2010年12月24日

おすすめその735 NEPALICO(渋谷)

ダルバート(ベジ)NEPALICO(ネパリコ)

渋谷区桜丘町30-18 メイサ南平台101
広域

Tel:03-6416-1827

予算:800円くらい〜(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★
量 :★★★(ライス増量可、豆スープお代わり可)


シンガポールで一緒にミールス(南インドの定食)を食べた友人がいる。カレー食べ歩きを始めたばかりの学生時代、つまり1997年のことだから、もう13年あまりになるのか。がいぶんと月日が流れたもんだ。

その友人から久々にメールをもらった。いわく「最近、会社の近くにおいしいカレー屋さんができたんだよ」。彼の会社ということは渋谷・桜丘町付近か。さてどんなお店かな…と思ったら、驚いた。ダルバート(ネパールの定食)専門のカフェというのだから。早速、友人の案内を受けてその店、NEPALICO(ネパリコ)にやってきた。

最近は少し知られてきたものの、日本ではまだネパール料理に対する認知度が低い。シェフがネパール人でも「インドカレー」を名乗るお店が多く、モモ(ネパール風餃子)などが置いてあればいいほう。ダルバートを常時提供するお店となると本当に限られるし、そんなお店においても「カレーとナン」を注文するお客さんが大半だったりする。

だからダルバートを前面に掲げていることに驚いた。しかも実際に訪れると、土曜日の昼にもかかわらず相応にお客さんが入っていることにもっと驚いた。いやはや…オシャレな内装とはいえ。早速、メニューからダルバートを注文する。ノンベジタリアン用とベジタリアン用があって、今回の僕は後者を選んだ。

しばらく待つと、目の前にダルバートが到着する。ダル(豆)のスープ、ライス、野菜のタルカリ(おかず)、ゴルベラ(トマト)のアチャールなど、いかにもダルバートらしいメニューがそろっている。早速、ダルをライスの上に全部開けて、まぜまぜしていただこう。続きを読む
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2010年03月13日

おすすめその718 ぶーにゃ(神泉)

キーマチーズカレー遊食屋 ぶーにゃ

渋谷区神泉町10-10携帯地図

Tel:03-3770-1325

予算:900円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★☆


積極的に明かしていないけれど、最近はシノギ関連の方にもカレー好きであることが広まりつつある。今回は先方の担当者さんお二人から「午後1時からの打ち合わせの前にいかがですか」とのご提案をいただき、井の頭線の神泉駅からほど近い「ぶーにゃ」を訪れた。

「オシャレな担当者さんたちが通うお店だけあってシックだこと」と感心していると、「改装して以前とはだいぶ雰囲気が変わったんですよ」とのこと。改装後の一時期は夜だけのお店になったものの、少ししてランチを再開したそう。

「もしやリーマンショック後の不況で、夜のお客さんが減ってしまったのかな」などと勝手に想像を巡らせ、しみじみしてしまった。おっといけない、早く注文しないとね。

ぶーにゃのランチタイムは、オムライスや各種パスタ、それにカレーと手頃な洋食メニューが幅広く用意してある。器用だこと。この日は、担当者さんたちがオススメしていたエビのカレーは残念ながらなかったものの、代わりに「ポークカツカレー」と「キーマチーズカレー」があった。ともにスープ付きで900円である。

僕はキーマチーズカレーを注文した。「50円追加するとサラダが付くんですよ」とご案内をいただいたため、それではサラダもください。と告げる。それから少ししてサラダがやってくると、驚いた。とても50円増しで付くとは思えない大盛りのサラダがやってきたからだ。

お店の雰囲気自体は女性向きながら、このボリュームはむしろ男性向きといえる。もりもりと食べたものの、食べ終わらないうちにジュージューと音を立てたお皿がやってきた。へええ、キーマチーズカレーは焼きカレーでもあるんだ。面白い。続きを読む
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2009年03月23日

おすすめその670 ラージマハール渋谷店(渋谷)

ランチ(野菜カレー)ラージマハール渋谷店

渋谷区宇田川町30-5携帯地図

Tel:03-3770-7677

予算:1000円〜(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★(野菜カレー)
量 :★★★☆


長年のインド料理ファンの方には「あれ? まだ紹介していなかったの!?」と思われそうなお店である。言い訳すると、同じ系列のラージパレスを早くに紹介していたため、ずっと見送ってきたんである。そのラージパレスが残念ながら閉店したため、こちらを取り上げることにした。

