2010年08月13日

おすすめその725 カレーのアキンボ(錦糸町・押上)

ラムのキーマランチカレーのアキンボ

墨田区横川3-1-5広域

Tel:03-6456-1664

予算:750円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★(性別、要望により可変)


6月、錦糸町駅から東京スカイツリー方面へ歩いて10分ほどのところに、不思議な雰囲気のカレー屋さんがひょっこり誕生した。お店の名前は「カレーのアキンボ」。手を腰に当てる挑発的なポーズをアキンボというそうで、そのポーズを取るお姉さんのイラストがお店のアイコンになっている。

20歳代半ばのオーナーシェフさんは、学生時代は芸術を志していたらしい。卒業後は絵を描きつつ、夜な夜なカレー作りを探求してきたそう。イベントなどで当日限定でカレー販売を手がけていたが、幸いなことに手頃な費用でここを借りられることになり、開店を決断したそうだ。

さて、どんなカレーがあるのかな? メニューを確認すると、常設メニューが2〜3種類に、週替わり(かな?)のカレーが1種類あることが分かった。

2〜3種類とあいまいにしたのは、ライスとセットで食べることが前提になっているものが2種類と、つまみとして食べても、ライスと組み合わせてもよいという「鶏レバーのカレー」(単品600円、ライス込みにすると850円)があったため。

今回はライス付きの2種類から選んでみようかな。1つは「チキンカレー」(750円)、もう1つは「ラムのキーマカレー」(850円)のうち、僕は後者を注文した。アキンボのオーナーさんは西所沢のネゴンボ33に通ったことがあると聞いたので、それなら両者のキーマカレーを食べ比べたいと思ったからだ。

もっとも、オーナーさん自身はもう一つのチキンカレーのほうがより思い入れが強いかもしれない。最も影響を受けたのは荻窪・すぱいすの「チキンカリー」だそうだから。

注文を終えると、カウンター越しに手際よく作ってくれる姿を見ながら、カレーが到着するのを待つことになる。もしこの時間が手持ちぶさたに感じたら、入口脇に置かれた不思議な形の楽器を吹かせてもらうのも一興だ。おっと、カレーも個性的な見た目だね。続きを読む
posted by たあぼう at 18:28 | Comment(0) | TrackBack(1) | 墨田区

2009年10月24日

5年を経ても群を抜く完成度――SPICE cafe(押上)

カレーコース(ラム、野菜)ブログを始めてから5年以上が経過し、当初のお店の情報は古くなった感が否めません。そこで一部のカレー屋さんについては、最近の写真とともにあらためて紹介したいと思います。

第1弾は押上のスパイスカフェです。最初に取り上げた2004年9月当時は、下町の路地裏にたたずむカフェという印象がまだ強かったように思います。それがすっかり予約が必要なカレー・レストランへと変貌しました。毎年、訪問しようと思い立つたびに、「予約できるかな」と不安を感じつつ電話します。

もっとも「それも仕方ないかな」と思えるものが5年前からあり、今も存在し続けています。まず、お店までのアプローチ。細い道を進み入口にたどり着くまでに「念願のスパイスカフェに来られた」と気持ちが高まること請け合いです。古いアパートを改装した店内も、温かい雰囲気のまま。お客さんでいっぱいになっていることは少し変わりましたが。

ディナーのコースは以前より少し値上がりして2500円〜3500円に。それでも、前菜を含む料理の質・ボリューム感を考慮すれば十分に満足感が得られます。どのコースを選んでも質の高いデザートを2種類以上楽しめるところなど、女性のお客さんの評価も高いことでしょう。続きを読む
posted by たあぼう at 19:45 | Comment(5) | TrackBack(0) | 墨田区

2008年06月11日

おすすめその606 サリー(錦糸町)

現在は「スパイスガーデン」というお店に変わったようです(所在地、電話番号は同じ)。下記の情報とは違う内容となっている可能性が濃厚です。あらかじめご了承ください。

チキンドピアザインド料理サリー

墨田区錦糸3-7-3携帯地図

Tel:03-3829-3005

予算:750円〜(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆(チキンドピアザの場合)
量 :★★★


