に限られる。僕の注文はこれで決まりだ。

シーフード系ターリーの内容は、サラダ、フィッシュ・ティッカ(カジキマグロのタンドール焼き)、タンドール・プローン(エビのタンドール焼き)、カレーは2種類でジンガ・マサラ(エビの辛口カレー)とミックス・シーフード。これにナン、ミニライス、チャイが付く。なかなか充実しているでしょう?

先にやってきたサラダを食べながら、周囲を見渡す。僕以外のお客さんは、近隣で働いているらしきグループや、近所にお住まいとおぼしき40歳代くらいの主婦の方々など。主婦層にもインド料理が身近になってきたんだなぁ…

と、妙な感慨を覚えている合間に、カレーなどが載ったプレートが目の前に置かれた。では、いただきます。続きを読む
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2008年02月03日

おすすめその583 ぐずぐず(明大前)

ドライカレーギリシア風はんばあぐはうす「ぐずぐず」

杉並区永福1-1-1 シャトレ明大前101
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Tel:03-3325-6228

予算:750円(カレー単品)
味 :★★★☆
辛さ:★★★☆
量 :★★★


明治大学はカレーの名門だ。東京カリ〜番長の水野仁輔さんを産み、「カレー探訪講座」という特別企画講座まで開いている。主に3〜4年生が通う駿河台キャンパスが、カレーの街・神保町のすぐ近くにあることが大きく影響しているのだろう。

さらにもう一つ、カレー好きの土壌を作ったと思われる存在がある。主に1〜2年生が通う和泉キャンパスの並びにある、はんばあぐはうす「ぐすぐず」だ。名物の一つが辛口のカレーで、明治の学生さんたちがカレー道を歩む登竜門になっている。

ぐずぐすのカレーは、小麦粉入りのルーを使わずに作るインド風が基本。ほかにタイ風カレーや、ハンバーグとカレーがいっぺんに楽しめる「はんばあぐカレーソース」といったバリエーションもある。これらだけでも選択肢が多くて悩ましいよね。

実は今回の僕は、上に挙げたものとは違うメニューを注文した。「ドライカレーギリシア風」というものだ。ドリンク付きのセットで940円なり。「ギリシャにドライカレーなんてあったっけ?」といった野暮なツッコミはやめておこう。ほかでは食べられない面白い一品だから。続きを読む
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2007年12月24日

おすすめその566 ヴェルトワール(新高円寺・東高円寺)

残念ながら2008年12月をもって閉店となりました。下記の記事は2008年1月31日に高円寺に移転する以前、新橋で「カフェ・ドゥ・ミルドゥ」として営業していた時代のものです。

チーズトマト欧風カレー厨房 ヴェルトワール

杉並区高円寺南2-3-1携帯地図

Tel:03-3317-7782

予算:800円くらい〜
味 :★★★☆
辛さ:★★☆(中辛)
量 :★★★


「東中野の旧メルヴェイユの味をしっかりと引き継いでいますね」。僕がそう話しかけると、お店の奥様はにっこりと笑って返答してくれた。「よかった。今でも週1回は師匠のところに通って味を確かめているんですよ」。

ここは、新橋の赤レンガ通り沿いにある欧風カレー屋さん、カフェ・ドゥ・ミルドゥ。東中野の旧メルヴェイユ(現在の店名は欧風カレー ミ★ドゥー)で修行を積んだご夫婦が営んでいる。2008年1月に高円寺南に移転する予定である(詳細は下記)。

そこで移転前に訪問したものの、エントリーを書くのにもたついていたら「いちごパフェとカレーが大好き日記」のかりんさんの後追いになってしまった。フットワーク、お見事です(^_^;)

欧風カレーのお約束、じゃがいもさて、冒頭のやりとりのとおり、お店のご夫婦はメルヴェイユで修行を積み、今も週1回は師匠のお店に通って味を確かめている。それだけにボンディ系の安定した欧風カレーを楽しめる。しかもありがたいことに、全体的に割安な値付けをしてくれている。これも師匠譲りだな。

一方でカフェ・ドゥ・ミルドゥならではの特徴もある。ご夫婦が大のヴェルディファンで、選手の名前を取った「エジムンドカレー」なんてメニューを用意していることだ。おかげでお店には、「新橋ヴェルディカレー」という別名もある。