ここ渋谷店は長らくラージマハールの本店の位置付けだったけれど、いつの間にか支店に格下げされていた(現在の本店は銀座店)。とはいえ、開店以来のゴージャスな雰囲気は健在。カレーも以前と同様、クリーミーなごちそう系が中心になっている。

今回はランチタイムに訪れた。ランチのメニューはカレー1種類にナンやサラダが付く最もお手頃なセットが1000円。3種類のカレーを少しずつ楽しめるセットなら1300円といった具合である。お腹具合と相談し、最もお手頃なセットを選択。カレーは野菜カレーにしてみた。

渋谷の中でも特に賑わう宇田川町交番周辺という立地もあって、お客さんの層は幅広い。若いカップルに、インド系やアフリカ系の外国人、わざわざタンドリーチキンを買い求めにいらした日本人のおばさまもいらした。不思議な空間だね。

そんなお客さんの様子が目に入っているのかいないのか、インド人シェフはガラス張りの厨房で一生懸命にナンをこね、タンドール釜に貼り付けている。おっ、今焼き上がったのが僕のものらしいな。予想は当たり、ほどなくして僕の前にカレーとナンがやってきた。続きを読む
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2008年07月28日

おすすめその615 ネパールキッチン(渋谷・恵比寿)

ゴルカリセットJau Hai! NEPAL KITCHEN
(ジャウ ハイ! ネパールキッチン)


渋谷区東2-18-7携帯地図

Tel:03-6419-8565

予算:2000円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★★


インド料理と比べると、ネパール料理はまだまだ認知度でかなわない。そこでネパールの方が経営しているお店でも、大半はインド/ネパール料理店を名乗る。営業的にはもっともだと思う半面、韓国料理店が中華料理店を名乗っているような寂しさも少し覚える。

だから、堂々とネパール料理を掲げるお店は大いに応援したくなる。明治通り沿いの渋谷と恵比寿のほぼ中間点に構える「ジャウ ハイ! ネパールキッチン」もその一つ。地下に大人数のパーティーに対応できる部屋を備えるなど、使い勝手の良いお店だ。

同店のメニューは、モモ(ネパール風餃子)などのネパール料理と、タンドールチキンなどのインド料理をバランスよくそろえる。このうち、僕の目にとまったのはネパール式定食のダルバートに相当する「ゴルカリセット」(2000円)。

具体的には、ダル(豆)とバート(ライス)のほか、ミックスベジタブルのカレー、マトンカレー、アルコ・タルカリ(ジャガイモのおかず)、サラダ、食後のチャイなどがセットになっている。てんこ盛りメニューだよね。

一緒に「ラッシー」(400円)を注文して、定食ができあがるのを待った。このラッシーがなかなか秀逸で、シナモンの香りがたっぷりなうえ、ヨーグルト分も濃厚で飲み応えがある。ものすごく甘いところは今どきの日本人好みではないかもしれないけれど(^_^;)

おっと、やってきたやってきた。これはまたずいぶんとライスがたっぷり盛ってあるな。平らげるのが大変かもしれない(^_^;)続きを読む
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2007年08月03日

おすすめその506 おまかせ亭(渋谷)

オニオンカレーライスおまかせ亭

渋谷区渋谷1-9-5携帯地図

Tel:03-3409-7369

予算:1050円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


「いらっしゃい。今日は仕事帰り?」

宮益坂を登りきる手前で左折し、とあるビルの扉を開いて細い階段を下りる。階下にたどり着いた途端、ホールを仕切るおじさまから冒頭のように声をかけてもらった。僕は少し戸惑いつつ、ここに食事しにくるのが目的だったと告げる。それをきいたおじさまは、口元にニヤリと笑みを浮かべ、空いていた席に案内してくれた。

ここは「おまかせ亭」という洋食屋さん。特徴はシェフが自ら語るお店のコンセプトに現れている。「超豪華な食材、贅沢なものはいっさいありません。ただ皆様をお迎えする『心』だけは誰にも負けないくらい、たくさんあります」。そう、抜群のホスピタリティを誇っているのだ。