錦糸町駅の周辺は、近年になってとみにインド料理店が充実してきた。多くはこの数年の間にオープンしたお店だけど、サリーだけはかなり以前から営業している。その昔、「アド街ック天国」で放映されたことがあるそうな。

近所で働く方たちにも安定した人気があるのだろう。ランチタイムはなかなかの賑わいぶりだった。12時少し回った時点ではまだ席があったものの、僕がサラダをぱくついている間には、ほぼすべての席が埋まった。

実際、人気があるのも納得できる。カレーにナンまたはライス、サラダ、ドリンクが付いて750円からと、お手頃な値段でお腹を満たせるからだ。僕は少しだけ奮発して、「本日のカレーのセット」(950円)を注文した。本日のカレーは「チキンドピアザ」だそう。ランチではあまりお目にかかれない。

ほどなくして、お皿からはみ出たナンと一緒にカレーがやってきた。写真では見えにくいけれど、チキンドピアザらしく、確かにタマネギがいっぱい入っていた。ではでは、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 21:55 | Comment(4) | TrackBack(0) | 墨田区

2008年04月15日

おすすめその600! レストラン吾妻(本所吾妻橋)

比内地鶏のチキンカレーライスレストラン吾妻

墨田区吾妻橋2-7-8携帯地図

Tel:03-3622-7857

予算:5000円くらい〜
味 :★★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★☆


600軒目に選んだのは、1913年(大正2年)に創業した吾妻橋の洋食屋さん。選び抜いた良質の素材で作ったオムライスやカキフライで名高い。もちろん、我らがカレーも逸品だ。中でも「比内地鶏のチキンカレーライス」(5250円)は、注文を受けてから作り始める極上の一皿なんである。

レストラン吾妻には、できれば夕方早めの時間帯に1人か2人くらいの少人数で訪れたい。1Fのキッチン・カウンターに座れば、3代目の竹山正昭シェフが、料理を作る合間に軽妙かつ品のある会話で僕たちを楽しませてくれる。一段と楽しいひとときを過ごせるわけだ。

オードブルそれでは、注文に移りますか。まずは、かのモナコ公妃グレースが愛飲したという「グラスワイン」(525円)を飲んで気分を盛り上げよう。飲み口の良いカリフォルニアワインだ。これと一緒にオードブルをいただく。最適な塩加減の生ハムや、自然な甘みがたっぷりと詰まったプチトマトを口にするうちに、自然に頬が緩んでくる。

オードブルを食べ終わった頃をしっかりと見計らって、10時間かけて作っているという「コーンポタージュ」(1575円)を出してくれる。スプーンですくって飲むたびに、軽い酸味と深みのある旨みとが舌を刺激する。勢いよく飲み干してしまった。

この後は、しばし待ちの時間になる。なにせ注文を受けてから作り始めるカレーだから。ワインやコーンポタージュと一緒に注文したため、ある程度は調理をしてくれてはいるものの、それでもすぐ完成というわけにはいかない。ホールの店員さんは心得たもので、このタイミングで水を注いでくれたり、雑誌を手渡してくれたりした。

まあじっくり待つとしましょう。おいしいカレーにありつくためだもの。のんびり本を読んでいると、竹山シェフがにっこりと笑ってライスを盛ったお皿を目の前に置いてくれた。続いて食べ放題というピクルスがやってきて、そして最後にお待ちかねのカレーがやってきた。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 23:00 | Comment(26) | TrackBack(0) | 墨田区

2007年10月19日

おすすめその539 cafe de 映水庵(両国・森下)

カレーライスcafe de 映水庵

墨田区千歳1-3-3携帯地図

Tel:03-3634-9525

予算:900円
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★


多忙で更新できずにいる間に、「ワールドワイドカフェ」のOchiさんが、ブログでカレーネタを4日連続で書いていらした。カレーブログ顔負けのペースですね…。するとこちらはカフェネタを4連投くらいしないといけませんかね(あまりに多忙のため、4日連続は最初から絶望的ですすみません)。