今回の僕は、「チーズトマト」(830円)を中辛で注文した。オーソドックスなメニューではあるけれど、ごらんのとおり丁寧に皮をむき、小さくカットしたトマトの赤が映える一皿なのだ。続きを読む
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2007年03月22日

おすすめその470 フェリスフー(荻窪)

2009年7月追記:残念ながらご主人が亡くなられたそうで、閉店となりました。

ゴロゴロ野菜と鳥肉のカレーフェリスフー

杉並区天沼3-26-15携帯地図

Tel:03-3220-5444

予算:800円くらいから
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★


荻窪駅の北口から、教会通りを道なりに進む。初めてなら不安になってくる頃合いに、スプーンの模様を施した茶色の建物とオレンジ色の看板が右手に見えてくる。そこが今回取り上げるカレー屋さん、フェリスフーだ。

入口を開けると、厨房とカウンター7席ほどのこぢんまりとした空間(2階もあるようだ)。シノギの仲間と訪れた僕は、奧から2番目、3番目の椅子にそれぞれ腰掛けた。

カウンター備え付けのメニュー表には、カレーという文字があまり見当たらない。実は、お店の隅の黒板に今日のカレーが5種類ほど書いてあった。どれも個性的な名前だったのでしばし迷う。「ゴロゴロ野菜と鳥肉のカレー」(950円)に決めた。

カレーの到着を待つ合間に辺りを見渡すと、奧の窓際に「散歩の達人」のムック「ザ・東京グルメ」が置いてあった。中をのぞくと、フェリスフーが載っている。ありゃ、常設メニューの「カレー麺」が名物なのか。選択を早まったかな(^_^;)

などとシノギ仲間と話していたらカレーがやってきた。お、スープカレーだとは意外な。別のメニューを頼んだお仲間のところには、もっとカレーらしいカレーが来ている。器用に作り分けているもんだ。それでは、いただきます。続きを読む
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2005年10月10日

おすすめその279 Y's cafe(西荻窪)

石垣島スペシャルY's cafe

杉並区西荻北3-31-10携帯地図

Tel:03-3394-1557

予算:900円〜1200円くらい
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


8月16日の「スーパーニュース」で取り上げられていたカレー屋さんの一角。石垣島でのシュノーケリングがご趣味というお二人が営業している。だから店内には沖縄音楽が流れていて、一品料理も沖縄をイメージしたメニューが豊富にそろう。

カレーも充実していて、ドライカレーピッツァのようなアイデアものや、激辛のドラゴンカレーなどネーミング・センス抜群のものもある。いろいろ注文したいけれど、一人で訪れたからとても食べきれない。結局、僕が選んだのは「石垣島スペシャル」(1150円)の中辛。石垣島よろしく、魚介類をふんだんに使ったカレーというわけだ。

石垣島好きの店主のお店だからと意識して頼んだのだけど、ところが。お店の方は「シーフードカレー!」と呼んでいた。うーむ (^_^;) ネーミング・センスの勝利だなぁ。普通に「シーフードカレー」だったら、インパクトがなくて注文していなかったかも。…まあいいか。

それほど待つことなく、カレーはやってきた。カニの赤が目立ちますね。ではいただきます。続きを読む
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2005年10月04日

おすすめその275 すぱいす(荻窪)

野菜たっぷりカリーインド風カリーライス すぱいす

杉並区荻窪5-16-20携帯地図

Tel:03-5397-3813

予算:798円〜1600円くらい
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★


おいしいカレー屋さんの多くは、店内に入った瞬間にわかる。芳醇なスパイスの香りが漂っているからだ。荻窪のすずらん通り商店街にある有名なカレー屋さん「すぱいす」もそんなお店の一つ。中に入ったとたん、香りに包み込まれる。

一人で入ったため、お好きな「カウンター席にどうぞ」と案内される。適当な場所に座ってメニューを眺める。骨付きチキンやキーマ風ドライにも惹かれたけれど、「野菜たっぷりカリー」(914円)を選んだ。野菜をおいしく食べたい気分だったので。

カウンター奧の厨房から心地の良い調理の音が聞こえてくる。音がやんで少しすると目の前にカレー、いやカリーというべきか、が到着した。インド風をうたっているだけあって、見た目にサラサラのカレー・ソースだ。小麦粉を加えずに作っているのがわかる。では、いただきます。続きを読む
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2005年09月15日