お店の入口近くでホールのおじさまが優しく声をかけてきたのも、このコンセプトに沿ったものだ。と言ってもマニュアル化されているわけではなく、お客さんに応じて当意即妙のやり取りをこなしているから感心してしまう。

そんなおまかせ亭もまた、数種類のカレーを用意する。常設メニューは「オニオンカレーライス」(1050円)。「タマネギだらけなの?」とでも思いそうな名前である。今回の僕は、このオニオンカレーをサラダ、デザート、コーヒーが付くセット・メニューで注文した。お値段は1300円なり。

250円の追加料金にしては豪勢なサラダをいただきながら、カレーの到着を待つ。その間、ホールのおじさまは退屈させないようにとばかりに、いろいろと話しかけてきてくれた。ほかのお客さんへの目配りも忘れていない。隣の席に座っていた新社会人さんたちのコーヒーのお代わりをタイミングよく注いでいた。

熟練の接客に感心しているうちに、カレーがやってきた。ソース・ポットが独特だなぁなどと見入っていたら、ホールのおじさまからまた声がかかった。「カレーを全部ライスの上にかけて、混ぜてから食べてね」。了解しました。では仰るとおりにしてみますよ。続きを読む
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2006年11月06日

おすすめその430 青山カレー倶楽部(渋谷・表参道)

ビーフカレー青山カレー倶楽部

渋谷区渋谷2-9-10携帯地図

Tel:03-3409-3651

予算:750円〜800円
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


青山通り、宮益坂上の交差点から少し表参道方面へと足を進める。するとほどなくして「青山カレー倶楽部」へとたどり着く。雑居ビルの地下1Fに入っており目立ちにくい。ビルの入口の前に案内があるので、これを頼りにしよう。

店内は半円形のテーブルが二つ並んでいて、10人も入れば一杯になってしまうほどの広さ。お昼時ながらやや早い時間帯に訪れた今回は、幸いにも待たずにスペースを確保できた。

お店が用意するカレーはビーフ、野菜、シーフードの3種。いずれも値段は750〜800円と、この界隈にしては良心的だ。しかもランチタイムはドリンクまで付く。一方で、ベースのカレールーは具に合うように別々に作っているそう。頭が下がります。

しばし注文を迷った末、まずは欧風カレーの王道と言える「ビーフカレー」(800円)にしようと決めた。ご夫婦と思われるお店のお二人は手際よく準備してくれて、あまり待つことなく目の前にカレーがやってきていた。続きを読む
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2006年08月28日

おすすめその404 DERORI(渋谷)

欧風カレーとタイカレーの合いがけsaloon et salon DERORI(デロリ)

渋谷区渋谷1-10-1携帯地図

Tel:03-5774-6082

予算:2500円(おまかせの場合)
味 :★★★★
辛さ:★★★〜★★★☆
量 :★★★★(おまかせ)


「CURRY DIARY」のUSHIZOさんのお誘いを受け、USHIZOさんと「カレー侍」のsamuraiさんが企画されたオフ会に参加した。ほかに「Curry Life !」のLakuさんや、「CDET」のcurryvaderさん、辛党のおっさんさん、WORLD WIDE CAFEのOchiさん(順不同)がいらした。

連れてこられたのは、地下に広がるコンクリート打ちっ放しのアートな空間。鎖がぶらさがっていたり、表情の薄い人形が飾ってあったり。昼はカフェ、夜はバーとして楽しめ、タロット占いが開かれることもあるそう。ただし普段はもっと照明を落としているそうだから、怖いんだろうなあ。詳しく知りたいあなたは、参加されたほかの方のサイトに写真をごらんあれ。

さて、samuraiさんによると今回の料理はオフ会仕様で「おまかせメニュー」(2500円、ドリンク別)なんだそう。料理を作るのは、お店が醸し出す濃さからすると拍子抜けしてしまう温かな雰囲気を湛えたおばさまなんだそうだ。

料理は次々とやってきた。枝豆のペペロンチーノ、クミンなどを加えたオクラのマリネなどなど。どうやら「カレー好き=辛い物好き」と思われたらしく、すべて辛口。コロッケらしきものにも唐辛子がビリリと効いていて、咳が止まらなかった(-_-;) 辛いのが苦手な身にはつらい…辛党のおっさんさんは全く平気なようだったけれど。