と、勝手に思いこんで1軒目に選んだのは、隅田川に注ぎ込む運河の一つ、竪川を臨むカフェ。その名もカフェ・ド・映水庵である。

下町のカフェながら、コンクリート打ちっ放しのモダンな造りをしている。それでいてほっとできる雰囲気を兼ね備える。テーブルに木を活用することで、「和」のテイストを取り込んでいるからだろうか。

そんな映水庵の名物の一つは、お店を切り盛りするおばさまの手作りの料理。日替わりでいろいろな料理を楽しめるのだけど、毎日用意している料理もある。そう、我らが「カレーライス」(900円)だ。

注文の後は、本でも読みながらのんびり待とう。お店の奥のカウンター席に座ったなら、大きな窓越しに広がる竪川の水面(みなも)を眺めてもいいかもしれない。しばらくすると、おいしそうなポテトサラダとともに、いかにも手作りらしいカレーライスが目の前に置かれる。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 01:50 | Comment(4) | TrackBack(0) | 墨田区

2005年10月07日

おすすめその278 バスモティ(錦糸町)

カルカッタセットBasmati(バスモティ)

墨田区錦糸3-13-1携帯地図

Tel:03-3621-0270

予算:690円〜990円(昼)、1300円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


錦糸町駅の北口、タイ式マッサージ店などが並ぶ一角で営業するバングラデシュ/インド料理店。お店の名前を変えるのが好きなようで、当初のターリックから2001年にザムザム、そして今年10月にバスモティへと変えた。一方、日本語が怪しいのはあまり変わっていない…(^_^;)

店名が変わっても以前と変わらずカレーのコスト・パフォーマンスが高い。昼は690円から、夜はカレー単品が800円程度から、セットなら1300円から用意している。ということで、夜に訪れた僕は「カルカッタセット」(1300円)を注文した。

このセットは、カレー2種類とナン、ライス、サラダ、それにドリンク(チャイまたはラッシー)が付くもの。2種類のカレーはマトン、野菜を選択。ほかにチキンとキーマが選べる。しばらく待つと、ターリー(インドの定食)形式でひとそろいやってきた。こんがりと焼けていてるナンがお盆からはみ出しそうになっている。続きを読む
posted by たあぼう at 20:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | 墨田区

2004年09月10日

おすすめその18 SPICE cafe(押上)

2009年10月にアップデート情報の記事をあらためて作成しました。

ラッサムSPICE cafe(スパイスカフェ)

墨田区文花1-6-10携帯地図

Tel:03-3613-4020

予算:850円(昼)、2000〜4000円(夜)
味 :★★★★★
辛さ:★★★★
量 :★★★


dedeさんMURAさんのブログの紹介を読んで気になっていたお店。遠いのがネックだったけれどついに足を伸ばして訪れてみた。

まず一言。やられました。ここ数年で一番やられたと思ったほど。建物や料理のしかけに僕は思いっきりはめられてしまった。味の評価★5個は甘いかもしれないけど、いいだろう。ここを訪れるために押上に通うかもしれないと思ったくらいだから。

まずは建物のしかけから。いきなり入口で戸惑わされる。あえて詳しく書かないので、ぜひ夜暗くなってから行ってみてほしい。

前菜続いてメニューに驚かされる。2000円のカレーコースを頼むと、イタリアンな前菜が出てくるのだった。具体的には、ナスのマリネ、キッシュ、鶏肉とキュウリのサラダ、にんじんのサラダ、ゴルゴンゾーラのナッツ・蜂蜜がけの5品。

この中で、にんじんのサラダだけはインドな味わいを感じさせる。というのもクミンシードの香りを使って、にんじんの甘さを巧みに引き出しているから。でもほかもみんな美味しかった。シェフがインド料理店とイタリア料理店で修行した経験があるからこそなせる業なのだろう。続きを読む
posted by たあぼう at 12:00 | Comment(47) | TrackBack(13) | 墨田区

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