おすすめその265 七つ森(新高円寺)

キーマカレー七つ森

杉並区高円寺南2-20-20携帯地図

Tel:03-3318-1393

予算:1045円
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★☆


高円寺のルック商店街で30年近く営業している喫茶店。店内の壁には動くことをずっと前にやめた柱時計が掛かっている。照明器具は年代物っぽいステンドグラス調。「古き良き」という言葉がしっくりとくる店内だ。

カレーは「野菜」、「キーマ」と「ココナッツ」の3種類を用意している。いずれも1045円。僕はキーマを選んだ。理由は「よくメディアが取り上げているから」と、かなり安直 (^_^;)

注文後、スプーンやサラダ用のフォークと一緒にタバスコなどの調味料がやってくる。カレーにタバスコ!? と一瞬思ってしまう。たぶん、「辛さを控えめにしているからお好みで」ということなんだろう。カレー以外のメニューにそんなことが書いてあったので。

スープとサラダをいただきおわったころに、カレーがやってきた。スライスしたゆで卵の上にちょこんとマヨネーズ。周りにはグリンピースや細かく切ったトマトが散らしてあって見た目にもきれいだ。ドライタイプの挽き肉を口に含むと、見た目だけでないことにも気が付く。続きを読む
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2005年06月01日

おすすめその200! HUGE(西荻窪)

チキンカレーHUGE

杉並区西荻北2-27-7携帯地図

Tel:03-3399-2110

予算:950円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★


100軒目に夢民を紹介してから、はや半年。ついに200軒目である。ミクシィでのお友達に以前からお誘いいただいていた西荻窪のHUGEを訪れた。

店内はカウンター席が10席ほどあり、カジュアルなバーとでも紹介された方がしっくりする雰囲気を持つ。といっても、肩肘張ってキメキメで訪れなくて大丈夫。気さくなご夫婦が切り盛りしていて、すぐに和むはずだから。

記念すべきカレーをいただく前に、自分で自分を誉めてあげようと(失笑)、おつまみプレート(1000円)を注文した。ビールまたは赤ワイン(グラス)と、チキンやチーズ、オリーブなどのおつまみがセットになったものだ。

ワインをすっと口に入れてからチキンにかぶりついてみよう。口の中に爽やかなハーブの香りが広がる。肝心の鶏肉のあぶり具合やムダな脂の落としっぷりも素晴らしい。別に酔ったわけでもないのに、あっという間に心地よい気分に包まれてしまった。

聞けば、このチキンはジャマイカ料理を基にしているのだそうで。そして、これから僕が食べるチキンカレー(950円)も、オールスパイスを多用するジャマイカ風カレーを進化させたものなんだそうだ。続きを読む
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2005年05月29日

おすすめその197 カレー屋丁字(井荻)

インド(チキン)カレー「辛」カレー屋丁字

杉並区井草3-23-2携帯地図

Tel:03-3399-1147

予算:680〜980円
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


カレーで使う代表的な香辛料の一つにクローブがある。クローブの和名は丁字(ちょうじ)。その丁字をお店の名前に使うあたり、思い入れを感じさせるカレー屋さんだ。環八通りと新青梅街道の交差点に構えている。

ちょっと野暮ったい外観とは対照的に、内装は木のぬくもりを生かした落ち着ける雰囲気。カレーは12種類もあったけれど、せっかくだからクローブがたっぷり入ったものを頼みたい。そうお店の方に尋ねると、インド(チキン)カレー「辛」(800円)を勧められた。

もちろん僕はインド(チキン)カレー「辛」を頼んだ。15時までのランチタイムは、280円のドリンク各種を160円で注文できるそうなので、ラッシーもあわせて注文する。

ほどなくしてカレーがやってきた。期待通り、こげ茶色のソースからはクローブの香りが強く発せられている。ライスの上に乗っているバトゥーラ(揚げパン)が可愛らしい。では、食べてみますか。続きを読む
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2005年02月20日

おすすめその139 ピッキーヌ(阿佐ヶ谷)