もっとも、味付けや量は素晴らしい。特に枝豆は「こんな食べ方があったんだなぁ」と印象に残った。

ひととおり食べてお腹がちょうど良くなったところにサラダが到着する。カレーを前に舌を休めてもらう配慮らしい。気を遣ってくれているんだねえ。お、7人分まとめて欧風カレーとタイカレーがやってきましたよ。続きを読む
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2006年07月18日

おすすめその386 コンコンブル(渋谷)

コンコンブル特製仔羊のカレー フランス風Concombre(コンコンブル)

渋谷区渋谷1-12-24携帯地図

Tel:03-5467-3320

予算:850円(カレー単品)
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★


宮益坂を少し上り、細い路地を左折したところにあるフランス料理店。家庭料理が主体だけあって割とカジュアルな雰囲気を醸し出している。フランス料理と聞くと身構えてしまいがちな僕でも、居心地の悪い思いを感じずに済む。

メニューを見ると「豚のリエット」、「鴨もも肉のコンフィ」といった、いかにもフランスらしい料理が並んでいる。その中に、なぜかカレーが混じっている。その名も「コンコンブル特製仔羊のカレー フランス風」(850円)。「スペシャル料理」という位置付けだ。

いかにカジュアルなフランス料理店とは言え、いきなりカレーだけを注文するような勇気は持ち合わせていない。オードブルヴァリエやスズキのパイといった料理を数品いただき、メインディッシュ代わりとしてカレーを注文した。

食べ慣れないフランス料理には、形容する言葉がうまく思いつかない。ただ、フランスパンとの相性がぴったりななリエットや、サクサクと歯触りの良いパイ生地は印象に残った。心地よい気分になってきたところに、見た目にも凝ったお待ちかねのカレーがやってきた。続きを読む
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2006年04月06日

おすすめその368 麺屋 空海(渋谷)

渋谷限定東京伽哩ラーメン麺屋 空海 渋谷店

渋谷区渋谷3-10-12携帯地図

Tel:03-5466-1757

予算:800円〜880円くらい(カレー)
味 :★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★


たまご付きカレーばかりに偏ってしまったため、気分転換にカレーラーメンなどをと思い立った。いつもどおり朝遅く夜遅い勤務になってしまった僕は、夜中も確実に開いている、空海の渋谷店を目指した。

空海はラーメンのほかにカレーライスを常設メニューとしているチェーン店だ。でも「東京伽哩ラーメン」(880円)があるのは渋谷店だけ。だから渋谷を目指したんである。

「いらっしゃいませ」

横開きのドアを開けて中に入ると、野太い声に出迎えられた。入口すぐのところに食券販売機があるのでカレーラーメンを選ぶ。お兄さんに食券を渡してから適当なカウンター席に座る。

カウンター越しでおじさんとお兄さんが、細麺を手際よくゆでる様子をしばし堪能したら、目の前にやってきた。麺があまり見えなくなるほど具が載っていて、なかなか豪勢だなぁ。いただきます。続きを読む
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2006年02月24日

おすすめその342 カレー屋晴之日(渋谷)

晴之日カレーカレー屋晴之日(はれのひ)

渋谷区渋谷3-6-18携帯地図

Tel:03-3406-4606

予算:750円〜1000円くらい
味 :★★★
辛さ:★★(普通の場合)
量 :★★★


カレーともシノギともかぶっていそうでかぶっていなそうな依頼を受けた。詳しい説明を聞きに渋谷に訪れた帰り、依頼主のおねえさんに連れて行ってもらったのがカレー屋晴之日。先日、「東京Vシュラン」でカレーうどんが取り上げられていたところだ。

せっかくだからカレーうどんを…と思ったのだけど、ランチタイムは残念ながら「一部のメニュー以外はうどんはダメ」とのこと。それならばと選んだのは「晴之日カレー」(1000円)。10種類の野菜を摂れるお店の看板メニューのカレーライスである。

店内はカウンター席ばかり。でもラーメン屋のようなコテコテ感は感じられず、女性でも違和感なく座れそう。実際、店内は男女比がほぼ半々。客の入りは数人だけ立ち待ちができる程度だから、お店の商売にとってはちょうどいい感じかな?

前言撤回。厨房の方々はやや混乱気味だ (^_^;)。僕の前にメニューと違うカレーが危うく置かれそうになった。ほかの席のお客さんの注文だったらしい。気を取り直し、落ち着いたところでカレーがやってきましたよ。まずは一口。続きを読む
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2006年01月17日

おすすめその323 カリガリ(渋谷)

オリジナルココナッツカレー渋谷カリガリ

渋谷区東1-3-1携帯地図

Tel:03-5485-1098

予算:680円〜(ランチセットは800円〜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


銀座のクラブで飲んでいるおじさんたちが「小腹減ったなあ」と言い出した。そのクラブで働いていた二木さんは、カレーを用意することに決めたものの、ふつうのカレーを出すのは面白味に欠ける。と言ってエスニック風カレーではおじさんたちが喜ばない。

そこで「安心できるけれどひと味違うものを」と研究した末、二木さんはカレーを作り上げた。個性たっぷりの不思議な味は、お客さんたちのハートをがっちりつかんだ。そして2005年の9月、このカレーを独り立ちさせ、渋谷でお披露目と相成った――。

そんな歴史を持つのが、ここカリガリの「オリジナルココナッツカレー」(680円)。ランチタイムはサラダとドリンク、または2種のトッピングとドリンクを合わせて800円からというセットもある。僕はピーマンとミニサイズのチキンの竜田揚げをトッピングするカレーを注文した。

それにしても、ちょっと不思議な名前のお店だなぁと思っていたら、店主さんが好きなドイツ映画から名を取ったのだそうだ。カレーとも語呂がいいし、という感じで。…なあんて話を聞いていたら、目の前にカレーがやってきたのだった。続きを読む
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2006年01月09日

おすすめその320 カフェフーケ渋谷店(渋谷)

チキンカレーカフェフーケ渋谷店

渋谷区東1-4-1携帯地図

Tel:03-3409-1895

予算:880円〜1200円
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★


渋谷の八幡坂にある、貫禄たっぷりのカフェ。渋谷店とあるのは、二子玉川に本家があるため。もっとも、営業譲渡したそうなので今は両店に直接的な関係はなさそうだ。ついでに店ができた順序では渋谷店が先。

コーヒーとスイーツ類を主力に営業している。でも食事メニューにはチキンカレーの姿があったので、注文せずにはいられない。好みのコーヒーとセットにして1200円なり。単品なら880円で注文できる。僕はブレンド・コーヒーとセットで注文した。

ほどなくして、ナッツのチップと干しぶどうの小皿がやってきて、続いてカレーのお出ましとなった。見た目はおうちのカレーっぽいけれど、さてどんなものでしょうか。続きを読む
posted by たあぼう at 21:48 | Comment(5) | TrackBack(1) | 渋谷区(渋谷周辺)

2005年11月04日

おすすめその295 ムルギー(渋谷・神泉)

玉子入りムルギームルギー

渋谷区道玄坂2-19-2携帯地図

Tel:03-3461-8809

予算:950円〜
味 :★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★


道玄坂の百軒店に長く君臨する有名カレー屋さん。今は亡き店主がビルマ(現ミャンマー)で偶然覚えたというカレーの製法を持ち帰って開いたのだとか。でもビルマ風という気がしない不思議な味わいだから、オリジナルに分類しておこう。

名物は店名と同じ「ムルギー」という名のカレーライス。とりわけ「玉子入りムルギー」(1000円)がお店のおすすめだ。だから玉子入りムルギーで決めていた…というのは嘘で、最初はただのムルギーにしようと思った。でも写真の見栄えを重視して玉子入りを選んだ。

前にムルギーを訪れたのは何年前のことだろう? でも外観といい、内装といい、流れる音楽といい、昭和前半の趣は変わってないなあ。薄暗い照明も昔っぽさを感じさせる。やってきたカレーも、主におばあさんが作るようになったけれど、見た目は以前とおんなじだ。

そう、このエベレストを思い起こしたらしい、こんもりと盛ったライスがいいんだよね。ではいただきます。続きを読む
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2005年10月06日

おすすめその277 酒菜亭(渋谷・神泉)

カレーうどんいため酒菜亭

渋谷区道玄坂2-23-15携帯地図

Tel:03-3780-1313

予算:750円
味 :★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


シノギの元お仲間と日本酒を飲みに行くことになり、道玄坂の酒菜亭を訪れた。カレー焼きうどんがあると聞いていたからだ。あ、カレーだけ取り上げて星3個の評価にしているけれど、ほんとは星4個以上を付けたい。それくらい気に入っている居酒屋さんなのだ。