カウソイピッキーヌ

杉並区阿佐谷北2-9-5携帯地図

Tel:03-3336-6414

予算:800円〜
(普通に注文すると2000円くらい)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


タイカレー好きを自負するあなたなら、ピッキーヌは決して無視してはいけないお店だ。

グリーン、レッド、イエローなどのカレーが一通りそろっていて、ほかにもムスリム向けカレーやサトーという現地の豆を使ったカレーなど、幅広いバリエーションがある。でも僕はそれらをすべてスルーして「カウソイ」(800円)を注文した。

カウソイは、チェンマイ風カレー・ラーメンとでもいうべき料理。「dancyu」の2002年6月号で見かけて以来、興味を持ちながらもずっと食べられずにいたので、今回注文してみたというわけ。

ピッキーヌは注文を受けてから作り始めるスタイルのため、料理が出るまでに少し時間がかかる。といっても今日はお客さんが少なかったので、それほど待たされることもなくやってきた。続きを読む
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2005年02月11日

おすすめその133 トマト(荻窪)

タンカレー欧風カレーとシチューの専門店 トマト

杉並区荻窪5-20-7携帯地図

Tel:03-3393-3262

予算:1365〜1995円
味 :★★★
辛さ:★★
量 :★★★☆


タンといえば固い触感ばかり思い出してしまう僕にとって、荻窪のトマトのタンカレー(1680円)は目を見開かされた。タンがとにかく柔らかいからだ。

例えば、スプーンですくってみよう。するとスプーンの先からほろほろと崩れてしまう。指1本分を優に超える厚さのタンでも、ひとたび口の中に入れるととろけていく。クセも少なく、おいしい。

このタン、むかしのHanako情報によればブイヨンで4時間煮て、アクや脂分を抜いてしまい、それからさらに煮るらしい。この手間暇が柔らかいタンを作り上げているというわけ。続きを読む
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2005年02月04日

おすすめその128 Kouenji India(高円寺)

残念ながら閉店しました。

Kouenji SetKouenji India(高円寺インディア)

杉並区高円寺北3-22-8携帯地図

Tel:03-3310-8510

予算:1080円〜、2000円くらい(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★(普通の場合)
量 :★★★


一口にインド料理店といっても、現地のスタイルに忠実なお店もあれば、日本人にとってのなじみやすさを追求するお店もある。Kouenji Indiaは、後者の典型例だろう。

夜はアラカルトで25種類のカレーが楽しめるほか、セット・メニューもいくつか用意してある。僕はKouenji Set(1900円)を注文した。これは、サラダ、チキン・ティッカとフィッシュ・ティッカ各1ピース、ナン、野菜またはダル豆とマトンのカレー、それにグラスワインまたはビールが1杯付くセットだ。

野菜カレーとグラスワインを選び、少しのあいだ店内を眺める。家具や小物類がすべて茶色系ですっきりまとまっている。BGMにはジャズが流れる。女性でも一人でも入りやすい雰囲気じゃないかな。実際、僕より後に一人で入ってきた女性がいたし。

ワカメたっぷりのサラダを食べているうちに、カレーと大きなナン、それにティッカがやってきた。続きを読む
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2004年11月07日

おすすめその69 Mu-Hung(西荻窪)

マレー風カレー海南チキンライス夢飯(ムーハン)

杉並区西荻北3-21-2携帯地図

Tel:03-3394-9191

予算:780円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★


69店めにしてようやく、杉並区のお店を取り上げることにした。チキンライスで海南鶏飯食堂と双璧を成す(と僕が勝手に思っている)夢飯だ。レゲエ・ミュージックが流れる店内は、いかにも今時のカフェっぽい。でもなかなかどうして、かなり美味しいエスニック・フードを出してくれるのだ。

おすすめは、普通なら海南チキンライス。だけど、このページの性格上、僕はもちろんカレーを注文する。程なくして、トマトの赤い色をしたチキンカレーが中華風スープとともにやってきた。

では、早速一口めを。口にしたとたん、ココナッツ・ミルクの香りと甘みが駆け抜ける。その甘みの後を追うように、唐辛子の辛さがじわじわと上ってくる。このあたり、いかにもマレーらしいカレーだ。

ただし、夢飯のカレーはただ現地テイストに忠実っていうわけじゃない。ほどよくアレンジしてくれているところが、ここの美味しさのポイントなんである。そのポイントの一つは、トマトだ。続きを読む
posted by たあぼう at 17:00 | Comment(6) | TrackBack(6) | 杉並区

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