真澄(長野県)や船中八策(高知県)といったリーズナブルかつ美味しい純米酒が豊富にそろう。3種類のお酒を900円で楽しめる「利き酒セット」もある。酒肴も刺身よし、鶏肉の味噌焼きよし。で、最後に「カレーうどんいため」(750円)で締める。酔っぱらいカレー好きにはたまらないわけですよ。

日本酒への思い入れをたっぷり持っていそうな店主の高塚茂樹さんと、その奥様の正子さんの存在もまた、お店の魅力を増している。特に奥様、「北斗の拳」のケンシロウや「シティハンター」の冴羽リョウ役で有名な声優、神谷明さんのインターネット・ラジオ番組「神谷明 ホットビートパーティ」に出演しているというのだから。

あ、肝心のカレーの話をしなくちゃいけないな。続きを読む
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2005年07月18日

おすすめその226 宇田川カフェ(渋谷)

移転したとの情報をいただき、所在地の記載を改めました。ただし、本文の記述は移転前のものです。ご了承ください。

小海老のココナッツミルクカレー宇田川カフェ

渋谷区宇田川町33-1携帯地図

Tel:03-5784-3134

予算:940円〜(カレー単品)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★☆


大の苦手である渋谷のセンター街を、体を小さくして足早に歩く。ブックファーストの裏手あたりまで来たら、お世辞にも綺麗とは言えない雑居ビルの7Fへ上がる。すると、それまでの喧噪を忘れられるカフェバーにたどり着く。つじあやのさんもお気に入りらしい、宇田川カフェである。

お店がフード・メニューの中でおすすめに挙げているのは、「小海老のココナッツミルクカレー」(940円)。なんでも和洋2種類のカラシを使っているのだとか。もちろん僕がこの店にやってきたのは、このカレーを味わうため。

店内に香辛料の香りが漂ってきたら、カレーができあがった知らせ。店員さんがスープ状のさらっとしたカレーを持ってきてくれた。では、いただきます。続きを読む
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2005年06月10日

おすすめその207 MANDARA(渋谷)

Bランチ(ダールバート)ネパール料理 & BAR MANDARA

渋谷区桜丘町16-9携帯地図

Tel:03-3463-5181

予算:890〜2300円(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★(ナン、ライスは食べ放題)


渋谷のネパール料理店。近所にはごちそう系のネパール料理店カンティプールがあるけれど、こちらマンダラはやや家庭的な雰囲気のカレーを出す。

ランチは4種類のメニューを用意する。僕は2番目に安いBランチ(1000円)を選んだ。これはネパールの定食ダルバート形式で、ダル(豆)のカレーと好みのカレー1種、サラダとタルカリ、ライスまたはナン、それにチャイがつくものだ。僕は野菜のカレーとライスにした。ナンを注文しているお客さんが多いけど、ダルバートならナンの方がしっくりくるからね。

注文して出てくるまでの時間はかなりの早さ。慌ただしいお昼時にはありがたい限りだ。いかにもネパールらしい、素朴な雰囲気のカレーが銀色のお盆に注がれてやってきた。続きを読む
posted by たあぼう at 14:14 | Comment(4) | TrackBack(1) | 渋谷区(渋谷周辺)

2005年03月24日

おすすめその160 合鴨三昧かもん(渋谷・神泉)

カレーうどん定食合鴨三昧かもん

渋谷区南平台町3-8携帯地図

Tel:03-3462-5956

予算:900円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★


道玄坂上の交差点から南平台側に入ったところに、合鴨がたっぷり入ったうどんが評判の「合鴨三昧かもん」がある。でも実はここ、普通の合鴨うどんと同じくらいカレーうどんを売りにしている。実際、メニュー表では普通のうどんの次は、味噌煮込みや卵とじなどの定番をおさえてカレーなのだ。

ということで、僕が選ぶのは合鴨カレーうどん。単品は900円だけど、100円足して定食にすると、ご飯が軽めに1膳と、小鉢2品が付く。うどんを食べ終わった後に、カレー汁でライスを楽しめるという趣向だ。これはいいねと定食を注文した。

あまり良くない立地だからだろうか。昼時ながらそれほど混雑してはいない。カレーうどんもさほど待たずにやってきた。今日の小鉢は白菜などの浅漬けと、ほうれん草のごま和えか。では、まずはカレーをすすってみましょうか。続きを読む
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2005年01月29日

おすすめその124 カレーハウス チリチリ(渋谷)

野菜ゴロゴロカレーCurry House TIRI TIRI(カレーハウス チリチリ)

渋谷区東1-27-9携帯地図

Tel:03-3499-4678

予算:680円〜
味 :★★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


お店に入った瞬間から、いや、入る前から「あ、ここのカレーはおいしいぞ」とわかるカレー屋さんは確かにある。ここチリチリが正にそうだ。扉を開くや否や、香辛料の香りが身体を包み込んでくれる。カウンター席ばかりだからといって決して侮ってはいけない。

チリチリのカレーを大きく分けると、中辛とマサラ感を強調した辛口の2種類。さらに具によるバリエーションがあって、メニューは計12種類となる。ライスの量がS(180g)・M(230g)・L(覚えていませんごめんなさい)の3種類から選べる。野菜を摂りたい気分だった僕は、中辛タイプの「野菜ゴロゴロカレー」をMサイズ(880円)で注文した。

土曜日の16時台という中途半端な時間に訪れたせいか、店内は僕一人の貸し切り状態。おかげで、ほとんど待たずにやってきた。おいしいことはわかっているけれど、さてどんな味がするものやら。続きを読む
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2005年01月25日

おすすめその122 いんでいら(渋谷)

野菜カシミールカレーいんでいら渋谷本店

渋谷区渋谷1-24-7携帯地図

Tel:03-3407-2414

予算:780円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★★
量 :★★★


渋谷区強化月間第9弾はカレー専門店のいんでいら。ことし創業50年になる老舗である。ただし、店内はなぜか1980年代テイストに溢れている。照明やらテーブルやら全体のレイアウトやらが微妙に古い。でもレトロレトロしきっていない。で、BGMは

「夢はFREEDOM FREEDOM シャボンのように FREEDOM FREEDOM 風の色〜♪」
(光GENJI「STAR LIGHT」、作曲:飛鳥涼、作詞チャゲ&飛鳥)

ときたもんだ。

出てくるカレーもそう。レトロレトロしきっていない微妙な懐かしさがある。例えば、僕が注文したインド風の野菜カシミールカレー(950円)あたりがわかりやすい。続きを読む
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2005年01月07日

おすすめその111 Deux et neuf cafe(渋谷)

残念ながら閉店してしまいました。

鶏と豆のスパイスカレーDeux et neuf cafe(ドゥー・エ・ヌフ・カフェ)

渋谷区桜丘町15-4 ルート桜丘204

Tel:03-5459-4959

予算:950円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★


昨日とほぼ同じ時間に、同じカフェにやってきた。店員さんも変な客を覚えてくれていて、お店に入るなり「今日はカレー大丈夫ですよ」と声をかけてきた。

Deux et neuf cafeは、少し年季が入ったマンションの2階の一室で営業している。店内はしっとりした選曲のBGMが流れ、さらに夜は照明を落としてキャンドル・ライトを灯してある。マンションにいることを忘れてしまう、かなぁりオシャレな空間だ。Deuxはフランス語の2。2階に入っているからなのか、恵比寿の「neuf cafe」の2号店という位置づけなのか、その両方なのか。聞こうと思っていたのに聞き忘れた。

さて、肝心のカレーは3種類あった。僕はインド風らしき「鶏と豆のスパイスカレー」(950円)を注文する。下準備はしているだろうけど、基本的に注文を受けてからしっかりと調理するらしい。ちょいと手持ちぶさたの時間が流れる。照明が落としてあるので本を読んで待つというのもあまり向かない。話せる友達と来た方がよさそうだ。

ようやくやってきたカレーは、一見するとごく普通の家庭風。でも、周囲にふわっと漂わせる香りがそうじゃないと主張している。じゃあ、食べてみようか。続きを読む
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2005年01月05日

おすすめその110 カンティプール(渋谷)

本日のカレー(バターチキン)カンティプール

渋谷区桜丘町16-6 サンライズ桜丘B1
携帯地図

Tel:03-3770-5358

予算900円〜(昼)1000円〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★☆


渋谷をぐるぐる回ってみたものの、正月明けなので開いているカレー屋さんが少ない。限られた選択肢の中から、僕がちょくちょく利用しているネパール料理店に決めた。気に入っているのは、立地と味と値段のバランスがよいから。カンティプールという名前は、ネパールの首都カトマンズの旧名から来ている。

昼は900円でネパールのカレー1種にナンやチャイが付く。もっとも、ここの本領を知りたければやっぱり夜。ポピュラーなネパール料理が一通りそろっているので、大人数で訪れた時はいろいろ頼んでみたくなる。あなたがカップルなど少人数で訪れるなら、トゥクパ(うどん)やモモ(シューマイ)やカレーを組み合わせたセット・メニューがオススメだ。

中でも、一番割安なボウダセット(1890円)が意外といける。これはトマトのスープにオードブル盛り合わせ、カレー1種、ナンまたはライス、ラッシーまたはチャイを組み合わせたもの。盛り合わせには、大根のアチャール、ジャガイモのアチャール、小振りのサモサ(ジャガイモの包み揚げ)、野菜のパコラ(天ぷら)、カッテージ・チーズのサラダがそれぞれ少しずつ付く。様々なネパールの味を体験できるわけだ。続きを読む
posted by たあぼう at 00:02 | Comment(14) | TrackBack(7) | 渋谷区(渋谷周辺)

2004年09月05日

おすすめその13 ラージパレス(渋谷)

※残念ながら閉店しました。近隣のラージマハール渋谷店は健在です。

ラージパレス

渋谷区宇田川町26-11携帯地図

Tel:03-3780-6531

予算:1100円(昼)、3000円〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★★


いつまで経っても渋谷のセンター街にはなじめない。遠い昔の学生時代にはコンパなどで訪れたのだけど。それでもたま〜に訪れるのは、だいたいがラージパレスのカレーを食べたくなったときだ。

ここはとにかく内装がゴージャス。特にディナーの時間帯は照明が妖しく、野郎一人で入るのは気後れしてしまうぐらい。ムガル宮廷料理を出すお店なので、内装もそれに合わせているわけだ。

ランチはバイキング形式。4種類のカレーやタンドール料理、サラダ、デザートなどが楽しめて1100円。内税になってから50円値上げされてしまったが、それでもかなりお得感がある。ディナーではカレーのほかにティッカがおすすめ。

カレーを含め料理はみなクリーミィで濃厚。くどいのが苦手な方はサラダ類やレモンをかけて食べると美味しいフィッシュ・ティッカも一緒に注文するとちょうど良いはず。

姉妹店にはラージマハール渋谷店や、丸ビルのラージ銀座本店六本木店などがある。続きを読む
posted by たあぼう at 20:15 | Comment(8) | TrackBack(0) | 渋谷区(渋谷周辺)

2004年09月04日

おすすめその12 アユンテラス(渋谷)

マトンカレーアユンテラス

渋谷区桜丘町20-12携帯地図

Tel:03-5458-9099

予算:1000円(昼)、2500円〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★
量 :★★★


渋谷の喧噪から少し外れる桜丘町は、多彩な各国料理が楽しめる界隈。その一つがここ、バリ料理店のアユンテラスである。

現地の調度品を飾った店内はとても雰囲気がよい。正にバリ・リゾートの雰囲気か(って僕はバリに行ったことないじゃないか…)。一方、東南アジアの喧噪や微妙な臭さといったものは省かれている。そうした努力のおかげか、女性客が圧倒的に多い。

カレーはココナッツ・ミルクを効かせてあるらしく、ちょっと甘みが感じられる。リゾート地に漂う(と僕が思いこんでいる)ちょっと気だるい雰囲気を、上手く味で表現している。美味しい。ただし、かなり上品なので現地の味を忠実に求める本格志向の方は物足りなさを感じそうではある。

カレー以外の料理も全般に美味しい。特にさりげなく出てくるお漬け物が格別。爽やかな味付けがいいのはもちろんのこと、一つ一つの切り口をそろえてあって、シェフの心遣いが伝わってくる。

アユンテラス外観続きを読む
posted by たあぼう at 19:59 | Comment(6) | TrackBack(1) | 渋谷区(渋谷周辺)

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